「もう少し時間がかかる」を英語で?ビジネスにも使える例文27選
時間がかかる。この日本語をサッと英語にすることができますか?時間の英語といえば、お馴染みのtimeがありますが、時間がかかると言いたい時は、timeを使うのでしょうか?
今回はそんな疑問を解決すべく、時間がかかるの基本英語から、〜より時間がかかる、〜するのに時間がかかるの英語表現など、応用編まで紹介していきます。
日常生活やビジネスシーンでも頻繁に使う表現なので、これを機にぜひ覚えてくださいね。
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「時間がかかる」の基本英語
動詞と形容詞の2パターンを見ていきます。メインとして知っておきたいのは動詞の英語表現です。
動詞の「時間がかかる」
時間がかかると言う時の、かかるを表す英単語は動詞のtakeです。
時間がかかります。
It takes time.
時間がかかりました。
It took time.
時間がかかるでしょう。
It will take time.
上記が基本形ですが、実際に会話や文章で使える、より自然な英訳があります。
時間がいくらかかかります。
It may take some time.
※mayは〜かもしれないという、可能性や推量を表す助動詞ですが、日本語ではかかるかもしれないという直訳ではなく、かかると思いますと少しボカしたようなニュアンスになります。このように英語のmayは、文中でクッション言葉のような役割も果たします。
またsomeもmayと同様、入れることで角が取れたナチュラルな表現になります。少し(いくらか)時間がかかりますというニュアンスです。
時間がかかりそうです。
It’s going to take a while.
※この例文はtakeの後にtimeが入っていません。be going toの後は未来に起こる内容が来るので、timeを入れなくても分かるからです。
a whileはしばらくという意味で覚えた人も多いでしょう。日本語でしばらくというと結構長いイメージですが、英語のa whileは数分間から数時間、数日間まで幅広い時間の長さを表すことができます。
takeを含む5つの基本動詞。これらを上手に使えると、あなたの英会話力はグッと上がります!
形容詞の「時間がかかる」
時間がかかる作業のような使い方をする時は、どんな英語になるのでしょうか。
時間がかかる(形容詞)
time-consuming
consumeは消費するという意味を持ち、consumerと名詞化すると消費者の意味になります。使い方は下記を参考にしてください。
この課題はとても時間がかかる。
This task is very time-consuming.
これは時間のかかる仕事だ。
This is a time-consuming work.
「時間がかかる」の英語 応用編
時間がかかると一口に言っても、何時間かかるのか、何に対して時間がかかるのかなど、色々な表現の仕方があります。そこでこの章では、内容別の英語フレーズを掲載します。
どのくらい時間がかかるかを表現する(尋ねる)
どのくらい時間がかかりますか?(現在形)
How long does it take?
どのくらい時間がかかりますか?(未来形)
How long will it take?
上記2つの例文はよく似ていますが、現在形の方は時制に関係なく、ある事柄に対して普段どのくらい時間がかかっているのか、もしくは一般論としてどのくらいかかるのかを聞いています。それに対してwillを使った未来形は、これから起こる事について、かかる時間を尋ねています。
どのくらい時間がかかりましたか?
How long did it take?
かなり時間がかかる。
It’s going to take quite a while.
※quiteを入れることでかなりというニュアンスが出ます。
とても(たくさん/多くの)時間がかかる。
It takes a lot of time.
長い時間がかかる。
It takes a long time.
あと10分かかる。
It will take another ten minutes.
It will take ten more minutes.
※この2つの例文はどちらも同じ意味ですが、anotherとmoreの文中での位置にそれぞれ注意しましょう。
「〜より時間がかかる」と言いたい時
〜より時間がかかるの英語は、比較級を用いてtake longer than〜やtake more time than〜で表せます。逆に〜より(ほど)時間がかからないと言いたい時は、take less time than〜とすればOKです。
思ったより時間がかかってしまった。
It took longer than I’d expected.
※I’dはこの例文の場合I hadの略になります。hadを使わずにI expectedとしても文法として正解ですが、かかる時間を予測していたのは作業完了より前の時制なので、I had expectedが最も適切でしょう。
また、〜してしまうという日本語を直訳で英語にすることはできませんが、日本語でこの表現を使う時はネガティブな文になるため、
時間がかかってしまってごめんなさい。
I am very sorry that it took so long.
のような使い方ができます。
君が思うほど時間はかからないよ。
It takes less time than you think.
いつもより時間がかかった。
It took more time than usual.
「〜するのに(〜に)時間がかかる」と言いたい時
基本形は簡単です。It takes time to 〜(動詞)で、〜するのに時間がかかるという意味になります。ここに具体的な時間や人を追加したい場合は、
It takes+時間+for 人+to 〜
という文型を使いましょう。〜に時間がかかるのように〜の部分に名詞を入れたい場合は、
その手続きに時間がかかります。
It takes time for the procedure.
のように前置詞forを使用します。
※これを質問文にしたい場合、先ほど紹介したHow longもしくはHow much timeを使って、
その手続きにどのくらい時間がかかりますか?
How long will it take for the procedure?
How much time will it take for the procedure?
のように表すことができます。また、手続き全般を表す英単語はprocedureでOKですが、書類を必要とする手続きをpaperworkと呼ぶこともあります。
バスで通学するのに1時間位かかります。
It takes about an hour for me to go to school by bus.
※by busのbusの前にtheなどの冠詞がないのは、特定のバスを指しておらず、バスという交通手段でという、抽象的かつ広義の意味があるためです。by train(電車で)、by airplane(飛行機で)も同じ使い方になります。
ビジネスシーンでも便利な「時間がかかる」の関連英語
丁寧な言葉遣いが必要とされるビジネスシーン。日本語は特にそれが顕著で、英語はそこまでカッチリではありませんが、相手に失礼のないよう、基本表現は押さえておきましょう。
もう少しお時間をいただけますか?
Could you give me some more time?
時間がかかっても大丈夫ですよ。
You may take your time.
それほどお時間はかかりません。
It won’t take long.
※長くはかかりません、それほどお待たせしませんというニュアンスです。
少しお時間いただけますか?
Could you spare me just a minute?
※お時間いただけますか?という日本語は、相手に時間があるかを聞く言葉なので本題とは少し逸れますが、上司に声をかける時などによく使うので紹介しました。ここで使われているspareは(時間などを)さくという意味になります。
Could you spare me just a minute?はとても丁寧な言い方なので、長く一緒に働いている上司などにはCan I have a minute?とシンプルに伝えても失礼にあたりません。Can I have a minute?はCan I have a minute with you?のwith youが省略されたと考えると理解しやすいでしょう。
お時間ありますか?の直訳でDo you have time?のように言ってしまう人がいますが、これはカジュアルすぎてビジネスにはふさわしくありません。
時間がかかることを相手に伝える時に使う少々お待ちください。英語には色々なフレーズがあります。
まとめ
時間がかかるの英語の多くは、takeを入れることで表すことができます。この基本をまずは頭に入れつつ、場面に応じて英文に肉付けをしていくことで、表現にバリエーションが生まれます。
英語に限らず外国語の学習においては、ある程度のレベルまで行くと、あとは語彙力が1つのカギになってきます。暗記は嫌だ、つまらないと思ってしまいがちですが、ここはどうしても努力で乗り越えなければならない壁です。
しかしそもそも英語は楽しいもので、話せるようになればなるほど、私達の世界や視野を広げてくれます。趣味や好きなものに関する英語を取りかかりにしながら、他の英単語や表現も覚えていけたら最高ですね。
最近は英語学習に関する様々な情報があふれていますが、自分にあった学習法を見つけて、ぜひ楽しみながら英語学習を続けていってください。英語ぷらすでも、これからも一緒に勉強していきましょう!