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英語not at allの3つの意味と使い方!英会話で応用できる例文

not at allについて学生時代に習ったという方は多いでしょう。全く~でない、という意味でしたよね。しかし、ネイティブとの会話ではat allだけで出てきたり、違った意味で使われたりすることもあります。

実はnot at allには3つの意味と使い方があります。
今回はnot at allの使い方をマスターしましょう!

at allは強調の副詞

最初にat allの基本の意味をおさえておきましょう。そうすることでそれぞれの意味と使い方を理解しやすくなります。
at allとは強調を表す副詞です。notがつくと否定の強調となるため、全く~でないという意味になるわけです。
まずはこのことを念頭に置きましょう。

at allのみならin any wayと同義で多少なりとも

at allin any wayと同義です。in any way多少なりともという意味です。
at allnot at allとして否定文で使われるほか、疑問文で少しでもという意味で使われます。

なぜこの熟語が同義になるかは単語の意味を考えていただければわかりやすいと思います。
allは全て、全体を意味します。any wayはどんな方法も、どのようにしても、という意味です。

全てを網羅するという意味においてどちらも同じというわけです。

at allの例文

ここでat allの具体的な使い方を例文で見てみましょう。

先週末、多少なりとも誰かと話した?
Did you talk to someone at all last weekend?

シチュエーションとしては毎週末一人で引きこもっている人に最近の状況を尋ねる感じでしょうか。

誰かと会話を交わす機会があったかと質問している疑問文で、at allが使われています。この場合はin any wayと同じで、多少なりともという意味です。

not at allの日本語の意味①否定文の強調

at allの基本をおさえたところで、not at allの3つの用法について見ていきましょう。
最初は否定文の強調としてのnot at allです。
学校で習った、全く~ないと訳すケースがこれに当たります。

少しも~ないの意味

not at allによる否定文の強調は、少しも~ないという意味なので、100%ないという完全否定のニュアンスになります。
at allもそうですが、not at allも副詞です。形容詞や動詞の前に置くことはできますが、名詞の前に置くことはできないので覚えておきましょう。

代わりにnot ~ in the leastも使える

not at allの代わりにnot ~ in the leastも使うことができます。
leastは学校で習いましたね。littleの最上級で、もっとも小さいことを表す単語です。最小を表す単語を用いた、少しも~ない、ちっとも~ないという表現です。

否定文の強調の例文

それでは否定文の強調としてのnot at allを使った例文を見てみましょう。

1.生徒は先生の長いお小言に少しも興味がなかった。
Students weren’t interested at all in their teacher’s long lecture.

be interested in~は、~に興味があるという意味です。学校で習ったという方も多いでしょう。興味がないという否定をat allをつけて強調した例文ですね。

lectureには小言、講義、講演といった意味があります。日本語でもレクチャーとしてお馴染みの言葉ですが、英語では小言の意味でも使えます。

2.この頃彼女とうまくいってる?
全然うまくいってないよ!
What’s going on with your girlfriend these days?

It isn’t go well at all!

go on with行動や関係を続けることを意味します。例文では彼女との関係について使われています。

それぞれの単語は難しいものではありませんが、3つの単語をひとつの英語フレーズとして理解しないと意味内容がわかりにくいですよね。go on withのひとまとめで覚えてしまいましょう。

go wellうまくいく、順調に運ぶという意味を持ちます。こちらはわかりやすいですね。
うまくいっていないという否定を強調するため、not at allが使われている例文です。

not at allの日本語の意味②はいどうぞ、かまいません

not at allは、はいどうぞ、かまいません、という意味でも使うことができます。

否定の強調とは意味が反対のように思えますが、これはなぜなのでしょうか?その理由について見てみましょう。

Would you mind~?Do you mind if~?の回答に使われる

Would you mind~?や、Do you mind if~?など、~してもいいですか?と尋ねられた際の回答として、not at allを使うことができます。
その理由は疑問文に使われている動詞mindにあります。

mindは、~を気にする、~を嫌だと思うという意味です。直訳すると~するのを気にしますか、~するのは嫌ですか、という意味になるため、その回答にnot at allを使うと、全く気にしません、となるのです。

つまり、気にしないという否定が強調されているわけですね。

代わりに使える熟語もある

前述したNot in the least.も、はいどうぞ、かまいません。の意味で使うことができます。もっともnot at allの方が使われる頻度は高いです。

はいどうぞ、かまいませんの例文

それでは②の用法での例文について見てみましょう。

1.ワインを1杯頂いてもよろしいですか?
はい、どうぞ。
Do you mind if I drink a glass of wine?

Not at all.

例文を直訳すると、もし私がワインを1杯飲んだらあなたは気にしますか、となります。

それに対して、全く気にしないことを強調するnot at allが用いられています。日本語では、はいどうぞ、と訳すことができ、英文が持つ否定のニュアンスは失われますが、その背景にはmindの否定があるということになります。

2.母がここに来るのを待っていてもよろしいでしょうか?
かまいませんよ。
Would you mind if I wait for my mother to come here?

Not at all.

wait for ~ to…は、~が…するのを待つという意味です。直訳すると、もし私が母が来るのをここで待っていたらあなたは気にしますか、となります。

その回答として、全然気にしません、という意味でnot at allが使われています。

not at allの意味③どういたしまして

最後にnot at allの3つめの用法について見てみましょう。
not at allは、どういたしまして、という意味でも用いられることがあります。

その理由について詳しく見てみましょう。

イギリス英語でYour Welcomeと同義

Thank youと言われたら、You’re welcome.と返しますよね。これと同様にNot at allが使われることがあります。

日本語でもお礼を言われたら丁寧な打消しの言葉として、お気になさらず、どういたしまして、ということがありますが、not at allのニュアンスもそれと同じです。

お礼を言う必要なんてないですよ、という否定が表現の根底にあるわけです。ただ、この用法は比較的古い表現で、最近はあまり用いられることはありません。

そのため英会話の中で積極的に使う必要はありませんが、フォーマルな英語表現を好むネイティブがお礼に対する返事として、not at allを言う可能性はあります。

その場合、どういたしまして、と言ったんだなと理解できればOKです。

どういたしましての例文

あまり使われなくなっている用法ですが、日常英会話の中で出てこないとも限りません。

こういう使い方があることを知っておけばコミュニケーションがスムーズになります。具体的な使い方を見てみましょう。

いつもいい妻でいてくれてありがとう。
どういたしまして。
Thank you for always being a good wife.

Not at all.

英語自体はとてもシンプルですね。難しい表現はないと思います。being a good wifeよい妻でいるですね。それに対してのnot at allですから、お礼を言うことじゃないわ、というニュアンスで日本語では、どういたしまして、と翻訳されています。

be動詞は難しい単語ではありませんが、英語独特の言い回しで登場することがよくあります。

例えば、I am always here for you.は直訳すると、私はいつもあなたのためにここにいる、ですが、いつでも力になるよ、私がついてるよ、何かあったら協力するよ、という意味の表現になります。

I’ll be there soon.も直訳すれば、私はすぐにそこにいるでしょう、となりますが、より自然な日本語に訳すと、すぐに行きます、となります。

シンプルな単語は意味も広く、単語の意味だけでは何を言いたいのかわからないことも多いので、慣用句として丸暗記しておくと便利ですよ。

まとめ

複数の意味を持つnot at allですが、その根底にあるのは否定の強調です。何が否定されているのかを考えることで、なぜその場面で使われるのか理解できるようになります。

英文は一字一句を辞書英語に置き換えても、その訳語だけでは何を言いたいのかわからないこともあります。それはドイツ語や中国語といった他の言語でも同じです。

発音や文法が似ているといわれるイタリア語とスペイン語でも慣用句となればローカルルールは存在するでしょう。

どの用語をどう使うかは、実際の英会話や例文検索をしながら学んでいくのがおすすめです。
日常的に英会話をする環境でなければ、Weblio Email例文集英辞郎on the WEB Proなどを通してさまざまな英語表現に触れましょう。

未知の分野では日本語でも意味がわからず、用語の基本的なニュアンスを掴めないこともありますが、Wikipedia記事検索を併用することで詳しい意味を日本語で調べることができます。

画像が添付されているページもあるので是非活用してみてくださいね。

言葉の基本的なイメージやニュアンスを知りたい時には英和辞典や辞書サイトが役に立ちます。無料サイトもあるので新規登録して使ってみてください。

ダウンロード商品もあるので自分に合ったタイプを選びましょう。検索履歴を表示できるものであれば、自分に必要な表現を見つけやすいので便利です。

言葉を多く覚えることも大切ですが、ひとつのフレーズに多様な意味があることがわかれば英語を使うチャンスも増えます。

あなたの知っている英語フレーズは他の場面でも使えるかもしれません。すでに知っている単語も今いちどブラッシュアップしてみてくださいね!







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