「嫌い」の英語表現|3つの度合いによって表現方法を使い分けよう!
好きな物、好きな食べ物、好きな本や好きなスポーツなど、日々生活をしていて「好き」と思うものも多いのではないでしょうか?
またそれとは逆に、「嫌い」と思うことも多いでしょう。
好きなものもあれば、嫌いなものも当然あります。
この「嫌い」という言葉は、とてもはっきりした言葉なので、曖昧な表現が多い日本では、あまり会話の中で「嫌い」と言わないですね。
日本では、少し曖昧な、少しぼやかしたような表現が好まれます。
一方英語圏では、「好き」と「嫌い」がはっきりしているイメージですよね。
「嫌い」という言葉を表現すると「I don’t like~」
という言葉が有名です。
しかし、実は嫌いの度合いによって、英語でも使える英語があることはご存じでしたか?
今回は「嫌い」をその度合いによって使い分けられるように、さまざまなフレーズを紹介していきたいと思います。
ぜひワンパターンでなく、度合いによって「嫌い」を使い分けて会話を楽しみましょう。
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日本と英語圏での「嫌い」の違い
「嫌い」という表現ですが、この言葉はとてもストレートで強いイメージ。
例えば、友人が手料理を振る舞ってくれた時、嫌いな食べ物が出てきたら「嫌い」なんて言えないですよね。
そんな時は「ちょっと苦手です…」というように少し柔らかいニュアンスでやんわり「嫌い」を伝えることが多いでしょうか。では、英語圏になるとどうでしょうか?
同じような状況のとき、英語でも「I don’t like this」と
はっきり言うと思いますか?
実は英語でもやんわり「嫌い」を伝える方が好まれるのです。
例えば、「好きじゃない」というフレーズは、「嫌い」よりも少しやわらかい印象。
これは「嫌い」の反対語を使った上で、「そうではない」という遠回しな表現です。
遠回しに言うほど「丁寧な印象になる」というイメージですね。
このように、度合いによって「嫌い」を表現する英語はたくさんあるのです。
ただ単純に嫌いなのか、ものすごく嫌いなのか、そこまで嫌いではないけれど好きでもないのか、大きく3つに分けて「嫌い」を紹介していきます。
ぜひマスターしていきましょう。
単純に「嫌い」という表現の仕方
単純に「嫌い」を表現するときは、「like」と
「dislike」の
2つの単語を使って表現します。
すごく嫌というわけではないけれど、「何か好きになれない」、「単純に嫌い」というときには、否定形+likeで嫌いを表現し、「like」(好きです)を否定することで、単純に嫌いということを表現します。
例えば、
・コーヒーでもどう?
How about a cup of coffee?
→いえ、結構です。実は、あんまりコーヒー好きじゃないんです。
No, thanks. Actually, I don’t really like coffee.
・私はリンゴが嫌いです。
I do not like apples.
I don’t like apples.
このように「I don’t like」を使うと、はっきり「嫌い」という程ではないときに役立ち、やんわりと好きじゃないことを伝えることができます。
また、同じようにやんわりとした表現で「It’s not my thing.」
というフレーズもとても優しいニュアンスで気軽に使うことができます。
・ロック聞く?
Do you listen to rock music?
・いや、好きじゃないんだ。ちょっとうるさく感じるんだ。
No, it’s not my thing. It’s a little noisy for me.
このように、特に自分の趣味に合わないときなどに言うときに便利です。
また、「I’m not particularly fond of~」
という表現も「嫌い」を表現するフレーズです。
・イギリス料理はそんなに好きじゃないんです。
I’m not particularly fond of English food.
→私も好きじゃなかったけど、最近おいしいってことに気づいたんですよ。また今度食べてみた方がいいですよ。
I didn’t used to like it,but recently, I have fond it to be delicious.You should try it next time.
これは特に自分は好きだけれど相手を傷つけたくないときにとても便利なフレーズです。
とても丁寧な表現ですよね。
こんな英語表現もご紹介。
⇒ 英語で「どんなことをするのが好き?」好きなことを聞いてみよう
「ものすごく嫌い」という表現の仕方
ものすごく嫌いで嫌な時は、「hate」と
「detest」
を使います。
この表現はネイティブも良く使う英語です。
・私は彼が大嫌いです。
I hate him.
・新しい上司のこと、どう思う?
What do you think of our new boss?
→本当に大嫌い!なんであんなに偉そうなの?
I really hate him!
Why is he so judgemental?
心底嫌いなことを表現したいときはこのように「really」をつけて、さらに協調すると良いですね。
とても強い印象になりますので、使う相手や場面には注意していきましょう。
また「I hate it.」だけでも
「大嫌い」という強い気持ちを表現できますよ。
さらに、日常会話では一般的ではない「Detest」
というフレーズを使用することで、こちらもまた「大嫌い」を表現することができます。
・私はが野菜が大嫌いです。
I detest vegetable.
・彼は彼女が大嫌いです。
He detests her.
このように少し攻撃的な強いニュアンスになります。
こちらも使う相手や場面には注意していきたいフレーズです。
「そんなに嫌いではない」という表現の仕方
そんなに好きではなかったり、興味がなかったりして、行動に移る気がしないときに活躍するのが「I never~」
というフレーズ。
このフレーズは、「私は~したことがありません」というフレーズにもなります。
しかし、「Never」には「全く~ない」や「全然~ではない」という完全に否定を持つ意味でもあります。
自分の日常の中に「それをする習慣がない」と伝えることで嫌いを表現できます。
・お酒は全く飲まないんだ。
I never drink alcohol.
→え、全然?お酒飲むの大好き。仕事の後のビールは最高よ。
Oh, never? I love drinking. Drinking beer after work is excellent!
このように会話に「Never」を入れるとナチュラルに「嫌い」を伝えることができますね。
さらに、そんなに嫌いでもないし、好きでもない時は、「So-so」
を使って表現します。
・そんなに嫌いではないですよ。
So-so.
この「So-so」は、何かを質問された時の返事ですが、「まあまあ嫌いではない」、「ぼちぼち」という返す時も使える表現です。
まとめ
「嫌い」に対してそれがどのくらいの度合いなのか、ちょっとした単語の違いで、伝わり方が変わってきますね。
「I don’t like~」だけではなく、今回のように大きく3つに分けて表現できるようになると、さらに会話も楽しめます。なにより相手にも伝わりやすいです。
そして「I don’t like~」以外にもたくさんのフレーズがあることが分かります。
ワンパターンな返事にならないように、ぜひ自分の嫌いなものは、どの表現に合うのかを考えながら使い分けてみてください。
そうすることで、一歩ステップアップした英会話ができますよ。