走るの英語表現はrunだけじゃない!runの類義語&走るを表す英語例文

走るという日本語が出てくると、runと訳す人は多いでしょう。
しかし、走るにもさまざまな意味があり、ふさわしい英語表現は状況によって異なります。
今回の記事では、走るを意味するrunの類義語と走るを含む英語例文をご紹介します。
日本語が使われる状況を理解し、場に合った英語表現を選びましょう。
走るの英語といえばrun
走るの英語でもっともよく使われるのは、やはりrunです。
英単語runの基本イメージは、ある方向へ連続・継続してすばやく動くというものです。
そのため、川などが流れる、傾向がある、噂などが広まる、ある状態に陥るといった場面でも用いられます。
速く走るの英語表現
最初にrunの基本の意味についておさらいしておきましょう。
まずは例文です。
息子は足が速い。
My son runs fast.
これはわかりやすい英文ですね。主語が三人称単数で現在形ですから、いわゆる三単現のsが末尾についてrunsになっています。fastは速いです。
また以下のように言い換えることもできます。
My son is a fast runner.
直訳すると、息子は足の速いランナーだという意味になります。
runの過去形や過去分詞は?
英語の動詞は原形、過去形、過去分詞と変化し、動詞変化には規則変化と不規則変化があります。これは中学英語で習ったという人は多いかもしれませんね。
規則変化は動詞原形の後ろに-ed・-d・-iedのいずれかがつきます。しかしrunは過去形がran、過去分詞がrunとなる不規則変化動詞です。
つまり原形、過去形、過去分詞は、run-ran-runとなるわけです。
runとran発音の違い
runの動詞原形と過去分詞は同じrunですが、過去形だけがranとなり、発音も違います。
runの発音記号がrˈʌn、ranの発音記号がrˈæn。
runのʌはあまり口を大きく開かずに発音します。
ranのæの方は、発音記号を見てもわかるように、aとeの中間のような音になります。日本語のエの口でアと言う感じです。
音声を聞き比べてみましょう。
run【rˈʌn】
ran【rˈæn】
何度も聞き比べて音のイメージを掴んでくださいね。
runの進行形はrunning
英語の動詞変化といえば、進行形もあります。
進行形はbe動詞+~ingで、runの進行形はrunning。
nを1つ追加してingなので気をつけましょう。
runsのスラングの意味
runは名詞runsの形でスラングとして使われることがあり、意味は下痢です。なんとなくニュアンスはわかりますよね。
下痢を意味する単語にはdiarrheaがありますが、病院に行くレベルの下痢を想起させる場合もあるようです。軽い下痢ならthe runsを使うとよいかもしれません。
the runs
私は下痢です。
I have the runs.
ネイティブとの会話のなかで出てきたら、お腹の調子が悪いんだなと察してあげましょう。
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runの類義語
走るを意味するrunには、さまざまな類義語があります。
主なものを見てみましょう。
jog
jogの自動詞にも走るという意味がありますが、比較的ゆっくり走るときに使います。日本語のジョギングも気軽に走るイメージがありますが、英語もそれと同じです。
jog
scurry
小走りで走るときにはscurryが使われます。日本人にはあまり馴染みがない単語かもしれませんが、あちこちと動き回るイメージがある単語です。
scurry
sprint
sprintは全速力で走る際に使う単語です。名詞で短距離走という意味もあります。スプリンターは日本語でもお馴染みですね。
sprint
dash
突進するや急いで走るという場合、自動詞でdashを使う場合もあります。カタカナ表記のダッシュは日本語でもよく使いますよね。
他動詞のdashには投げつける、打ち砕くといった意味があります。
dash
race
競争するという際に使われるのがraceです。名詞で競争という意味もあります。カタカナ表記のレースと同じですね。
race
この走るは英語でなに?例文紹介
日本語の走るには速く移動する以外の意味もありますが、その場合、英語では何と表現すればよいのでしょうか。
走るという日本語が持つさまざまな意味の英訳を例文とともにご紹介します。
マラソンを走る
私は来春マラソンを走ります。
I’m going to run a marathon next spring.
marathonはマラソンで日本語でもおなじみですね。
run a marathonにはマラソン大会に出るというニュアンスもあるので、身近な人に出場を報告するなら、participate in a marathonよりも自然です。
山脈が走る
奥羽山脈は北から南西に走っている。
Ou mountain range runs north to southwest.
山脈が走るという場合でも、runが使えます。
runにはある方向へ継続して動く基本イメージがあると説明しましたが、山脈の連なりを継続性ととらえてrunが使われているということですね。
痛みが走る
右足の小指を激痛が走った。
A sharp pain ran through my little toe on my right foot.
痛みが走ると言いたい場合は、 run throughを使います。throughは~を貫いて・~を通り抜けてという意味です。まさに痛みが小指を貫いていったというわけですね。
ちなみに足の指はtoeで、littleがついて小指という意味。toeというとつま先と覚えている人が多いかもしれませんが、足指の意味でも使われます。
指といえば思い浮かぶfinger(フィンガー)は日本でもお馴染みですが、手の指限定で基本的に親指は含みません。親指はthumbで、残りの4本がfingersです。うまく行ったときなどに親指を立てる仕草をthumbs up(サムズアップ)といいますよね。
スクーターが走るのを見た
私はそのスクーターがゆっくり走るのを見た。
I saw the motor scooter going slowly.
一般的にrunは人の動作だけでなく、車などの走行の際にも使えますが、ネイティブのなかにはrunをエンジンが作動するイメージで捉える人もいます。そのため、runではなくgoを使う方が自然とされる場合もあります。
そういうこだわりを持っている人もいることは知っておいて損はないでしょう。
スクーターは日本では腰をかけて乗る自動二輪車を指しますが、英語のscooterの場合、足で蹴って乗る子供用の乗り物も含まれるため、motor scooterといった方が伝わりやすいでしょう。
稲妻が走る
彼は南の空に稲妻が走るのを見た。
He saw a bolt of lightning flash in the southern sky.
この例文では稲妻が走るをsawの目的語としてa bolt of lightning flashという名詞句で表現しています。
南の空はthe southern skyです。南はsouthですが、南のという形容詞になるとsouthernとなります。
私利私欲に走る
私の上司はいつも私利私欲に走る。
My boss always pursues his own self‐interest.
私利私欲に走るはpursue one’s own self‐interestです。pursueは追跡する、追うです。
interestといえば興味、関心という意味が思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、私利・私心という意味もあり、この場合は後者の意味で使われています。
私利私欲と言いたいときはself‐interestとしましょう。
悪事千里を走る
彼が昨日、仕事をサボッてスキーに行ったことをみんな知っている。まさに悪事千里を走るだわ。
Everyone knows that he skipped work and went skiing yesterday.That’s exactly bad news travels fast.
悪事千里を走るはbad news travels fastです。travelといえば旅行するですが、実は伝わるという意味もあります。つまり直訳すると悪いニュースはすばやく伝わるなので、日本語とほぼ同じ意味ですね。
exactlyは正確にやまさしくという意味です。例文ではサボるという意味でskipが使われていますが、単語自体にネガティブなニュアンスはなく、病気などで欠席する際にも使えます。
虫酸が走る
彼女のふるまいに虫酸が走った。
Her behavior gave me the creeps.
虫酸が走るは、ムカつく・不快になるという意味で、ここではcreepが使われています。creepは這うように忍び寄るイメージを持つ単語で、ぞわぞわするやむずむずする、ぞっとするといった意味があります。例文では名詞として使われており、直訳すると、彼女のふるまいが私にぞっとする感じを与えたとなります。
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まとめ
同じ走るという日本語でもさまざまな意味があり、状況によってふさわしい英語表現は異なります。
runにはすばやい移動という運動の意味と継続して連なるという状態の意味とがあり、走るの意味を幅広くカバーしてくれますが、常にそうした一致が期待できるわけではありません。
翻訳する際には日本語の意味を正しく理解した上で英語表現を選ぶようにしましょう。
より適切な表現を見つけるためには、英語辞典をこまめに引いて語彙力を付けることがとても大切です。
学生時代に使っていた研究社新和英中辞典やEゲイト英和辞典などは、基本的な意味を学ぶのに十分に役立ちますが、紙の辞書は内容更新ができないため、新しい言葉やスラングまではカバーできません。
新しい版に買い替えるのも手ですが、もしスマホやタブレットを使っているなら、英語辞書アプリを検討してみましょう。アプリなら外出先でも簡単に検索表示できるため、通勤時間などのすきま時間に単語を覚えることができます。英辞郎on the WEB Proなど無料版が用意されているものもありますので、新規登録して使い勝手を試してみるといいでしょう。
EDR日英対訳辞書をはじめ、専門用語に特化したWeblio専門用語対訳辞書や、メール英語例文辞書・Weblio Email例文集などメール作成時に便利なオンライン辞書もあり、ご自身のニーズに合わせて選ぶのがおすすめです。例文集を例文検索すれば、単語や英語フレーズの具体的な使い方を知ることもできます。よく使う単語や表現は単語リストや例文一覧として1ページにまとめておきましょう。
日常生活で交わされる日本語の会話も和英辞典で引いてみれば、思いがけない言い回しやアブナイ英語表現なども学べる可能性があり、そうした知識はリアルな英会話で大いに役立つはずです。
英語を勉強しなくちゃと思うと気が重くなってしまう人もいるでしょう。
無理にテキストをやろうとするよりも、英語では何ていうのかな?という素朴な疑問を紐解く情報源として、まずは辞書を見てみることからはじめてみませんか。スポーツが好きな人はスポーツ英語を片っ端から調べてみるのもいいでしょう。きっとゲーム感覚で英語を楽しめるはずです。