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なぜRobertがBobに?英語の名前の省略のしかた。よくある例と変わった例

アメリカ人でもイギリス人でも、本名と違うニックネームを使うことが多々あります。

え?このニックネームの人の本名、なんでこうなるの?と不思議に思ったことはありませんか?

英語でよくあるニックネームの例、また、英語の名前の省略の仕方について、代表的なものを紹介します。日本人の感覚とはかなり違っていて、興味深いですよ。

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名前が「ロバート」の人

まずは「Robert」です。本名のRobertと呼ばれる人もいますが、Robertの場合、「Bob」というニックネームで呼ばれるのが一般的です。

Bobってよく聞く名前ですよね?RobertのニックネームがBobになることに特に理屈はありません。

Bobの他に使われるニックネームに「Bobby」「Bert」があります。

本名:
Robert(ロバート)

ニックネーム:
Bob(ボブ)

Bobby(ボビー)

Bert(バート)

全く違う名前の印象ですが、そういうもの、なんですね。Rから始まる本名なのに、ニックネームはBから始まる・・・不思議な感覚です。

名前が「マイケル」の人

次は代表的なニックネームを持つ名前の「Michael」です。

Michaelが本名なので、そのままMichaelと呼ばれている人もいるのですが、ニックネーム使って呼ばれているケースも多々あります。

Michaelのニックネームで多く使われるのが「Mike」や「Mikey」、「Mick」などです。

本名:
Michael(マイケル、発音としてはマイコー)

ニックネーム:
Mike(マイク)

Mikey(マイキー)

Mick(ミック)

ニックネームが本名と全然違うことを知らなければ、確実に別人だと思ってしまうでしょうね。

名前が「ウィリアム」の人

「William」も全く違うニックネームになります。

Williamのニックネームとしてよく使われるのが「Bill」です。

Billの他には「Will」や「Willie」というのがニックネームでよく使われます。

本名:
William(ウィリアム)

ニックネーム:
Bill(ビル)

Will(ウィル)

Willie(ウィリー)

これもどうしてBillなんだ?と理解に苦しみますが、そういうものとして受け入れてください。

正式なものへのサインもニックネーム?

「William」の名前を持つ有名人がいます。

その名は、William Jefferson Clinton、元アメリカ大統領の「ビル・クリントン」。

ウィリアムと聞いてピンと来なかった方も多いのではないでしょうか。

よく耳にするBill Clintonはニックネームで、本名はWilliam Jefferson Clintonなんです。

本名:
(ウィリアム・ジェファーソン・クリントン)
William Jefferson Clinton

ニックネーム:
(ビル・クリントン)
Bill Clinton

これに関連して興味深い話があります。

Bill Clintonは、正式なものにサインをしなければならない時「Bill Clinton」と書くのです。

日本人的な感覚では、正式文書のサインは実名を書かなければならない場合が多いと思います。

しかしアメリカでは、実際に自分が呼ばれているニックネームを正式な場面で使うことが、認められる傾向があります。

ですので、クリントン元大統領は、正式なものにサインをしなければいけないときでも、ニックネームを使っているというわけです。

「Bill Clinton」もしくは「Bill J Clinton」といった形でサインをしています。

スペイン語読みを英語風にアレンジ

アメリカでは現在、中南米のヒスパニック系の人口が非常に伸びており、スペイン系の名前の人が多数存在しています。

ヒスパニック系の人たちは日常生活では英語を使っているため、ニックネームが英語風になっている場合があります。

例えば「Jose」、この名前はスペイン語で発音すると「ホセ」です。

スペイン語ではJとgをハ行で発音するので、「Jose」は「ホセ」となり、セにアクセントがつきます。

しかし、アメリカでの生活ではJoseではなく、「Joe」「Joey」という少しアメリカ人っぽいニックネームで呼ばれることが多いです。

本名:
Jose(ホセ)

ニックネーム:
Joe(ジョー)

Joey(ジョーウィー)

「Ricardo」も同様、スペイン系の名前で「リカルド」と読みますが、「Rick」という英語系のニックネームで呼ばれている場合が多いです。

本名:
Ricardo(リカルド)

ニックネーム:
Rick(リック)

English nameとSpanish nameという概念

ニックネームとは異なりますが、国によって名前の読み方を変え、現地風にアレンジした呼び方をする場合があります。

ヒスパニック系の人たちがスペイン語系の名前を使わずに、英語風にアレンジした呼び方をするのが一例です。

そのひとつが「Jorge」。

Jorgeという名前のスペイン人は多く、スペイン語で「ホルヘ」と読みます。アメリカでは一般的に「George」と呼ばれることが多いです。

English name(英語の読み方の名前):
George(ジョージ)

Spanish name (スペイン語の読み方の名前):
Jorge(ホルヘ)

つまり、出身のスペインではホルヘ、英語圏ではジョージと呼ばれます。

二世の表現「Jr.」

Jr.「Junior」の省略形、日本語でいうと「二世」にあたります。

英語圏やその他欧米系の文化圏では、親の名前をそのまま子どもにつけることがあります。日本ではほとんどない慣習ですよね。

日本だと、親の名前の漢字から一文字もらい、他の漢字を組み合わせて子どもの名前を付ける感覚に近いでしょう。

しかし、日本と違うのは名前が完全に同じだということ。

家に届いた郵便物が、家族の中で、父親のものなのか子どものものなのか区別がつかない、となっては大問題です。

ゆえに、名前の後に親は「Senior」、子ども「Junior」を付けて区別、書くときはそれぞれ「Sr.」「Jr.」と省略して表記します。

Jose(ホセ)という父親の名前を子どもが引き継ぐ場合

Joseの父親の名前は「Jose Senior」、「Jose Sr.」と表記します。

父親の名前を引き継いだJoseの息子は、「Jose Junior」、「Jose Jr.」が正式名称となります。

そして、父親の名前と同じ名前を息子につけたときは、父親は自分の息子のことを「Jr.」(ジュニア)と呼ぶ場合が多いです。

耳にしたことのある英語表現だと思います。

もうひとつ、変わった英語の名前の省略の仕方を紹介します。

名前の頭文字と「Jr.」のJを組み合わせて「○.J」という呼び方です。

Joseの場合、JoseのJとJr.のJを組み合わせて、「J.J.」と父親に呼ばれる場合があります。

父親がMichelで、子どももMichelと名づけられた場合、呼び名は「M.J」です。

余談ですが、某アイドルが同じ呼び方をされていたような気が・・・。

まとめ

今回挙げたニックネームは、あくまでかなり代表的なものと、変わっていると思われる興味深いものだけに限られています。

とは言っても、本名とニックネームの違いに驚きを隠せません。

アメリカなど英語圏では、本名を省略したニックネームの種類がだいたい決まっています。

逆に言うと、本名に対するニックネームの種類を知らないと、誰のことを呼んでいるのかが全くわからない、ということもあるわけです。

たくさんの友だちを作って、彼らのニックネームを覚えていきましょう。

ニックネームで呼ぶことでぐっと距離感が近くなり、コミュニケーションもとりやすくなると思います。

また、ニックネームのように呼ばれるEnglish nameという概念。

アメリカには特に、世界中のいろいろなな国や地域から人が集まっています。
ゆえに、国を越えて通じる呼び名をつけることは、コミュニケーションの方法のひとつとも言えます。

それぞれの国の歴史と文化を尊重しつつ、ニックネームで呼びあえる関係性を作ることができたらいいですね。

動画でおさらい

もう一度、動画でおさらいしてみましょう。