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squad(スクワッド)の意味と読み方|スラング・ラップ・カルテットとの違い

squad スクワッド 意味 スラング 4人 読み方 ラップ カルテット 違い

ネイティブとの日常英会話にはスラングがよく登場しますが、squad(スクワッド)もその1つです。本来の意味とは違う使い方なので戸惑う人もいるかもしれませんね。

今回の記事では、squad(スクワッド)の本来の意味とスラングとしての使い方、あわせてラップやサッカー、ゲームでの意味について解説します。ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

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squad(スクワッド)の読み方と意味

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まずはsquad(スクワッド)の読み方と発音を見てみましょう。発音記号はアメリカ英語では【skwάd】、イギリス英語では【skwˈɔd】です。実際に音声を聞いてみましょう。

squad
米国英語【skwάd】

squad
英国英語【skwˈɔd】

カタカナ表記するとスクゥワァアドゥが近いでしょうか。英語の発音をカタカナで正しく表記するのは難しいので、音声を繰り返し聞いて耳で覚えてくださいね。

squad(スクワッド)の元々の意味

squad(スクワッド)はもともと分隊を意味する軍隊用語です。何人程度かは難しいところですが、だいたい10名程度の兵士によって構成される小部隊のことで、同じ仕事に携わる隊や班といった意味でも使われます。

squad upで、分隊を編成する、という意味になります。

警察の分隊もsquad(スクワッド)と呼ばれます。1969年に日本で放送されたアメリカのテレビドラマ、モッズ特捜隊(原題:The Mod Squad)は、モッズファッションを着こなすロサンゼルス市警察の3人の若者が、特命チームである“モッズ特捜隊”として活躍するドラマでした。

squad(スクワッド)を使った英単語

英単語日本語
rescue squad
特別救助隊(消防の専門部隊)
firing squad
死刑囚の射殺を実行する銃殺隊
squad of policemen
警官隊
drug squad
麻薬捜査班
bomb disposal squad
不発弾処理班
bomb squad
爆弾処理班
flying squad
特別捜査班
cheering squad
応援団
chill squad
冷静な部隊
whole squad
分隊全体

このように、squad(スクワッド)はさまざまな集団を表す際に用いられています。

2016年に公開されたアメリカのアクション映画「Suicide Squad(スーサイドスクワッド)」も、直訳すると「自殺分隊」となり、分隊の意味であるsquadが用いられています。

集合体を表す際には単数形として扱われますが、構成要素を意識した場合は複数扱いになります。

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squad(スクワッド)のラップ・スポーツ・ゲームなどで使われるスラング

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squad(スクワッド)はラップの歌詞でよく使われる単語ですが、スポーツやゲームのジャンルでも登場することがあります。ここではsquad(スクワッド)が持つスラングでの意味について見ていきましょう。

squad(スクワッド)のスラングでの意味

squad(スクワッド)は若い世代を中心に、仲良しグループを意味するスラングとして使われています。SNSのハッシュタグでも#squadを見たことがある人もいるかもしれませんね。いつもつるんでいる仲間たちや一緒にいるグループといった集団を表す単語です。

親しい仲間はいつも私を支えてくれる。
My squad always supports me.

サッカーではスカッド、ラグビーではスコッド呼び

隊や班という意味を持つsquad(スクワッド)は、スポーツの分野でも使われています。サッカー用語ではスカッド、ラグビー用語ではスコッドと、日本ではジャンルによってカタカナ表記は異なりますが、どちらも同じ英語squadから来た言葉です。

スカッドもスコッドも試合に出場する代表選手だけでなく、補欠や出場登録メンバーも含めた全選手を指します。日本でこの用語が定着した時期はスコッドの方が早いです。

ゲーム用語のスクワッドとは

ゲーム用語にスクワッドという言葉がありますが、これもsquad(スクワッド)から来ています。スクワッドはプレイヤー視点で楽しめるシューティングゲームで使われる言葉で、仲間と一緒に戦うことを指します。要するにチーム戦のことで、仲間とともに他のチームと戦うモードをスクワッドモードといいます。

ちなみに、4人チームというとカルテットという言葉を思い浮かべた方もいるかもしれません。これは、音楽用語で、4人組や四重奏を指します。

また、2020年9月30日にセガ×Colorful Paletteからリリースされたスマートフォン向けアプリゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」には、Vivid BAD SQUADという4人組バンドが出てきます。

squad(スクワッド)に似ている単語squatの意味は?

squad(スクワッド)と似た単語にsquat(スクワット)があり、こちらもスラングとして使われることがあります。

スペルを見てもわかるように、squadがスクワッドならsquatのカタカナ表記はスクワットです。スクワットは筋トレメニューの1つとして日本でもおなじみですね。

squat

カタカナ表記にするとスクウァトゥが近いでしょうか。意味はかがむやしゃがむ、うずくまるで、これは筋トレのスクワットを思い出していただければわかりやすいでしょう。また、不法占拠するという意味で使われることもあります。

スラングでは大便または無価値といった意味になります。日本語でも役に立たないものをこんなものはクソだと言うことがありますが、それと同じですね。

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squad(スクワッド)に似た友達を表す英語略語とスラング

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squadのように仲間を意味するスラング表現はいろいろあります。最後に友達を表す英語略語とスラングをご紹介しましょう。

squad(スクワッド)に似たスラング①bro/sis

broあるいはsisは親しい友人への呼びかけとしてよく使われます。broはbrother(兄弟)、sisはsister(姉妹)を略したもので、よう兄弟!と呼びかけているわけですね。

squad(スクワッド)に似たスラング②bestie

bestieはbest friendを略したもので、bestに親愛の情を表す接尾辞-ieがついた形です。ベストフレンドですから、まさに親友という意味ですね。主に女性が使います。

squad(スクワッド)に似たスラング③bud

budは男性同士の相棒や仲間を意味する単語buddyの略です。buddyのカタカナ表記バディは最近日本でもよく使われるようになりました。主人公が2人組(日本の場合は性別を問わないケースあり)で活躍する映画やドラマをバディもの、バディフィルムと呼ぶのを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

squad(スクワッド)に似たスラング④my men

ラッパーの間で親友・仲間の意味でよく使われるスラングがmy menです。ラップ好きの人はカタカナ表記のマイメンを見聞きしたことがあるかもしれませんね。

squad(スクワッド)に似たスラング⑤crew

crewはHIPHOP界隈で使われているスラングで、仲間やメンバーを表します。日本でもカタカナ表記のクルーは、取材クルーのように共同で仕事をする仲間という意味で使われることがありますね。crewはもともと船や飛行機などの乗務員を意味する言葉です。

squad(スクワッド)に似たスラング⑥homie

homieはhomeboyの進化版で、boyと付きますが男女問わず使えます。homeboyは日本人にはあまりなじみのない言葉かもしれませんが、アフリカ系やラテン系アメリカ人の間で使われており、同郷の人という意味があります。

そこから派生して親友や仲間を表すようになり、省略形のhomieも同様の意味で使われています。

squad(スクワッド)に似たスラング⑦peeps

peepsはpeopleを略した言葉です。仲間や友達にみんなと呼びかけるようなときに使えます。peepには覗き見るやひよこなどがピヨピヨ鳴くという意味もありますが、スラングの方はpeopsとつづることもあり、全く別の単語です。

squad(スクワッド)に似たスラング⑧posse

posseは同じ志や目標を持った仲間というニュアンスで使われる言葉です。

郡兵を意味するラテン語から派生して民警団・自警団という意味でアメリカで使われていたのが、仲間の意味を持つようになりました。スラングではワルい仲間のようなニュアンスで使われます。日本語のダチに近いニュアンスですね。

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squad(スクワッド)の意味と読み方|スラング・ラップ・カルテットとの違いまとめ

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英語に限らず、日本語や中国語でも若者を中心に新しい言葉が次々と生まれています。特に日常会話ではスラングが使われることが多いため、頻出ワードは押さえておくのがおすすめです。

属するコミュニティによってスラングも異なります。地域や年代だけでなく、民族や文化圏の違いが言葉に反映されることも珍しくないのが英語の面白いところです。スラングを使う際は誰と話すのかを意識した言葉選びを心がけてくださいね。