My badの意味は「わりぃ!」謝罪のスラングの使い方を発音付で例文解説
My bad!
Sorry. It’s my bad.
ネイティブはMy badというフレーズを日常的によく使います。海外ドラマや映画などでもよく使われているので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、ネイティブがよく使うからといっていつでもどこでも使っていいフレーズではありません。特にビジネスシーンなどフォーマルな場面で使うと相手を不快にさせてしまう可能性があるため、注意が必要です。
そこでこの記事では、My badの意味と正しい使い方を解説します。My badを使うにあたって注意すべき点や、使っていいシーンなど例文とともにしっかりと確認しましょう。
My badは、とても便利なフレーズです。是非これを機に、正しい使い方をマスターしましょう!
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My badの意味
My badは、It’s my badまたはThat’s my badを口語的に略した言い方で、直訳すると「それは私の悪です」という意味。この「私=悪」といった意味から、謝罪をする際のフレーズとして使われています。
主に若者を中心に使われるスラングで、とてもカジュアルで軽い響きがあります。ビジネスシーンなどフォーマルな場面で使われることはありません。
和訳としては、以下のようなものが当てはまります。
ごめんね
すまん
悪かった
わりぃ
友人にちょっとぶつかってしまった時や、頼まれたお使いを忘れてしまった時など、ちょっとしたミスについて謝りたい時に使う便利なフレーズです。
人の大事なものを壊してしまったり、大事な約束を忘れてしまったりといった取り返しのつかないような失敗や深刻な過ちに対する謝罪には使いません。My badは、ちょっとしたミスを謝罪するときに使うのがポイントです!
My badの使い方
My badが使われるシーンを想像しながら、例文で使い方を確認しましょう。
・友達にちょっとぶつかって…
ごめん、私が悪かった。
Sorry, it’s my bad.
・妻に頼まれたお使いを忘れて…
すまん、完全に忘れた!
My bad. I totally forgot!
・子どものおやつを食べちゃって…
あら、ごめんね!明日同じものを買ってくるから。
Oh my bad! I will get the same one tomorrow.
・友達との約束に遅刻して…
わりぃ。3時の約束だと思ってた。
Okay, my bad. I thought it was three.
My badに対する返し方
My bad(わりぃ)と相手に言われた時によく使われる、返しのフレーズを紹介します。
謝罪されたことに対して特に気にしていない、または大したことではないといったニュアンスが含まれているフレーズには、以下のようなものがあります。
大丈夫よ/気にしないで
That’s okay.
Don’t worry about it.
No problem.
No worries.
All good.
It’s all right.
It’s OK.
また、謝るまでもない、謝る必要はないという意味を込めて返したい時には、こんなフレーズが使えます。
謝らなくていいよ。
Don’t be sorry./Don’t be.
It’s not your fault.
No need to apologise.(イギリス英語)
No need to apologize.(アメリカ英語)
badの意味
ここで、知っているようでいて実は奥の深いbadの意味について見直してみましょう。
badは、bad news(悪い知らせ)やbad habit(悪い癖)のように、悪いという意味の形容詞として使われることが多い単語です。
しかし、今回取り上げたMy badのbadは、名詞。悪いことや正しくない行為という意味の名詞としての使われ方なのです。
また、badはスラングでは、イケてる、すごくいいという本来の意味とは正反対の意味でも使われます。マイケル・ジャクソンの名曲「BAD」は実はこのスラングでの意味。イケてる!曲なのです。
他にもbadの面白い使い方があるのでいくつか紹介します。
bad hair
bad(悪い)とhair(髪の毛)が組み合わさると…、寝癖という意味に。
I need to fix my bad hair before going to work.(出勤前に寝癖を直さなきゃ。)のように使われます。
さらに、bad(悪い)とhair(髪の毛)とday(日)が組み合わさると…、寝癖の日。そこから転じて、寝癖のせいで全てがうまくいかないように思える日といった意味も出てきます。
I’m having a bad hair day!(今日はついてない!)は、若者世代を中心によく使われている定番フレーズです。
ちなみに、「マイヘア」で知られる3人組バンド「My hair is bad」は、寝癖とは関係はないようです。メンバーの一人が格闘マンガ「グラップラー刃牙」の主人公である範間刃牙のような髪型をしていることから「My hair is bad」と発言したことに由来します。
bad mind
続いてはbad mindという言葉です。bad mindは、ジャマイカ英語とも呼ばれるパトワ(Patois)が語源ですが、今では一部の英語辞書にも掲載されています。
これはレゲエのシーンで普及した言葉で、他人の幸運や成功をねたみ、人の失敗を願ったり人を批判したりすること、またはそういった陰険な人自体を指します。レゲエファンはもちろんのこと、語源を知らずにカッコイイスラング英語として若者を中心に使われています。
あんた、陰険なヤツだね。彼が仕事を失うことを望むなんて。
You are such a bad mind! You are hoping he will lose his job.
※bad mindはbadmindまたはbad-mindとスペルすることもあります。
まとめ
ネイティブが日常的によく使うMy badの意味と使い方を紹介しました。
My badは、わりぃ、すまんと言った感じで、ちょっとしたミスについて謝りたい時に使う便利なフレーズです。ただし、とても軽い響きがあるので、ビジネスシーンなどで使うと謝罪の真摯さにかけるため、注意が必要。友人や家族など気心の知れた関係で使うようにしましょう。