英語にない表現「一悶着」を英語で言うと?
恋人と意見が食い違って言い争ったり、職場や家で何かトラブルに巻き込まれてしまったり、いざこざがあったとき、日本語では「一悶着があった」と表現しますよね。
この「一悶着があった」という表現、英語どのように表現するか知っていますか?
今回は日常生活で何気なく使っている「一悶着」の英語表現を紹介します。
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一悶着を一言で言い表す英単語は存在しない
日本語の「一悶着」は、ちょっとした争いごと・騒ぎが起こること・揉め事という意味が辞書にも載っています。
「一悶着あったらしい」や「一悶着があった」などのように使われます。
一悶着の英単語は、いくら考えてもなかなか思い浮かびませんよね。
なぜなら、一言で言い表せる英単語が存在しないためです。
それでは、どのような英単語に置き換えて表現するのかをみていきましょう。
一悶着を英語で!ドラマのようなトラブル?
一悶着を英語で表現する前に、一悶着があった時のシチュエーションを想像してみましょう。
誰かと言い争って騒ぎを起こしているような、何かトラブルが起こった様子ですよね。
そのイメージから「一悶着あった」を英語で表現すると、
There was a big drama.
と言います。
直訳すると、大きいドラマがあったんだよ。という意味になります。
ドラマというと、いいことがあったり悪いことがあったりという、アップダウンが激しいイメージがあるので、なんとなく一悶着というニュアンスと合っていますよね。
日本人は、「ドラマみたいだね」「ドラマチックな出来事だった」というように、わりとポジティブな意味で使う場合もありますが、英語のdramaは少しマイナスな意味でも使われます。
英語のdramaは、揉め事や騒ぎを表す時に使われることがあり、drama queenという、小さなことも大きく騒ぎ立てる人という意味のスラング表現もあるほどです。
彼女は何かと物事を大げさに騒ぎ立てる人だわ!
She is such a drama queen!
という例文を見てみると、英語のdramaという単語のニュアンスを理解できるのではないでしょうか。
したがって、There was a big drama.というと、日本語で言う、一悶着あったというニュアンスになります。
こちらの英語表現も参考になります。
その他の「一悶着あった」の英語表現
和英辞典で一悶着と検索すると、いくつかの表現が表示されます。
There was a big drama.以外の、一悶着あったの英語表現をいくつか紹介しておきます。
(ぶつぶつ文句を言って)騒ぎを起こす、騒ぎ立てる
raise a stink
彼らはゴミの臭いのことで一悶着した。
They raised a stink about the smell of the garbage.
大騒動を起こす
raise hell
彼は雇われないと分かったとき、一悶着起こした。
He raised hell when he found out that he would not be hired.
騒ぎ立てる
make a stink
彼はいつも何かと一悶着起こす。
He always makes a stink about something.
まとめ
いざこざがあったときに使われる一悶着という表現は、一言で英訳できる単語は存在しません。
しかし、トラブルがあったという表現に置き換えて考えてみると、dramaという単語で近いニュアンスを表現することができます。
ネイティブにとって、dramaという単語は、揉め事や喧嘩など、ネガティブなイメージがあることを覚えておきましょう。
There was a big drama.という表現は、比較的英会話でよく使われる表現です。
恋人といざこざがあった時は、
There was a big drama with my boyfriend yesterday!
昨日彼氏と一悶着あったの!と友達に話してみるのもいいですね。
難しい単語で構成されていませんのでぜひ覚えておいてください。
動画でおさらい
英語にない表現「一悶着」を英語で言うと?を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。