店員さんが外国人のお客さんに使う英会話。カラオケ屋さんなどでコースの説明
カラオケ屋や居酒屋など、日本で外国人観光客のお客様を接客することが増えてきているのではないでしょうか。
そのような場合、普段は日本語でしているさまざまな説明を、英語で説明しなければならなくなります。
今回は、カラオケボックスなどで、お客様に最初に行うコース説明をする時の英語フレーズを紹介します。
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2時間制はどのように言う?
誕生日会やママ会、女子会などで予約をせずに個室のカラオケボックスや居酒屋に行く場合、混んでいる時間帯や週末には、2時間制と言われることがありますよね。
2時間制と聞くと英語初級者の方は難しそうに思うかもしれませんが、基本の単語と文法できちんと伝えることができます。
本日は、お席の時間が2時間制となっています。ご了承ください。
Please understand that your table is booked for two hours today. Thank you.
直訳すると、
「あなたのお席は、本日2時間の予定になっていますことをご了承ください」
となります。
bookは動詞として使われており、予約する、契約するという意味です。
いわれてみれば、この表現で伝わるものですよね。
時間に制限がある場合は、お客様が来店された時に説明をしておかないと、「そんな話は聞いてない」とトラブルになることもあります。
楽しい時間を過ごしていい思い出を作っていただくためにも、最初にしっかり説明しておきましょう。
ワンドリンク・ワンオ-ダー制
ご来店いただいたお客様には、一人1杯は飲み物を注文してもらうのが一般的です。
1名様につきワンドリンクをお願いしております。
Minimum one drink per guest is required.
直訳すると、
「ゲスト1名につき最低1ドリンク(の注文)を要求されています。」
となります。
minimumは最小限、requireは要求する、という意味です。
パーティーなどで大勢で来店されて、その中の一人しか注文をしないという方々もいるようです。
全員注文していただくことを伝えた後は、メニューを差し出して、
メニューをどうぞ。
Here are the menus.
と一言添えるといいでしょう。
接客の際の英会話フレーズとして、ぜひ覚えておいてください。
飲み放題の英語表現
私たち日本人は、飲み放題や食べ放題のことを、フリードリンク、バイキングという言い方をしますよね。
しかし、外国人の方にフリードリンク、バイキングと言っても全く通じません。
フリードリンクという言葉はありますが、全く別の意味になります。
例えば、
このクーポンで一杯の飲み物が無料です。
This coupon gives you a free drink.
free drinkは無料の飲み物を指します。
実際に、日本に来た外国人は飲み放題を「無料で飲み放題」と誤解して、トラブルになることもよくあるそうなので気をつけましょう。
代金を支払うと、好きなものを好きなだけ飲めるという正確な意味を確実に伝えるフレーズを使って伝えるようにしましょう。
〇〇円でメニューにあるどの飲み物でも自由に飲んでいただけます。
You can have any drinks on the menu for 〇〇 yen.
何杯飲んでも料金は変わりません。
Price will not change no matter how many drinks you have.
このように説明すると、代金を支払う、同じ値段でどの飲み物もおかわり可能、つまり飲み放題だということが伝わります。
宴会などで使う居酒屋でも使える表現なので、覚えておきましょう。
またdrinksの部分をfoodに変えると、ランチやディナーで決められた一定の額で食べられることを表す表現にもなります。
コースを選択してもらう場合のフレーズ
カラオケ店などでいくつかコースがあり、コースの内容を説明しつつ、どちらかを選択することを促す場合もあるでしょう。
その場合の例文がこちらです。
1時間600円でワンドリンクを頼むか、1時間2000円でフリードリンクか、どちらになさいますか。
You can either order a drink and pay 600 yen per hour or you can pay 2000 yen and that’s gonna be all you can drink.
長い表現になってしまいましたが、まずは文法から見ていきましょう。
You can either ~のeitherは、「〇〇、または〇〇」という表現です。
次に文章の中身を区切って見ていきます。
1時間に600円払ってワンドリンクをオーダーする。
order a drink and pay 600 yen per hour
2000円払って飲み放題制にする。
pay 2000 yen and that’s gonna be all you can drink.
all you can drinkの部分が飲み放題を意味します。
ちなみにall you can eatだと、焼肉店などの食べ放題の意味になります。
思ったよりシンプルなフレーズで伝えられる
ここまで紹介してきたコース説明の表現は、文章が長く、一気に難しく感じることがあると思います。
しかし、文章のひとつひとつの内容を見ていくと、さほど難しくはないことがわかりました。
例えば、Please understandや
you canは、
中学校1年生で習う表現で、基本中の基本ですよね。
You can order a drink
程度の表現であれば、多くの日本人が使うことができるでしょう。
いざ伝えたい時に思い出せるかどうか、がポイントになってきます。
今一度基本を見直して、口からスムーズに出てくるよう、日頃から練習しておきましょう。
外国人にもちゃんと説明することが大事
外国の方が、市販されている日本のガイドブックを片手に、人気店の情報を得て、団体で来店されている光景を想像してください。
私は英語上級者じゃないと、雰囲気に圧倒されることもあるかもしれません。
さらに、説明の文章が長くなっていくと、そのフレーズを口にすることが難しく感じ、言いたくなくなることもあるでしょう。
しかし、英語初級者も中級者も学習したことを思い出し、落ち着いてしっかりと説明することが肝心です。
- まずは1センテンス1センテンスを大切に話してあげること。
- 途切れてしまっても、気持ちを込めて説明すること。
実践を積むことで確実に上達しますし、度胸もつきます。
初めは勇気がいるかもしれませんが、ぜひ、頑張って話してみてください。
まとめ
カラオケボックスや居酒屋でよくあるコース、時間制、ワンドリンク制、飲み放題を説明する英会話フレーズを紹介しました。
意外とシンプルで基本的なフレーズで伝えられることがおわかりいただけたと思います。
さきほども述べましたが、フレーズを知っていても、実際にそれが使えるかどうかです。
外国人を相手に実際に説明するには、音読して発声の練習をしたり、場数を踏むことも必要!
接客業をされている方であれば、覚えたフレーズを実践する機会は何度もあるはずです。
自分から積極的に声をかけて、伝えていきましょう。
言語学習者は経験を積むことで、確実に伝わる英語の説明をすることができるようになります。
動画でおさらい
店員さんが外国人のお客さんに使う英会話。カラオケ屋さんなどでコースの説明を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。