「study」は名詞?でも・・・ネイティブが違和感を感じる使い方
studyには名詞と動詞の働きがあるのをご存じでしょうか?
studyが名詞としても使えるなら、I like study.という英語でもいいのでは?と感じる方もいるかもしれません。
しかし、文法的に間違いでなくても、ネイティブが違和感を感じてしまうことがあるようです。
今回は、なぜI like study.がネイティブにとって違和感を感じるかを紐解き、カタコト英語にならないための注意点をお伝えします。
それでは見てみましょう!
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文法上は大丈夫?
日本に留学中の外国人が日本語を話すとき、カタコトに聞こえてしまう場合があると思います。
例えば、わたし、べんきょうすきという表現は意味は通じますが、何となく違和感を感じてしまうのではないでしょうか。
わたし、べんきょうすきという表現に違和感を感じてしまうのは、日本語の助詞が抜けているからです。
わたしは、べんきょうがすきと助詞を補うだけで、流暢な日本語に聞こえますね。
そして、これは英語においても同様のことが言えるのです。
私は勉強が好きです。
を英訳するとき、studyを勉強や学習、研究という意味の名詞として扱い英文をつくると
I like study.
となります。
I like study.は I like(名詞) という構文にあてはまるので、文法上は全く問題ありません。
しかし、ネイティブからすると I like study.というフレーズは、わたし、べんきょうすきというようなカタコト英語に聞こえてしまうのです。
何か違和感がある…
ではなぜ、I like study.(わたし、勉強すき)は文法的には問題がないのに、ネイティブは違和感を感じるのでしょうか?
その理由は、studyに名詞のほかに動詞としての働きがあることが関係しています。
studyは、勉強するという意味の動詞でもあるため、I like study.の一文に動詞が原型の状態で2つ存在しているようにも見えるのです。
そのため、ネイティブは、I like study.の一文にlikeとstudyの2つの動詞が使われていることに違和感を感じ、カタコト英語として聞こえてしまうのです。
日本語で例えるならば、勉強が好きのがの部分が抜けているような状態です。
助詞であるがの部分が抜けてしまうと、べんきょう、すきという不思議な印象を与えてしまいます。
ぶっきらぼうに聞こえてしまう!?
また、I like study.(わたし、勉強すき)の表現はカタコトとして聞こえるだけでなく、相手にぶっきらぼうなイメージを与えてしまうこともあります。
勘違いを招かないためにも、正確な表現を覚えておきましょう。
私は勉強が好きです。をスムーズに相手に伝える場合には、
I like to study.
I like studying.
となります。
I like~.のあとを、toやingにすることで、日本語でいう、勉強が好きのがの部分を補っているのです。
study以外にも2つの品詞を持つ単語は多く存在しています。
少し気づきにくいポイントではありますが、2つの品詞を持つ単語を使うときは動詞が連続することのないよう注意しましょう。
まとめ
今回は、studyには名詞と動詞の2つの使い方があるため、I like study.は文法的に問題がなくてもネイティブにはカタコト英語に聞こえてしまうことをお伝えしました。
studyのように、名詞と動詞の2つの品詞を持つ単語は、カタコトの表現にならないよう、動詞を連続して使わないようにしましょう。
動詞を続けて使うときには、to~、 ~ingと形を変えることで、カタコト英語を回避できます。
ネイティブと話していてカタコト英語になってしまいそうな時は、to~や ~ingで乗り切ってくださいね。
動画でおさらい
「study」は名詞?でも・・・ネイティブが違和感を感じる使い方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。