英語で「この辺りに詳しくないんです」3つのよくある言い方
観光地などで、外国人の方から道を聞かれたことはありますか?
知っていれば道案内してあげることもできますが、自分も知らない土地であれば、道を教えてあげることはできません。
そんな時、「私はこの辺りに詳しくないので・・・」という返答をすると思います。英語ではどのように表現しますか?
「この辺りに詳しくない」は、なかなか英語では思い浮かばない、日本人が言えそうで言えない表現だと思います。
そんな時に使える表現を、一般的によく使われるものから、少し変わったものまで紹介していきます。
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道を聞かれる時のフレーズ
まず、目的地が決まっていてその場所にたどりつきたい、という状況での会話例を考えてみましょう。
相手:~に行きたいのですけれど、どうやって行ったらいいですか?/行き方を教えてもらえますか?
自分:この辺りに詳しくないんです。
というようなやりとりになると思います。
相手からの質問、道を聞かれる時の英語フレーズは、
どうすれば~に行けますか?
How can I go to~?
How can I get to~?
などを使って、
(直訳:この住所までどうやって行けますか?)
この住所までの行き方を教えてもらえますか?
How can I get to this address?
という感じになります。
もし、自分が聞かれた場所周辺のことをよく知らなかった場合は、残念ながら助けてあげることができません。
そのようなときにはどのような英語表現で返答したらよいのでしょう。
「この辺りに詳しくない」という日本語のニュアンスを出せる英語の表現を3つ紹介します。
その辺りに詳しくない、をどのように表現するか?
この辺りに詳しくないんです、と英語で伝える際に、「詳しくない」のニュアンスを表現するためにさまざまな意味の英単語やフレーズが使えます。
覚えておくと、ネイティブっぽい会話ができますよ。以下に例文を挙げて説明します。
①居慣れていない
その辺りに詳しくないんです。と伝えたい時にネイティブが1番よく使う表現が、こちらです。
私は、この辺りに詳しくないんです。
I’m not familiar with this area.
familiarは居慣れているという意味の単語で、
I’m not familiar with this area.を直訳すると、このエリアに私は居慣れてないです、という意味です。この辺りに居慣れていない=詳しくない、ということで、ニュアンス的にピッタリの表現になります。
ちなみに、be familiar with~(よく知っている、詳しい)という意味です。
会話に限らずTOEIC などテストにも頻繁に出てくる表現ですので、この機会に覚えておきましょう。
②知らない人
これは少し変わっていて、面白く感じると思います。
I’m a stranger here.
strangeは変という意味の単語ですね。
strangeにrがつくことで、変な人という意味かと思ってしまう人も多いかもしれません。
しかし、これは変な人という意味ではなく、見知らぬ人という意味となります。
I’m a stranger here.は、直訳すると、私はここでは知らない人、となります。
この辺りに住んでる人にとって見知らぬ人、よそから来た人=この辺りに詳しくない人、というニュアンスの表現として使われるということです。
③ここの出身ではない
I’m not from here.
この表現を直訳すると、ここの出身ではないです、とか、ここに住んでいるのではないです、という意味になります。
地元じゃないんです、のような感覚だととらえると、この辺りには詳しくないというニュアンスにつながっていきますね。
お役に立てなくて申し訳ない気持ち
道がわからないのは、相手に対して悪いことをしているわけではありませんが、申し訳ない、ちょっとごめんね、と思うものです。
そのような気持ちは、
I’m sorry.
Sorry.
と表すことができます。
どのフレーズでも、礼儀としてI’m sorry.やSorry.をつけるようにしましょう。
この辺りに詳しくなくて、ごめんなさいね。
I’m not familiar with this area. Sorry.
申し訳ないんだけど、この辺りはわからなくて
I’m sorry, but I’m a stranger here.
すみません、ここの人間じゃないんですよ。
Sorry, I am not from here.
道に迷っている人を助けてあげたいけどできない。申し訳ない気持ちを表すことで、見ず知らずの人との間にも、気持ちのよいコミュニケーションが成立するものですよ。
自分も旅行者なのに
国内の観光地に限らず、自分が海外旅行に行った時に、もちろん全く土地勘がないのに、道を聞かれたことはありませんか?
地図やカメラを片手に街を歩いているときなどは特に、私も旅行者で、詳しくないどころか全然知らないのになぜ道を聞かれたんだろう?と不思議に思う瞬間です。
そんな時はこう言いましょう。
ごめんなさい、私旅行者なんです。
Sorry, I’m a visitor myself.
申し訳ないけど、ここに(旅行者として)訪れているところで。
Sorry, I’m just visiting here.
ここでもI’m sorry.やSorry.はつけましょうね。
まとめ
聞かれた場所を知らなくて、この辺りに詳しくないんです、と答えるのに、3パターンのフレーズについて説明しました。
できれば3つ全部覚えて、使ってみてください。知らないと思い浮かばない言い回しですし、知っていると便利です。
また、自分が道を聞く立場になった時にも、この3つのフレーズで返答されても意味がわかるので慌てずに済みます。
海外旅行は特に緊張の連続なので、いろいろな言葉を知っておくに越したことはありませんね。
さまざまな言い回しができると、英語を話すのも楽しくなり、さらに英語を覚えたいと勉強に対するモチベーションも上がります。
基本的なフレーズに加えて、今回のSorry.のように相手を気遣う言い回しを身に着けることも大切です。気持ちのよいコミュニケーションは、あなたも相手も元気にしてくれますよ。
ネイティブのような英会話ができるように、いろいろな表現を覚え、使えるようにしたいですね。
動画でおさらい
英語で「この辺りに詳しくないんです」3つのよくある言い方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。