英語で「すごい」を伝える厳選フレーズ19選!状況とニュアンスで使い分けよう!
普段何気なく「すごい」という言葉を使っています。でも、何がどう「すごい」のか、はっきり考えた上で使っていますか?
日本語の「すごい」という一語が表現できる範囲はとても広いです。逆に言うと、あいまいな意味で言葉を発してる場合も多いということです。
英語では、対象、状況によって、「すごい」を意味するフレーズの使い分けをします。
意味合いやニュアンスによって、全く違う言葉を選ぶのです。
一瞬の感情が出る「すごい」という一言。
ワンフレーズだからこそ、ネイティブのように英語表現をうまく使いこなせるとカッコいいですよね!
>英語が上達する1日3分の無料メール講座<
ネイティブがよく使う「すごい」の表現3選
まず、日常の会話の中でネイティブがよく使う「すごい」を意味するフレーズを紹介します。
状況を具体的に想像してみると、違いや意味合いがわかりやすくなりますよ。
1.すごいですね!
That’s awesome!
“awesome”はネイティブが頻繁に使います。
何かを達成した時や何かよい出来事があった時に、その物事に対して「すごいですね」の気持ちを伝える最も自然な表現です。
試験に合格したのですか?すごいですね!
You passed your test? That’s awesome!
あの本はすごいですよ。
That’s an awesome book.
That’s amazing
も同様の意味で使えます。
That’s great!
That’s wonderful!
も、いいね、すごいね、えらいねの意味合いでさまざまな場面で使えるフレーズです。
That’s nice
も意味としては似ていますが、「すごいですね」よりは「いいですね」に近くなります。
場合によっては嫌味な印象を与えてしまうので、あまり使わない方がいいのかもしれません。
2.素晴らしいですね!
That’s impressive!
相手が成し遂げたことが本当にすごいことで、それに「感動」したときに使います。
“Impress”
は人に印象づける、という意味を持ち、“Awesome”より強い気持ちを表現します。
使い方は”Awesome/Amazing”と全く同じです。
素晴らしいですね。どこでギターの弾き方を覚えたのですか?
That’s impressive. Where did you learn to play the guitar?
あの映画は素晴らしかったです。
That movie was impressive.
素晴らしいと思いませんか?
Isn’t it impressive?
3.あなたは凄いですね!
You are amazing!
このフレーズは、人に対して「あなたは凄い」という気持ちを表現します。
“awesome”や”impressive“も同様に使えます。
3か国語喋れるなんてすごいですね!
It is amazing that you can speak 3 languages!
あなたは凄いですね!ほとんどの人はそんなことできないですよ。
You are amazing! Not too many people can do that.
あなたが作ったケーキすごく美味しかったです!
Your cake was amazing!
彼女は素晴らしい歌手です!
She is an amazing singer!
似たような「すごい」の表現も、単語の意味を理解して使い分けよう!
「尊敬する」はどう表現する?
すごい人だから「尊敬する」、ということを伝えたい時に使う英語は“admire”です。
日本語で「尊敬する」というと、「リスペクト」=“respect“
と捉えられがちですが、“admire”と“respect“とでは、同じ「尊敬する」でもニュアンスが異なります。
このように似た意味を持つ単語は、語源を見てみると、言葉の感覚やニュアンスが区別しやすくなります。
“respect”はre(再び)+ spect(見る) =「二度見する」「振り返る」という意味があります。
つまり「軽く見てはいない」という感覚が土台にあり、「尊敬」というよりは「尊重」に近くなります。
一方“admire”はad(~の方へ)+mire(すごい:奇跡/miracleと同語源)
=「~に対して奇跡を見ているかのような気持ちを寄せる」という意味合いになります。
「すごいなあ」というニュアンスは、こちらの方が強く出ていると思いませんか?
辞書には「賞賛する」「感嘆する」と書かれていますが、書かれている訳をそのままを覚えるだけでなく、伝えたい内容や意味合いをよく考えて、その場にふさわしいフレーズを選びましょう。
さて、admireもrespectも「尊敬する」と訳すことはできますが、感情の「温度」が違います。
“admire”には、「温度」が高く「熱い」思いを感じます。
多くの人がイチローをすごい人だと尊敬している。
Many people admire Ichiro Suzuki.
「イチローすごい!会ってみたい!会ってサインが欲しい!」という感じ。
逆に“respect”はどこか「冷静」な雰囲気があります。
「ちゃんとしている。立派である。」という意味であって、「うわ~すごいな~!」という感じではありません。
アメリカでは多くの人々が起業家を尊敬します。
In the United States, many people respect entrepreneurs.
意味のある、有意義なことに対する「すごい」
“meaningful”
という単語は「有意義な」「意味のある」という意味を持っています。
例えば、ボランティアをしている友人に対して、「感心した」、「すごいと思った」、という気持ちを伝えるのに
あなたはとても意味のあることをしているんだね。
You are doing something so meaningful.
「すごいね!」という気持ちを伝えるのに、とても価値があること、とても有意義なことをしているね、というあなたが素晴らしいを思っている気持ちを含ませることで、より深い気持ちが伝わります。
若者が使うカジュアルな「すごい」の表現
学生や20代の社会人の間では、ノリや雰囲気で「すごい」という言葉がよく使われますよね。
相づちのように、「すごい」という言葉を使うのはネイティブでも同じです。
ネイティブがどんなフレーズをライトに使っているのか見てみましょう。
それ、いいね!
That’s cool!
coolはいいね、という意味です。
ノリが良い感じで伝えたいときにぜひ使ってみてください!
「かっこいい」というニュアンスも含み、会話の合間で相づちのように、“Cool.”を差し挟む人も結構います。
tight
「ピンと張っている」「しっかり固定されている」という意味合いですが、スラングとして cool と同様、「すごくかっこいい」といった意味合いで用いられます。
また、tight には「ケチ(財布のヒモがきつい)野郎」という意味もあります。
rad
rad は radical (過激な)
を略した表現です。
cool と同様の意味合いで使うこともできます。
すげー!
Awesome!
とりあえず口癖のように、若者が状況を問わず使っている表現です。
日本で言うと「やばい」が近いでしょうか。
マジすげー!
Incredible!
“awesome”や“cool” より、「すごい」の度合いが上です。
「信じられない!」
=“unbelievable!”
と同義語としても使えます。
マジやばい!
Oh my god!
これは誰もが知っている有名なフレーズですね。
すっげー!
Brilliant!
「素晴らしい」という意味の「すごい」を伝えたい時はこれです。
スラング的な「すごい」の表現
それ最高。
That’s neat.
日本語ではニートといえばNEETを連想しますが、このneatとはまったく別の単語です。
元々“neat”は「きれい」「整頓されている」という意味ですが、スラングでは、「すごくいい」「めちゃくちゃいい」といったニュアンスで使われます。
Badass!
「マジですげえ」「マジやべえ」「マジすごいやつ」など、いろんな意味で使われています。若者がよく使います。
Sweet!
オールマイティに使えます。
“awesome”と同じニュアンスで若者が使います。
Crazy!
言葉の通り、クレイジー。
直訳すると「狂気じみた」です。
この意味だからこそ「すげー!」「ありえない!」のニュアンスが強く感じられます。
Sick!
直訳すると「病気」ですけど、これもなぜか「すげー」の意味なんです。
「すごい」の度合いがとても高い印象を受けます。
Holy Shit!
これはあまりきれいな言葉ではありませんが、「マジかよ!やべえ!」のニュアンスを含んでいます。
直訳は「聖なる糞」・・・その通りですが・・・。
いや~完璧だ!
You killed it!
スラング表現としては、You killed it!あるいはYou killed that !
の形で「素晴らしかった、最高だったよ」という、大きな事を成し遂げた人へ賞賛の気持ちを伝えることのできるフレーズです。
同じような言い回しで
You smashed it !
の表現もあります。
“smash”
は「コナゴナにする」「敵を撃破する」といった意味ですが、スラングでは、何かとっても楽しめたという意味合いになります。
スラングは、その意味を知らないと、突然言われた時にびっくりしてしまいます。
その時に「え、それどういう意味?」と尋ねて
場の空気を白けさせないためにも、いろいろなスラングの表現を覚えておくようにしましょう!
まとめ
英語の「すごい」に関する表現はとても多く、日本語のようなあいまいな使い方ができないため、伝えたい感情や時と場合に合わせたフレーズ選びがとても重要です。
またスラングには想像もできない意味合いが含まれていたり、単語そのものとはかけ離れた意味だったりするため、びっくりすることがあります。
本来の単語の意味で考えてると全然意味が通じないので、どうしてそうなるのかも含めて色々調べると楽しいですよ。
英語はやはり使ってみないと覚えられないもの。
まずは自分の知っているフレーズから始めてみましょう!
ただ、スラングでいい意味だったとしても、元の意味があまりよくない印象や汚い言葉が含まれていると、ちょっと言葉に出すのに抵抗がありますよね・・・
若者っぽいカジュアルなフレーズを使うのもいいですが、大人としてTPOをわきまえて、お互いが不快にならない楽しいコミュニケーションができるようになりましょう!