キャッチコピーは和製英語|キャッチフレーズとの違い&心に残る名広告10選

素敵なキャッチコピーを考えよう!
あれ、かっこいいキャッチコピーだね!
あのキャッチコピーにやられたよ!
商品や作品の広告など、人々の心をぐっと掴むために用いられるキャッチコピー。かっこいいものや面白いものなど、私たちの興味を引くためにさまざまな工夫が凝らされていますよね。
さて、このキャッチコピーという言葉、英語ではcatch copyだと思いますか?
catchもcopyも英語なので英語だと思ってしまいますよね。しかし、キャッチコピーは和製英語、catch copyという英語は通じません。
今回は、2つあるキャッチコピーの正しい英語表現とそれぞれのニュアンスの違いを紹介します。
またオマケとして、人々の心に残るかっこいい英語のキャッチコピーも紹介しますよ!お楽しみに!
キャッチコピーの正しい英語表現をマスターして、英会話の幅を広げましょう!
目次
キャッチコピーの英語表現
キャッチコピーを表す英語はsloganとtaglineです。まずは発音を確認しましょう。
キャッチコピー
①slogan
②tagline
これら2つの表現はいずれもキャッチコピーを意味しますが、厳格にはそれぞれ少し違った意味があります。正しく使い分けるためにも、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
①キャッチコピーは英語でslogan
私たちが使うキャッチコピーとは、商品や作品の告知や宣伝のために用いられる宣伝文句のことですよね。
この意味で最も一般的に使われている英語表現が、sloganです。sloganは既にカタカナ英語でスローガンとして広く使われていますよね。
ただ、sloganには、団体や運動の主義、主張などという意味もあります。広告または宣伝用のキャッチコピーであることを明確にしたい際には、advertising(広告の、宣伝の)を加えてadvertising sloganと表現することもあります。
②キャッチコピーは英語でtagline
taglineはsloganと基本的には言い換えが可能な英語表現です。
厳密に言うと、taglineは永続的に使われるキャッチコピーで、sloganはtaglineよりも使われる期間が短い一時的なキャッチコピーと区別されます。
また、taglineは、ブランド名やロゴの代名詞、sloganは、ある商品に対する特有のものであることが多いです。
Nikeのキャッチコピーで例を挙げると…、
Just do itは、1988年から今までずっと使われ続けているNikeブランドのtaglineです。Dream Crazyや、日本語版キミもとくべつで知られるFind Your Greatnessなどのキャッチコピーはキャンペーン用。つまり、一時期的に使われたsloganです。
キャッチコピーに関連する英語表現
日本語のキャッチコピーの類語または関連表現として、キャッチフレーズやモットー、セールスコピーという言葉があります。
これらキャッチフレーズ、モットー、セールスコピーの英語表現も確認しておきましょう。
キャッチフレーズは英語で?
キャッチコピーは和製英語ですが、キャッチフレーズ(catchphrase)は英語です。
日本語としてはキャッチコピーもキャッチフレーズも同じく、告知や宣伝のために用いられる宣伝文句を指しますが、英語のcatchphraseは少し意味合いが違います。
catchphraseは、人やキャラクターに対して用いられ、印象的なセリフやその人を表すフレーズのことをいいます。
発音を確認しておきましょう。
キャッチフレーズ
catchphrase
モットーは英語で?
モットーは英語でmottoです。mottoは、座右の銘や企業の目標、姿勢を意味します。
モットーは、告知や宣伝のために用いられる宣伝文句。キャッチコピーとは言えませんが、場合によってはモットー=キャッチコピーの場合もあるので覚えておいて損はありません!
AppleのThink differentという有名なフレーズはまさに、sloganでもあり、mottoのようでもありますよね。
発音はこちら。
モットー
motto
一期一会をmottoにしている方はいますか?一期一会の英語表現はこちらの記事で確認できます。
セールスコピーは英語で?
セールスコピーは、即売り上げに直結する物やサービスを売るために作成された文章のことです。通販などの商品説明、売り込み文章はもちろん、求人募集の広告の文章もセールスコピーに分類されます。
セールスコピーは英語で、sales copyです。英語がそのままカタカナとして使われているケースですね。
念のため発音を確認しましょう。
セールスコピー
sales copy
企業広告などで使われた英語のかっこいいキャッチコピー10選
最後にオマケとして、英語のキャッチコピー名作10点を紹介します。
①Just Do It – Nike(ナイキ)
やってみろ、とにかくやれといった意味です。
②Think Different – Apple(アップル)
違う考え方をしようといった意味です。
③Red Bull Gives You Wings – Red Bull(レッドブル)
日本語版のCMでは、レッドブル、翼を授けると訳されています。
④Open Happiness – Coca-Cola(コカ・コーラ)
日本語版のCMでは、ハッピーをあけよう。と訳されています。
⑤The Happiest Place on Earth – Disney(ディズニー)
地球上で一番ハッピーな場所という意味です。
⑥Eat Fresh – Subway(サブウェイ)
新鮮なものを食べようという意味です。
⑦I’m Lovin’ It – McDonalds(マクドナルド)
直訳だとそれが大好きですが、私のお気に入りという意味で使われています。
⑧Melts in Your Mouth, Not in Your Hands – M&Ms(エムアンドエムズ)
手の中ではなく口の中で溶けるという意味です。
⑨A Diamond is Forever – De Beers(デビアス)
ダイヤモンドは永遠の輝きと訳されています。
⑩Ideas for Life – Panasonic(パナソニック)
直訳は生活のための提案ですが、生活のための数々のアイデアを提供しますという意味で使われています。
勇気づけられる言葉やダジャレ、リズム感のあるフレーズなどとさまざまですが、やはりどれも印象に残りますね!
みなさんも勉強をかねて英語のキャッチコピーを考えてみてはいかがですか?
英語ぷらすには英語のかっこいい名言・格言記事もあります。こちらでチェックしてみてくださいね!
まとめ
キャッチコピーの英語表現2つを紹介しました。
キャッチコピーは和製英語で、日本語のキャッチコピーを意味する英語はsloganまたはtaglineです。
他にも、キャッチフレーズはcatch phrase、モットーはmotto、セールスコピーはsales copyと関連表現も紹介しました。
ひとつの言葉に興味を持って調べた際には、今回のように関連表現も合わせて覚えると、単語力がぐんと付きますよ。
単語力は会話力にもつながります。是非多くの単語を身に着けて、スムーズで幅のある英会話を楽しんでくださいね!