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英語「~させる」の使役動詞(make,get,have,let,force)使い分けと違い

させる 英語 使役動詞 make get have let force 使い分け 違い 例文

息子に勉強させるなんてムリな話だ。
先生が級長にプリントを集めさせた。
上司から電話させてください。

〜させるという表現は、人(または物)に何かをさせるという意味ですよね。
日本語では、この〜させるという意味を使役(しえき)と言い、させるは、文法的に使役を表す助動詞と言います。英語では、〜させるという意味を表すことができるものは動詞で、まとめて使役動詞といわれています。

この記事では、〜させるを表す使役動詞5つの使い方とニュアンスの違いを解説します。
〜させるという言い回しは、日常生活からビジネスシーンまで広く使われる表現です。ぜひこの機会にマスターしてよりスムーズな英会話を目指しましょう!

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「させる」の英語表現5つ

させる 英語 使役動詞 make get have let force 使い分け 違い 例文

〜させるを意味する英語表現は以下の5つです。いずれも使役動詞ですが、ニュアンスや使い方が異なります。

①force
②make
③have
④get
⑤let

「させる」強制力の最も強いものはforce、順にmake,have,getと続き、letはとても柔らかな表現になります。
force>make>have>get>let

なお、使役動詞には上記以外にも、help(手助けして〜させる)allow(許可する)などいくつかありますが、今回は最も一般的な表現5つを紹介します。
シチュエーションにあった〜させるの表現をするために、ひとつずつじっくりと見ていく必要がありますよ!

それでは、例文と共にそれぞれの単語のニュアンスと使い方を見ていきましょう。

①force(無理やり、強制的に「させる」)

無理やり〜させるという強制力の最も強い表現が、forceです。
脅迫や、選択の可能性を与えないことによって、意思に反して強制的にさせるというとても強い表現です。

【文の構造】
force+人/物+to〜動詞の原形
force+人/物+into+~ing

※「人」にはme, him, her, themなど所有格を入れます。

警察は彼にドアを開けさせた。
Police forced him to open the door.

先生は私にみんなの前で無理矢理歌わせた。
My teacher forced me into singing in front of everyone.

②make(やりたくないことを「させる」)

人に何かやりたくないことをさせる時の最も一般的な表現がmakeです。
誰かに何かをするように命令したり、強制的にさせたりする時に使われますが、強制力はforceほど強くはありません。

【文の構造】
make+人/物+ 〜動詞の原形
※「人」には所有格を入れます。

あなたは彼を行かせることはできません。
You can’t make him go.

母は私に追加の宿題をさせました。
My mother made me do extra work.

③have(やって当然のことを「させる」)

義務や仕事など、やって当たり前のことをさせる時にはhaveを使います。そのため、「させられる側」は、それをすることに納得している、または当然と思っていることが多いです。
なお、forceやmakeと違い、無理やり何かをさせるという強制的なニュアンスはなく、どちらかというと、人に〜してもらうという訳の方が近いです。

【文の構造】
have+人/物+ 〜動詞の原形
have+人/物+ 〜ing
have+人/物+ 〜動詞の過去分詞

※「人」には所有格を入れます。

営業担当者に電話をかけさせます。
I’ll have the sales person call you back.

家族みんなに卒業式に来てもらいました。
I had all of my family coming to my graduation.

パソコンを修理してもらいました。
I had my computer repaired.

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④get(説得して何かを「させる」)

getは、人に何かをしてもらう時、何かをさせる時の両方の場面で使われます。説得やお願いをして〜してもらう、〜させるという意味なので、「どうにかして」何かをさせるニュアンスが強い表現です。haveとほとんど同じ意味ですが、getの方がより積極的に依頼をするニュアンスが強くなります。

【文の構造】
get+人/物+ to〜動詞の原形
get+人/物+~ing
get+人/物+~動詞の過去分詞

※「人」には所有格を入れます。

毎朝私は子供たちを学校に行かせる準備をしなければいけません。
Every morning, I have to get my kids ready for school.

アンディをパーティーに来させたらどう?
Why don’t you get Andy coming to the party?

生徒たちは毎日宿題をチェックされます。
Everyday the students get their homework checked.

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⑤let(望むことを許可して「させる」)

letは、相手の意思や意向を尊重するというのがコアにあり、人にやりたいことを自由にさせるというニュアンスの表現です。
これまでに紹介した4つの表現と違い、容認(〜するのを許す)の意味を含む表現です。同じく使役動詞のallowpermitと意味合いは同じですが、let の方がより一般的で口語的な表現です。

【文の構造】
主語+let+人/物+ 動詞の原形
主語が人/物の望むことを許可して〜させる
Let +人/物+動詞の原形
私に〜させて、〜してあげる(許可を求めたり、要求したりする際に使われる)
※「人」には所有格を入れます。

母は私にハグをしてから行かせてくれました。
My mother let me go after giving me a huge hug.

私にもう一度やらせてください。
Let me have another try.

お知らせください。
Please let me know.

※やんわりと、教えてください、連絡してくださいという定番フレーズです。ビジネスメールでもよく使われます。

その他よく使う「~させる」の英語フレーズ

これまでに紹介した5つの表現は、動詞とセットで〜させるという意味を付け加えてるもので、単体では〜させるの意味をなさないものでした。数ある英単語の中には、それらを使わずとも、単語の意味としてさせるの意味が含まれているものもあります。
ここで代表的なものをいくつか紹介します。

feed(食べさせる)
まず子供たちに食べさせましょう。
Let’s feed the kids first.

reflect(反映させる)
新商品に、ユーザーのニーズを反映させる必要があります。
We need to reflect users’ needs into our new product.

adapt(対応させる)
古い型を新しいものに対応させるのは難しいですか?
Is it hard to adapt the old style to the new one?

focus(集中させる)
足に意識を集中させる必要があります。
You need to focus your attention on your feet.

paralyze(UKスペル:paralyse)(麻痺させる)
この有毒ガスは神経を麻痺させます。
This poison gas paralyzes the nerves.

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まとめ

させる 英語 使役動詞 make get have let force 使い分け 違い 例文

「させる」の英語表現を紹介しました。使役を表す助動詞である「させる」は、英語では使役動詞を使って表現します。

使役動詞にはいくつかありますが、この記事では最もよく使われる表現 force、make、have、get、letの5つを取り上げました。それぞれ「させる」強制度や文の構造(toあり無しなど)も異なるため、一度にすべてをマスターするのは難しいものです。

焦る必要はありません。まずはforce、次はmakeなど、丁寧に着実にひとつずつ頭に入れていきましょう!さぁ、今日はforeceですか?

May The Force Be With You!(がんばってください!







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