TOEICにおすすめ|新公式問題集の使い方とテスト対策の仕方を紹介
TOEIC試験の勉強をする際に、どういった対策本、問題集が良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
公式TOEICには、実は過去問が存在しません。そのため、「TOEIC学習のためのおすすめの問題集が知りたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、おすすめの問題集について紹介します。
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おすすめの3つのステップ
TOEICの勉強法として大事なステップが3つあります。
1つ目は、自分のわかっている事と、わからないことを知ること。
2つ目は、公式テスト本番の声に慣れるためのリスニング対策をすること。
そして3つ目は、TOEICスコアを上げるコツを学ぶこと。
この3つをやっていくと、TOEICのスコアアップに役立つはずです。
これらを満たすために厳選された2つの教材が、「TOEICテスト新公式問題集」、「TOEIC公式プラクティスリスニング編」です。
順にどのような内容かを確認していきましょう。
TOEICについては、こちらの記事も参考になります
実際のTOEICに出てくるような問題で弱点把握
まず、「TOEICテスト新公式問題集」について紹介します。
こちらはテスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)の出版。つまり、TOEIC公式の問題集。
この本の中にある問題というのは、実際にTOEICテストに出てくるような問題が集められています。
この公式教材を使って勉強することで、わからない単語があった、知らない単語があった、わからない文法があったというように、この問題集を活用して、自分が知らなかった分野をきちんと把握しましょう。
実はこれが1番手っ取り早い勉強方法なのです。
例えば本屋さんやオンラインで、TOEIC満点の人が書いたTOEIC攻略本のような本を買って勉強したとします。
その中に書かれている内容が、どこまで自分にとって必要な情報なのか分かりませんよね。
一人一人に得意と不得意がある様にTOEIC対策も個々で異なってくるはずです。
そのため、1番必要なのは、このTOEICの公式の問題集で問題を解き、自分が知らない単語や、わからない文法などを解説を読んでマスターし本番に臨むことです。
この「TOEICテスト新公式問題集」は、TOEIC公式なので、自分がわからない文法や単語を特定し、
それを重点的に噛み砕き飲み込んでいくことは大切です。
まず1つ目のステップとして、この教材を活用してみましょう。
ノウハウを知るか知らないかで変わるスコア
2つ目にオススメしたい教材は、「TOEIC公式プラクティスリスニング編」です。
こちらもTOEICの公式教材で、主にプラクティスリスニング。リスニング正答数を上げることに対応した本です。
これにはCDが付属しているのですが、その音源から流れてくるナレーターたちは、実際のTOEICテストでナレーターをしている人たちの声を使っています。
リスニングセクションの練習をしていく中で、その声に慣れるというのもとても必要なので、大変役立つはずです。
実際に、留学をした際、ホストファミリーのママや、学校でとても仲のいい友達が喋る英語は理解しやすいことがあります。
その理由は、毎日日常的にたくさん話しているため、その人の話し方や声に慣れ、理解しやすくなります。
それと同じく、リスニングの練習をしていく時も、TOEIC公式のものを使い、本番テスト時のナレーターの声に慣れていくということは、非常に重要です。
さらに、解き方のノウハウといった解説もしっかりと書いてあるので、参考にしてみると良いでしょう。
ただし、この本はTOEICスコアが350点から730点の人に向けて作られたもの。
それ以下や、あるいはTOEICテストリスニング完全制覇を目指すといった難易度の高い教材を求めている場合はおすすめしにくいです。
このスコアの範囲内であれば、ぜひ活用してみてくださいね!
公式問題集を使って総合的なスコアアップをしたい方はこちらもおすすめ!
リーディングセクションの音声ダウンロードが可能になっています。
TOEICのコツについてはこちらの記事も参考になります。
購入時の注意点
上記で紹介した教材と合わせて、注意したい点を紹介していきます
新しい教材を選ぶ
TOEICは2016年5月に大きな変更がありました。またそれ以降にも、問題の傾向は年を追って変化しています。
問題集が古いものだと、問題の傾向が旧式のままでせっかく勉強しても的外れな場合があります。
公式問題集は、最新のものを購入しましょう。
自分のスコアを知ろう
公式問題集以外にスコア別の参考書もありますよね。
ここで注意したいことは、現在500点の人が900点代向けの参考書を選んだ場合、スコアアップするための学習には適していません。
まずは自分のスコアレベルを把握し、徐々に英語力を上げスコアアップを目指しましょう。
まず自分のスコアを知りたい場合は、無料模試でおおよそのスコアを把握できるサイトもありますので、下記サイトなどを参考にしてみてくださいね。
TOEIC対策ミニテスト:http://e-salad.jp/common/toeic.html
TOEICパートごとの攻略ポイント
TOEICテスト形式は大まかにリスニングセクションとリーディングセクションの2つに分かれています。
リスニングセクション:Part1~Part4
リーディングセクション:Part5~Part7
こちらではパートごとの攻略ポイントを紹介します。
Part1攻略ポイント① 説明アナウンス時を有効に
はじめに、Part1冒頭の説明アナウンス時に問題形式を把握してきましょう。
冒頭アナウンスの時間を有効に使い、その時間でまずは全ての写真に目を通しましょう。
人物または風景かなど写真種類を確認し、人物の写真なら、性別/人数/動作/位置を、風景の写真なら、場所/写っている物/動作/位置を確認します。
しかし、あまり深入りしすぎず、本番前にはリスニングに集中できる状態に戻ることも忘れずに!
Part1攻略ポイント② 進行形の使い方に注意
人物写真では進行形で動作を表しますが、風景の写真では注意が必要です。
例えば、「(物が)~された状態」を表すbe(have been)+過去分詞と、「(物が)~されている最中だ」を表すbe being+過去分詞では状況が異なります。
また、選択肢の中には、うっかりしていると聞き逃してしまいそうな表現や音が似ている単語が混ぜられています。注意しながら聞く癖を付けましょう。
Part2攻略ポイント① 文頭3~4語に集中して聞き取る
全てを聞き取り理解使用するのではなく、文頭の3~4語を集中して聞き取ると内容を把握しやすくなります。
Part2攻略ポイント② 5W1Hの疑問文に注意
5W1Hの疑問文でYes・Noの答えは不正解です。
解答案にYESまたはNOが出てきた場合は、消去法で選択しない意識をしましょう。
また、5Wの質問に素直に答えていないパターンもあります。
例えば、「何を依頼するべきですか?」という質問に対して、依頼する物を答えるのではなく「もう私が全て依頼しました」という答えも設けられたりします。
普通の疑問文の場合は主語と返答のYes・Noの問いかけには、後に続く主語に注意しましょう。Yes・Noで返答していないもので文章全体を理解できなければ、思い切って読み飛ばすことも大切です。
Part1とPart2共通で言えることは、全て解き切るよりも分かる問題にフォーカスすることが大切です。初めて受験する場合などの初心者は、とくにこれを知っておくと良いです。
Part3攻略ポイント① Part2が終了したら設問文に目を通す
こちらもPart1同様、設問に目を通しておくことがリスニング時の正答率アップにつながります。
Part2が終了したら、全て解き切れてなくとも気持ちを切り替えて設問文を先読みしましょう。この時選択肢まで読まなくて大丈夫です。
解答時は出来るだけ早くマークし余った時間で、次問題の設問を先読みし進めていきます。
Part3攻略ポイント② 話している内容の細部を問われるパターンの把握
設問先読み後、男性と女性どちらの発言に注意するのかを読み取りましょう。
Part3攻略ポイント③ 最初に話す人の会話に集中して聞く
会話の内容を知るための重要な情報は会話の始まりにある場合が多いです。特に冒頭は集中して聞きましょう。
Part4攻略ポイント① ジャンル別のパターンの把握
先読みについてはPart3と同様ですが、広告、顧客への説明、音声ガイダンス、留守番電話に録音された問い合わせ、ラジオニュース、地域のお知らせ問い合わせへの回答、などある程度ジャンルが決まっています。
本番前の問題集を参考に何度も練習しながら自分の得点源になるジャンルを知り、上手く解き進められるようにしておきましょう。
Part4攻略ポイント② 5W1Hを意識する
話し手はたった一人。最初は大まかで良いので聞き手はいったい誰か、いつ、どこで何のために話しているのか聞き取れるようにしましょう。
Part5~7攻略ポイント① 英文読解の時間配分に注意
Part5からはリーディングセクションです。
Part5からpart7は時間をかければ正解が望めるパート。ここでPart5に時間を使い過ぎないことが大切。
TOEIC初心者は、瞬時に解ける問題か、ある程度時間をかけるべきかを見抜き、進めることがポピュラーな攻略法です。
一般的に1問30秒以内が理想と言われますが、中には10秒で解ける問題、45秒かかる問題など内容は様々。解答時間をいかに短縮するかを考えながら練習するとよいでしょう。
Part5~7攻略ポイント② 問題パターンを瞬時に見抜く
文脈から判断する問題と、Part5同様に空欄の前後で判断できる文法問題とがあります。文章を繋ぐ「副詞」はしっかり予習しておきましょう。
リスニング、リーディング共に問題に傾向がある程度パターンがあるTOEICテスト。
問題集を参考に解き進め読解力を高めていきましょう!
まとめ
TOEICには過去問題集が存在しません。
スコアアップのために、まずは公式から出ている「TOEICテスト新公式問題集」で問題に慣れていきましょう。
実際の公開テストで出題されるような問題形式になっているので、これから自分が勉強すべきことを探すのにも最適に役立ちます。
同じく公式テキストの「TOEICテスト 公式プラクティスリスニング編」では、本番のリスニングテストに使われているナレーターの声に慣れることができます。
更に、問題を特債のテクニックを学ぶことで効率よくTOEICのスコアを上げることができるでしょう。
次のTOEICテストに向けて、ぜひ実践してみてください!
動画でおさらい
TOEICのおすすめ問題集はこれ!おすすめ教材の内容も紹介を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。