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「Later」と「Letter」の発音の違い。「イ」が微妙に入っているかどうか?

英語にはさまざまな発音のルールが存在します。
ちょっとしたコツが必要なものや、発音記号には示されない変化をもつものなど、知っているかどうかで、日常会話のスムーズさが違ってきます。

そこで今回は、最もポピュラーな発音ルールとも言える「二重母音」や「母音にはさまれたtの音」を押さえながら、LaterとLetterの発音の違いについて解説します。

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発音記号からみたLaterとLetter

laterletter発音のコツや違いについて解説する前に、まずはそれぞれの

①発音記号
②発音記号を基にした発音方法

を確認しておきましょう。

Later


①発音記号:léitər

②発音方法:
lは、上前歯の付け根に舌先をつけた状態で、舌の両側からと音を出します。
はっきりしたというよりは、に近い音になると思います。

そしてeiは、二重母音です。eは日本語のエとほぼ同じなので、エと強めにはっきり言ったら、iを軽く添える感じで続けます。eiエィと1つの音のように表現しましょう。

tは舌先を上前歯の付け根につけて、息を破裂させるようにトゥと発音し、əは口をあまり開けないで曖昧にと言います。結果、この2つの音をつないだタァと発音することになります。

よって、laterの発音の目安をカタカナで表現すると、レィタァとなります。

Letter


①発音記号:létər

②発音方法:
llaterのときと同様に、上前歯の付け根に舌先をつけた状態で、舌の両側からと音を出します。
eは唇を左右に少し広げる感じでエと言います。
の部分もlaterのときと同じように、息を破裂させるようなトゥの音と曖昧なァをあわせて、タァと発音します。

すべての音をつないで発音の目安をカタカナにすると、レタァとなります。

以上が、発音記号に忠実に発音した場合の音です。

しかし英会話には、発音記号だけでは知り得ないルールでの音の変化が、少なからず存在します。

英単語や文法の学習だけではカバーしきれない、生きた英語の部分とも言えます。
そのため、上手く聞き取れなかったり、正確に伝えられずに四苦八苦することがあるかも知れません。

次からは、こうした実践の場で困らないために押さえておきたい発音ルール、2つについて解説します。

発音の練習にはこちらの記事も参考になります。

ルールその1:二重母音

アイウエオの母音なら大丈夫!と思うかもしれません。

でも英語には、日本語には存在しない母音がたくさんあり、これから解説する二重母音にも、ちょっとした発音のコツが必要になってきます。

二重母音は英語でdiphthongsと言い、2つの文字(母音字+母音字または母音字+子音字)でできている母音を指します。
2つの母音が1つの音として発音されることが特徴です。

では、二重母音の1種であるaiを例にみてみましょう。aiという発音でよく似た言葉に、日本語のと英語のiがあります。
この2つ、どちらもアイと読んでしまって良いのでしょうか?

まず日本語の愛は、2つの母音を同じ強さで読んでア・イの2音節になります。
ちなみに日本語では、これを連母音と呼びます。

一方、英語のiアィと1音節で発音します。
これが英語の二重母音。そして発音のコツは次のようになります。

  1. 最初の母音を長めに大きく発音する
  2. 2番目の母音を短めに小さく、前の母音に添えるように発音する

日本人にとって、二重母音は比較的発音しやすい音だと言われています。
しかし英語の二重母音は「日本語の音には基本的に存在しない」ということを良く覚えておいてください。

日本語の感覚で2音節に聞こえるような発音をしたり、オゥオーのように最初の母音を伸ばすだけ(長母音)にしてしまうと、似た発音の全く意味の違う単語になってしまうので注意が必要です。

ルールその2:母音にはさまれたt(tt)

英語、とりわけアメリカ英語には、イギリス英語にはないフラップT(flap T)という独特の発音ルールがあります。
このフラップT は、母音の間にt(tt)がある、かつ、tを含む音節にアクセントが置かれていない場合に起こるものです。

フラップTでは、tの音がl(r)dに近い音に置き換わるように変化するのですが、この変化は発音記号では示されません。音の変化をカタカナで表現すると、フラップTではタ行がラ行やダ行の音に近くなる、ということになります。

発音記号に忠実に発音しようと思えば、laterはレィタァ、letterはレタァになりますが、どちらの単語にもフラップTが起こります。ネイティブの発音でlater=レィラァ、letter=レラァと聞こえるのは、このためです。

ネイティブのフラップTは、2通り?

フラップTの音が、lとdの中間音であるため、アメリカ人やアメリカ英語のネイティブには、ラ行寄りに発音する人とダ行寄りに発音する人がいます。ですので、letterレラァとレダァのどちらで発音しても、日常会話ではあまり問題になりません。

また、このフラップTは単語と単語のつなぎ部分でも起こります。例えば、ビートルズで一番有名な曲と言って良い『Let it be』
Letの最後のteiにはさまれる形になっているため、この場所でフラップTが起こります。
よって、レット・イット・ビィーではなくレリビィーレディビィーと言い表す人が両方いるのです。

どちらが正解という訳ではないので、人によってlの方が強いな、dの方が強いな、程度の受け止め方で大丈夫です。
リスニングや発音トレーニングでは、気負わずに変化のパターンに挑戦して慣れるようにしましょう。

発音の違いについては、こちらの記事も参考になります

LaterとLetterの発音の違い

二重母音とフラップTが分かったら、いよいよ本番。
この2つのルールを意識しながら、laterletterを発音してみてください。

レィラァ、レラァと言えればもうお分かりだと思いますが、laterとletterの発音の違いは、小さいィがあるかどうかです。

フラップTはもちろんですが、この二重母音のィを上手く聞き取れる(発音できる)かで、自分の英会話力の伸びを確かめることができますよ。ぜひ習得してくださいね。

まとめ

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laterletterの発音の違いは本当に微妙なものです。
ネイティブの会話の速さだと、慣れないうちは聞き分けるのが難しいかも知れません。

でも、今回解説した発音のルールを意識しながら何度も練習をすれば、必ず習得できます。
お気に入りの映画やドラマの音声などをお手本にして、楽しみながら進めましょう!

動画でおさらい

「Later」と「Letter」の発音の違い。「イ」が微妙に入っているかどうか?を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。