grabの意味は4つ|スラングの読み方や食べるなどを例文で徹底解説!
grabという英単語を知っていますか?
東南アジアへの旅行が好きな人は、「Grab」という名の車やタクシーを呼べる配車アプリを使ったことがあるかもしれません。しかし、日本で英語を勉強してもgrabという単語はあまり聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。
実はこのgrabという単語は、ネイティブの日常英会話でスラング表現としてよく使われる単語で、様々な意味や使い方があります。
今回はgrabの4つの意味と、活用形やスラング表現なども紹介するので、この記事を読んでgrabの使い方をマスターしましょう!
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grabの意味
grabには様々な意味がありますが、大きく分けて以下の4つの意味があります。
①~をつかむ/取る
②~を呼ぶ
③~を食べる/飲む
④~に印象を与える
それぞれの意味を例文とともに紹介するので、さっそく見ていきましょう。
①つかむ/取る
grabの代表的な意味は~をつかむ、~をつかみとるという意味です。カジュアルな場面でgetと同じ意味で使われますが、grabを使うことでよりネイティブっぽい印象になります。
また、つかむ対象は物質的なものだけではなく、チャンスなど、目に見えないものにも使えます。
彼女は私の脚をひっつかんだ。
She grabbed me by the leg.
私はこの好機をつかみとりたい。
I want to grab this opportunity.
席を取ってください。
Please grab a seat.
grab a seatはカフェなどカジュアルな飲食店で店員が使う表現です。フォーマルなレストランなどでは、have a seatを使います。
②呼ぶ
callの代わりにgrabを使い、grab someoneで~を呼ぶという意味もあります。人を(つかんで)来させるとイメージするとわかりやすいですね。
呼ぶという意味での使われ方の例文も紹介します。
只今、彼を呼びに行きます。
I’ll go and grab him right now.
トムを呼びましょうか?
Can you grab Tom?
③食べる/飲む
grab dinnerやgrab a drinkなど、grabの後に食べ物や飲み物を入れることで、食べる、飲むという意味としても使えます。食べ物やグラスをつかむというイメージを考えるとわかりやすいですね。
Let’s grab ~.は、友人や同僚を食事や飲みに誘うための定番のフレーズです。
観光の後は夕食を食べよう!
Let’s grab dinner after sightseeing!
コーヒーを飲みに行きましょう。
Let’s grab a coffee.
公園の近くのあの店で簡単なランチを食べようか。
Let’s grab a quick lunch at that shop near the park.
④印象を与える
日本語でも「観客の心をつかんだ」というように、grab someoneという表現で~に印象を与える、~を魅了するという意味として使うこともあります。
彼はスーパーゴールで観客を魅了した。
He grabbed an audience by super goal.
巧みなトークで審査員を印象付ける。
Grab the judges with clever talk.
grabを使ったイディオム
次にgrabを使ったイディオムを紹介します。例文とともに紹介するので合わせて覚えておきましょう。
Can I grab ~?/I’ll grab ~.
Can I grab ~?や、I’ll grab ~.はカジュアルな飲食店でオーダーをする際に使える表現です。
Can I have ~?や、I’ll have ~.と同じ意味ですが、grabを使うとカジュアルな表現になります。
コーヒーのおかわりをください。
Can I grab another coffee?
オレンジジュースを1杯ください。
I’ll grab a glass of orange juice.
grab at
grab atで~にしがみつく、~をつかもうとするという表現になります。
grab atの後に様々な用語を入れて表現できます。
素晴らしい機会をつかむ。
Grab at an excellent opportunity.
その男は私につかみかかった。
The man grabbed at me.
up for grabs
grabはつかむという意味ですが、up for grabsは誰にでもつかみとることができる、
つまり「誰にでも手に入れやすい」という意味があります。
只今セール開催中です!全て購入可能ですが、在庫はないのでお早めに!
We are having a sale! Everything here is up for grabs but stocks won’t last so hurry up!
今なら仕事の口がある。
This job is up for grabs now.
grabの活用形
grabの意味や使い方を理解したら、時制、人称変化も覚えておきましょう。あわせて例文も紹介します。
grabの過去形・過去分詞
grabの過去形と過去分詞はともにgrabbedとなります。
私は紅茶を飲んだ。
I grabbed a tea.
私たちはちょうどランチをとったところです。
We have just grabbed lunch.
grabの三人称単数
grabの三人称単数系はgrabsとなります。
彼はビジネスチャンスをつかむ。
He grabs business opportunities.
grabの現在進行形
grabの現在進行形はbe動詞+grabbingとなります。
私はコーヒーを飲んでいるところです。
I’m grabbing coffee.
まとめ
今回の記事では、grabの意味や使い方に加え、イディオムや活用形も合わせて紹介しました。
grabはつかむという意味がありますが、チャンスや夢など、目に見えないものにも使えます。今回の記事ではさらに「つかむ」というイメージから、様々な意味でも使われることが理解できたのではないでしょうか。
grabという単語の意味をしっかりとイメージしながら、様々な場面で使ってみてください!