「不気味」を表す英語一覧|読み方やシチュエーション別の使い分けも
日常生活の中で、不気味、気味が悪いと感じることはありませんか?
たとえば、にやにや笑いながらこちらをじっと見ている人がいたら、気味が悪いと感じますよね。
他にも、背筋がぞっとするできごとに遭遇したり、怖い話を聞いたりすることも少なくないはず。そんな恐怖や不安を伝えたいとき、英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。
日本語の場合は、どのようなシチュエーションでも「不気味」といえばそのニュアンスを伝えることができます。ですが英語では、シチュエーションによって単語を使い分けないと上手くニュアンスの違いが伝わらないことも。一口に不気味といっても、さまざまな表現の仕方があります。
今回は「不気味」を表すいろいろな英単語と類義語を紹介。ちなみに不気味といえば、日本でも盛り上がるイベント、ハロウィン!ハロウィンでも使える単語がありますよ。
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不気味の英語表現
不気味と一言でいっても、実際にはいろいろなシチュエーションがあります。
例えば、人の行動が変で不気味に感じる、近くにある屋敷に幽霊が出そうで不気味、ホテルの部屋でなんとなく違和感を感じるなど、状況はさまざま。
まずはいろいろな「不気味」を表す英単語をみていきましょう。
weird
意味: 変な、奇妙な、怪しい、異様な
weird
説明しがたい、得体の知れない不気味さを表す単語で、カジュアルな会話でよく使われます。
ネガティブなニュアンスが含まれるので、職場などのフォーマルな場では使わないように注意しましょう。
また、変人や奇妙な人など、人に対してはweirdoという名詞を使う場合もあります。
昨夜、不気味な音がしなかった?
Did you hear a weird sound last night?
それは変だね。
That’s weird.
※シンプルですが、日常会話で気軽に使われる表現です。
spooky
意味:幽霊が出そうな不気味さ、恐ろしい
spooky
幽霊やお化けが出てきそうな不気味さや怖さを意味し、場所やもの、話に対して使います。
おなじみハロウィンでもよく使われる単語です。
不気味な夜を楽しんで!
Have a spooky night!
※一般的に使うHave a good night!のハロウィンバージョンです。
ちょっとセンスのあるフレーズですね。ぜひ、ハロウィンのときに使ってみてください!
creepy
意味:背筋がぞっとする、身の毛がよだつ怖さ
creepy
場所やもの、人などの雰囲気が怖いときに使う単語です。
spookyと同じような意味ですが、creepyは不快な気分にさせられる怖さや不気味さを表します。また、creepyもハロウィンのときに使うことができます。
このホテルの部屋は、なんとなく気味が悪い。
This hotel room is kind of creepy.
ぞっとする夜を楽しんでね。
Have yourself a creepy little evening.
※ハロウィンならではの言い回し。
あなた不気味だよ。
You are so creepy!
※ハロウィンのときばかりは褒め言葉!
eerie
意味:ぞっとするような不気味さ
eerie
雰囲気・音・声・静寂などが、ゾッとする気味の悪さを表す単語です。
静かで不気味な雰囲気を表現するときに使います。
彼は不気味な笑みを浮かべていた。
He had an eerie smile on his face.
その森には不気味な静けさが漂っている。
There is an eerie silence in the forest.
sketchy
意味:あやしげな、ちょっと危ない
sketchy
一般的に、おおざっぱな、計画などが煮詰まっていない、などの意味があります。
ここで紹介するのは、スラングで使われるsketchyです。
危険な雰囲気を感じる場所や人に対して、不気味という意味を表します。治安が悪そうな場所に使われることが多いです。
この路地は、暗くて怖い。
This alley is dark and sketchy.
そこはかなり危険なエリアだよ。
It’s a pretty sketchy area.
uncanny
意味:不気味な、異様な、薄気味悪い
uncanny
不安になるような不気味なもの、言いようのないほど異様なものなどを指すときに使います。
不気味な物音が聞こえた。
I heard an uncanny noise.
不気味の谷
uncanny valley
※たとえば、ロボットが人間の姿形に近づくと、ある一定の段階で不気味さや嫌悪感を抱くという心理現象のこと。
ghastly
意味:恐ろしい、おぞましい ※horribleに近い単語です。
ghastly
不気味なレストランがあります。
There is a ghastly restaurant.
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不気味と似ている表現
不気味に近い意味合いで、「変な」「奇妙な」といった表現もありますよね。
ここでは、そのような不気味の類義語を5つ紹介します。これまで紹介してきた単語と置き換え可能なものもあるのでみていきましょう。
strange
意味:変な、奇妙な、不思議な
strange
weirdと似た意味をもつ単語ですが、微妙な違いがあります。
weirdはカジュアルな会話で使うことができ、ネガティブなニュアンスが強いですが、strangeはカジュアルな場だけでなく、フォーマルな場でも使うことができます。
また、単に変だな、奇妙だなというだけで、ネガティブなニュアンスはそれほど強くありません。
昨日、奇妙な魚が釣れたよ。
I caught a strange fish yesterday.
curious
意味:不思議な、変な、奇異な
curious
curiousには「好奇心旺盛な」という意味もあるので、どちらの意味で使われているのかは、文脈から判断する必要があります。
人に対して使われる場合は、好奇心旺盛なという意味の場合が多いです。
そのネコには奇妙な模様がある。
The cat has a curious pattern on her back.
ominous
意味:不吉な、不気味な
ominous
何か悪いことが起こるだろうと感じさせる不気味さや前兆があるときに使います。
暗くて、不気味な雲が出てきたから早く帰ろう。
Let’s go home early because there are dark ominous clouds.
冷蔵庫が不気味な音をたてている。
The refrigerator is making an ominous sound.
※もうすぐ壊れそうなとき、変な音がすることありますよね。
queer
意味:奇妙な、不思議な、風変わりな
queer
現代とは違う奇妙さ、または説明しがたいことを表します。
彼は奇妙に感じ始めた。
He was beginning to feel queer.
peculiar
意味:変な、特異な、妙な、独特の
peculiar
strangeと同じような意味をもち、独特なという意味合い。
その他とは違うという点から、特異なことや奇妙なことを表します。不快な感じがするときや、人の行動が奇妙でおかしな振る舞いをしているときにも使うことができます。
彼は最近変だ。
He has been peculiar recently.
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まとめ
英語では、一口に不気味といってもいろいろな単語があります。
言い換えができるものもありますし、同じ文章でも意味合いが微妙に変わってくるものもあります。
また、シチュエーションや不気味に感じる種類によっても、使う単語が変わってきます。
ニュアンスも考えながら使い分けてみると、より一層言いたいことが伝わりやすくなるので覚えておくと良いですね