「欲しい」を英語で?スラングから丁寧なビジネス表現まで例文解説

英会話には定番のフレーズがいくつかありますが、「私は〇〇が欲しい、したい」という言い回しは覚えておきたい言い回しの一つです。
日常会話だけでなく、海外旅行で観光ガイドさんにお願いをするときや、買い物をするときに必ず使います。
一般にはwantを使用する場合が多いですが、欲しいを表現する単語、スラングはいろいろあります。
今回は「私はそれが欲しい」など、自分の要求を相手に伝えるために使う単語やフレーズ、スラングなどを、発音付きの例文とともに紹介します!
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基本の「欲しい」
それでは、早速欲しいを伝える定番の単語やフレーズについて取り上げます。日常会話から込み入った会話まで必ず使う表現なので、しっかり覚えましょう。
want
まず最初に紹介するのはwantです。
欲しいを表現する定番の単語で、これ、それが欲しいなど、物が欲しいときや行動を要求する際に使用します。
あなただけでなく、私もお金が欲しいです。
Not only you, but I also want money.
これ欲しいですか?
Do you want this?
ちなみに、wantを使用したシンプルな表現として、I want it. とI want one.がありますが、ニュアンスは異なります。
前者は特定された一つのものに対して、後者は一つのものに特定せず、同じものに対して使用します。
(あなたが持っている)それ欲しい!
I want it!
(あなたが持っているものと同じ)それが欲しい!
I want one too!
would like
お店で商品を注文する際などに使用するのがこちらのwould likeです。
意味はwantと同じですが、wantよりも丁寧な表現になります。
コーヒーを一杯ください。
I would like a cup of coffee.
また、would likeより強い意味を表す表現にwould loveがあり、ぜひ~したいというニュアンスで使われます。
ぜひ彼と夕食が食べたい
I would love to have dinner with him.
I’m craving for
何かを切望しているとき、絶対にしたい、私も欲しいと思っているときに使うのがI’m craving forです。
彼の本が絶対に欲しい!
I’m craving for his book!
wantを使った派生表現
何かが欲しいときに使用するwantは、使い方次第で表現の幅が広がります。
ここではよく使用されるwantの表現をご紹介します。
want + to do
こちらはwantとto doを組み合わせた表現で、~がしたいという意味です。
軽く食べたいです。
I want to grab a bite.
ちなみに、北米のネイティブがよく使用する、want toを短くしたwannaという言い回しがあります。
こちらは友人同士の会話などに使われるフランクな表現で、ビジネスの場などには不向きです。
私は彼の家に行きたいです。
I wanna go to his house.
want + 人 + to do
上記のwantとto doの組み合わせに、さらに人を加えた形の表現です。
こちらは人に~をして欲しいという意味になります。
あなたに一緒に来てほしい。
I want you to come with me.
私の話を聞いてほしい。
I want you to listen to me.
欲しいに関連する単語&スラング
ここまで、wantを中心に基本的な欲しいを表現する単語やフレーズについて取り上げてきました。
続いて、欲しいに関連する単語や、少し特殊な形の言い回しやスラングについてご紹介します。
unselfish
最初に紹介するのはこちら。欲しいとは真逆の「無欲」を意味する単語です。
自己中心や利己的を意味する単語selfishの頭にunをつけることで、逆の意味にしています。
なんて彼は無欲な人間なのでしょう!
What an unselfish person he is!
I feel like
I feel likeは何かがしたい、欲しい気分を表現するのに使用します。
今日の予定を聞かれ、相手に何がしたいのか伝えるときなどに使ってみましょう。
甘いものが食べたい気分です。
I feel like eating something sweet.
it would be nice
it would be niceは欲しいものを遠回しに伝えるときに使用します。
フォーマルな場面でも、日常会話でも使える便利な言い回しです。
あなたと一緒に映画が観たいなぁ。
it would be nice to watch the movie with you.
I could do with ~
こちらもit would be niceと同じく、やや控えめに願望を伝えるときに使います。
意味は~があればありがたい、必要だ、です。
健康のためにもマッサージを受けられたらありがたい。
I could do with a massage for my health.
I’m dying to ~
I’m dying to ~は欲しいの中でも「めっちゃ欲しい!」など強い願望を表現するときに使います。toの直後には必ず動詞の原形がくるので、注意しましょう。
めっちゃビーチでのんびりしたい。
I’m dying to relax on the beach.
I could kill for ~
こちらも強い願望を表す表現です。~が欲しくてたまらないという使い方をします。
新しいパソコンが欲しくてたまらない。
I could kill for a new PC.
まとめ
欲しいを表現する単語やスラング、フレーズについて取り上げました。
願望の度合いによって、使用する単語やフレーズは変わってきます。
適切な使い分けができるように、今日取り上げた例文を参考にして実際の英会話でも使ってみましょう!