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トラベル英会話「エアコンの調子が悪いんですが・・・」の3つの伝え方

今回は、海外旅行に行ったときに役に立つトラベル英会話表現をお伝えします。

ホテルにチェックインして部屋に入ったとき、エアコンの調子がなんだかよくない、なんてこともあるかと思います。

そんな時、フロントに英語でなんと言って電話をかけたらよいのでしょうか?

エアコンの調子が悪い場合の英語での伝え方はいくつかありますが、今回は、若干ニュアンスが異なりつつも、伝えたいことは同じ3つの表現を紹介します。

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エアコンは英語?エアコンは「AC」


3つの伝え方の前に、まずエアコンの英語表現について確認してみましょう。

エアコンは英語の
air conditioner

(エアーコンディショナー)を短くしたものですが、そのままエアコンと言っても、英語圏では通じません。

これは日本人が略して作った和製英語なのです。

英語圏では air conditioner(エアーコンディショナー)を略した AC が使われます。

AC

というだけで、ネイティブスピーカーには充分通じますので、こちらで覚えておくと便利です。

読み方は、そのままアルファベットで「エィーシィー」と読みます。

ちなみに、日本でエアコンというと冷暖房を指しますが、アメリカでは AC は冷房のみを指し、
暖房は heater

(ヒーター)になります。

アメリカと日本の冷暖房システムの違いによるものですね。

また、日本でエアコンを意味するクーラーも和製英語となり、英語圏では通じませんので、気をつけましょう。

「エアコンの調子が悪い」の3つの伝え方

I think the AC is broken.


それでは、まず1つ目の英語表現、

I think the AC is broken.
ちょっとエアコンが壊れていると思うのですが・・・。

です。大切なのは

The AC is broken.
エアコンが壊れています。

という部分ですが、I think をつけることで「~と思うのですが」といった柔らかなニュアンスを出すことができます。

そのまま、

AC is broken.
エアコンが壊れているんだけど。

とだけ伝えてしまうと、ちょっとぶっきらぼうな表現に聞こえてしまう可能性がありますね。

「エアコンが壊れていると思うのですが」といった表現の柔らかさを出すために、I think をつけ、

I think the AC is broken.

と伝えると、フロントの人ともスムーズなコミュニケーションがとれるでしょう。

The AC doesn’t work


2つ目の英語表現は、

The AC doesn’t work.
エアコンの調子が悪いのですが。

です。

英語の work には、「働く」以外にもいくつか意味があります。そのうちのひとつが、「正常に稼働する」という意味です。

ここでは、

doesn’t work
正常に稼働しない=エアコンが壊れている

という意味になるのです。そのため、エアコンの効きがあまり良くない時には、

The AC doesn’t work.

と、フロントの人に伝えれば、エアコンの調子が悪いのだなと理解してもらえます。

その他にもある、「work」を使った文章の例はこちら

There’s something wrong.


3つ目は、

There’s something wrong.
何か様子がおかしい。

という英語表現です。

There’s something~. は、「何かある」という意味をあらわし、wrong には、「間違っている」、「おかしい」といった意味があります。

つまり2つをつなげることで「何か様子がおかしい」といった英語のニュアンスになります。

そこに様子がおかしい「対象」、つまり「エアコン」である ACwith でつなげると、

エアコンが何かちょっとおかしいんです。
There’s something wrong with the AC.

といった表現になります。

こちらを伝えれば、フロントの人が、エアコンを調べてみようと対応してくれるはずです。

「wrong」を使った英語の例はこちらの記事も参考になります

フロントへ電話するときに注意したい点

では、実際にホテルのフロントへ電話をかけ、例えば

There’s something wrong with the AC.
エアコンが何かちょっとおかしいんです。

と英語で伝えたとしましょう。しかし、いきなり電話をかけ、

Hi! There’s something wrong with the AC.

と、ここでピリオドを打ち、会話を終わらせてはいけません。

この後に言葉を続けないと、フロントの人には「だから何が言いたいんだ?」と思われてしまいます。

そのため、ただ「壊れた」ことを伝えるだけではなく、次の言葉を続けましょう。

ここまで、来てもらえますか?
Can you come?

直してもらえますか?
Can you fix it?

こういった言葉を続けることで、相手にどうしてほしいのかまでを確実に伝えることができます。

さらに、

エアコンが何かおかしいんです。来て直してもらえますか?
There’s something wrong with the AC. Can you come and fix it?

と表現することで、より適切に伝わりやすい英語表現になるでしょう。

「エアコンが壊れている」、という事実だけではなく、「だからどうしてほしいのか」という要望まできちんと伝えることで、スムーズにコミュニケーションをとることができます。

電話をする際には、この点に注意しましょう。

その他にもある、ホテルで使える表現はこちら

エアコンに関する英語表現

エアコンに関する英語表現は、「壊れている」以外にも、知っておくと便利なものもたくさんあります。

いくつか集めてみましたので、参考にしてくださいね。

エアコンをつけて/消してもらえますか?
Could you turn on/off the AC?

エアコンのリモコンはどこですか?
Where’s the remote control of the AC?

エアコンを弱くして/強くしてもらえますか?
Would you turn down/up the AC?

エアコンをつけたり、消したり、弱めたり、強めたりは、日常でもよく使いますね。

しかし最後の文は、間違えやすいところがあるので注意が必要です。

簡単に考えてしまうと、up は上、down は下になりますので、温度を上げるのは up、下げるのは down と思いがちですが、ここでは逆になります。

温度を上げる
=寒いので、エアコンを弱くしてほしい → down

温度を下げる
=暑いので、エアコンを強くしてほしい → up

updown の意味につられて間違った操作をしてしまうと、驚かれてしまいますので、気をつけましょう。

まとめ

ここでは、エアコンが壊れている、エアコンが稼働していない、調子が悪そうなど、ちょっとしたニュアンスの違いによる3つの英語の伝え方をお伝えしました。

「エアコンの調子が悪い」という表現は、学校ではなかなか習わないかもしれませんが、実際に海外に行った際には覚えておくと非常に便利な英語表現です。

ちょっとしたニュアンスの違いも状況に応じて使い分けられるようにしておくと、より対処もしやすくなります。

さらに、「だからどうしてほしいのか」まできちんと伝えることで、相手へのコミュニケーションもスムーズになるということも忘れずに覚えておきましょう。

また、これらの表現は「エアコン」の部分を「他の機器」に変えることで応用もできますので、海外で機器の調子が悪い時には、この英語表現を応用して伝えてみてくださいね。

動画でおさらい

いかがでしたでしょうか?

もう一度、動画でおさらいしてみましょう。







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