過去形と現在完了形の違いは?5つのパターンでマスターしよう!

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たったいまおこなった出来事をあらわす「現在完了形」。
学校では先生から現在完了形の3つの使い方を教わったのではないでしょうか?

しかし実際に英語圏の人が使用する現在完了形には5つのパターンがあります。
英語圏の人が実際に使用する現在完了形の使い方をマスターして、より英会話を楽しみましょう。

Q&A形式を使った現在完了形

1つ目に紹介する現在完了形の使い方は「Q&A形式」です。
Q&A形式を使うと複雑な現在完了形でもしっかりと理解することができます。

学校で現在完了形を勉強するとき、まず肯定文、否定文、そして疑問文の順番で習った方が大多数でしょう。
実は肯定文から勉強することで、現在完了形の仕組みがより複雑に思えてしてしまい、使い方の理解に苦しむというパターンに陥ることが多くあります。

現在完了形を実際の英会話で使う場合、実は疑問文から始めるケースがほとんどなのです。たとえば、

あなたは、ニューヨークに行ったことがありますか?
Have you ever been to New York?

はい、私は2回ニューヨークに行ったことがあります。
Yes, I have. I’ve been to New York twice.

現在完了形は「~したことがありますか?」というシチュエーションで使用することがとても多いです。
現在完了の疑問形は、文の頭に「Have you ever」をそのまま入れて後に続く動詞を過去分詞形にするだけで完成します。

あなたは、財布をなくしたことがありますか?
Have you ever lost your wallet?

Lose

の過去分詞は過去形のLostと同じ形であるためLostをそのまま採用します。

サーフィンをやったことがありますか?
Have you ever tried surfing?

これも同様にTry

の過去分詞、triedを使用します。
これも過去形も一緒の形です。答え方ですが、

あなたは、ニューヨークに行ったことがありますか?
Have you ever been to New York?

はい、あります。
Yes, I have.

いいえ、ありません。
No, I haven’t.

いいえ、一度もありません。
No, never.

No, I haven’t.
No, never.

どちらかでなくてはいけないという決まりはないのでどちらを使用してもOKです。Yesの場合は、

はい、(ニューヨークへは)2回行ったことがあります。
Yes, I have been there twice.

このように「何回行ったことがあるよ」などの情報を付け足すことで会話を広げるきっかけを作ることもできます。またここで重要なポイントがふたつあります。

ひとつめは、現在完了形をつくるときには常に疑問文、質問をベースに考えること。肯定文をベースに考えた場合、

ニューヨークに2回行ったことがあります。
I’ve been to New York twice.

となりますが、肯定文からはじまる会話文だと、実際の会話のイメージを意識することが難しいためどんな風に使うべきなのかなかなかピンときません。しかし疑問文の

あなたは、ニューヨークに行ったことがありますか?
Have you ever been to New York?

から会話をはじめる場合、なんとなくではありますが、この後どんな会話がつながっていくのか、イメージしやすくなりませんか?
なんとなくのイメージですが、これが英会話を身につける上でとても重要なポイントとなのです。

たとえば飲み会に参加するとします。魅力的な男性を見つけて

ニューヨークに2回行ったことがあります。
I’ve been to New York twice.

と肯定文から会話をスタートするとどんな風に感じますか?

突然「ニューヨークに行ったことがあります」と宣言するのは、日本語でも英語でも会話としてすごく違和感がありますよね。逆に
「Have you ever been to New York?」

と疑問文ではじめると、

はい、あります。
Yes, I have.

いいえ、ありません。
No, I haven’t.

いいえ、一度もありません。
No, never.

のように、「はい」または「いいえ」という答えが必ず返ってきます。
言葉のキャッチボールが始まれば、そこから会話が進んでいきますよね。

このように会話の流れをスムーズにシミュレーションするためにもかならず疑問形をベースに考えましょう。

続いて○○したことがありますか?を表す現在完了形ですが、これは興味があることを聞くときのみに使用しましょう。
なぜ興味があることを聞くのかというと、自分に関係のない話だと、会話が進まない原因となります。たとえば、

あなた:サーフィンしたことは、ありますか?
You: Have you ever tried surfing?

相手:ありません。
Partner: No.

あなた:わたしもないです。
You: Me, neither

これだと会話が全くすすみませんし、相手もどうしてこの質問をされたのかよくわからなくなってしまいますよね。

サーフィンしたことがありますか?
Have you ever tried surfing?

ないよ。
No, I haven’t.

本当?わたしもないんだけど、やってみたいなと思ってね。
Really? I haven’t neither. But, I want to try.

このような流れであれば会話として一応成立していますが、やはりどこか不自然です。

単なる思いつきや、興味もないのにとりあえず聞いてみるというのは、英語・日本語にかぎらず会話が不自然になってしまうため控えるほうがいいでしょう。
「これからやってみたい!」という場合や、自分に関係のある話がしたい場合に使うことをオススメします。

「Ever」を使わない現在完了形

次に紹介するのは、「もう〇〇しましたか?」という質問を表す現在完了形です。はじめに紹介した現在完了形との違いは、

「Ever」

が入っているか、入っていないかです。

先ほどの現在完了形は「Ever」を使っても使わなくてもOKでしたがここで紹介する現在完了形では「Ever」を絶対に使わないでください。

「Ever」には、一度でもという意味が含まれているので、「もう○○しましたか?」という場面で使用すると不自然に聞こえてしまいます。具体的な例文を交えて紹介しましょう。

もうお昼ごはんを食べましたか?
Have you eaten lunch already?

はい、食べました。
Yes, I have.

もうレポート終わりましたか。
Have you finished the report?

いいえ、まだ終わっていません。
No, I haven’t.

もうタバコを吸うのをやめましたか?
Have you quit smoking yet?

いいえ、まだ止めていません。
No, I haven’t.

「もう○○しましたか?」という質問は過去形で代用することも可能です。たとえば先ほど紹介した

Did you eat lunch?

Did you finish the report?

Did you quit smoking?

これらは、ついつい過去形で代用してしまうこともありますね。
現在完了形と過去形のニュアンスの違いは、「もう」が、付いているか、付いていないかという点です。

現在完了形には「もう」が付いていますが、過去形には、ついていません。過去形でも
「already」

を使用すると「もう」というニュアンスになりますがそこはあまり気にせず、「もう〇〇しましたか?」という場面では現在完了形を使用し、単純に「〇〇しましたか?」という場面では、過去形を使用すると覚えておきましょう。

期間を表す現在完了形

次に紹介する現在完了形は「〇〇してどれくらいの期間になりますか?」という文です。

ここにどれぐらいの期間住んでいますか?
How long have you lived here?

ここに住んで10年になります。
I’ve lived here 10 years.

どれくらの期間、四朗を知っていますか?
How long have you known Shiro?

彼を知って10年になります。
I’ve known him for 10 years.

今の会社にどれぐらいの期間勤めていますか?
How long have you worked at your current company?

そんなに長くないです。2年ぐらいですかね。
Not so long actually. Just two years.

「○○してどれぐらいになりますか?」というときには、この表現を使用しますが、期間を聞くときには、ほかにももっとよく使う時制の表現があります。たとえば

ここにどのぐらい住んでるのですか?
How long have you been living here?

2年住んでいます。
I’ve been living here for 2 years.

そこにどれぐらい勤めているのですか?
How long have you been working there?

そこには勤めて5年くらいになります。
I’ve been working there for 5 years.

ヨガをはじめてどのくらいになりますか?
How long have you been doing yoga?

10年くらいになります。
I’ve been doing yoga for 10 years.

文の構成を説明するためにセンテンスを書き出していますが、実際の会話では、センテンスでなく2 years、5 years、10 yearsなどの数字だけで答えることも多いです。
何かを継続してやっている期間を聞くときには、How long have you been + 動詞ING

の形がよく使われます。「動詞ING」は
Living、

Working、

Doing yoga、

Smoking、

Studying

などINGを付ければ、この文を作ることができます。

答えるときも、I’ve been + 動詞ING for~yearsで表現できます。
しかし、先ほど紹介した例文の中で、ひとつだけ仲間はずれがありましたよね。

どれくらの期間、四朗を知っていますか?
How long have you known Shiro?

この「Know」を使う場面では、「have you been 動詞ING」を使用せずに「have you 過去分詞」の形を使用する必要があります。

「Know」

「Think」

などは、知覚動詞と呼ばれています。知覚動詞を使うときは、「動詞ING」を使用しない現在完了形を使うというルールがあります。
これは50年前ほどに変わったルールで今でもネイティブの中には「この単語はどっちだっけ?」ときちんと把握していない人が多いです。

とはいえ、実際に会話で使う表現は、「Know」くらいなので、「Knowのときはhave knownを使う」と覚えておけば問題ありません!

「know」以外の単語を使うときは、「動詞ING」を活用しましょう。

具体的に「動詞ING」と「動詞ING」を使用しない現在完了形の違いは何かというとニュアンスの違いです。

例えば、How long have you lived here? は、何年ここに住んでいるのですか?という意味ですが、

How long have you been living here?
ここに住んでどのくらいになりますか?

と比べた場合、日本語での意味は同じように感じますね。

実際、英語での違いも「ここに住んでどのくらいになりますか?」「何年ここに住んでいるのですか?」というニュアンスの違いのみで、意味や使い方に大きな違いはありません。

基本的には、「どれくらい○○していますか?」と尋ねるときは現在完了進行形を使用するケースが多いので、現在完了進行形での質問をメインに覚えるようにしましょう。

実際の会話で「どのくらいやっていますか?」と聞くことは、仕事や住まい、趣味くらいですよね。なので、仕事や住まい、趣味について聞くときには、現在完了形を使用すると覚えておくと良いです。

決まり文句で覚える現在完了形

続いて紹介するのも同じく現在完了形ですが、これらは決まり文句として覚えてください。たとえば

高校生の頃から随分変わりましたね。
You’ve changed a lot since high school.

「あの頃から○○ですね」
というときには、現在完了形を使用しますがあまり現在完了形だということにとらわれず、決まり文句として覚えていきましょう。先ほどと逆の変わっていないという表現ですが、

私は高校の頃から、あまり変わっていません。
I haven’t changed since high school.

あの頃からっていう感じなので、具体的にいつからと言っても大丈夫です。

20年前からタバコを吸っていません。
I haven’t smoked in 20 years.

あの頃からっていうのを、具体的にいつかと明確にしている場合です。
イメージがしづらいという方は、自分に置き換えて考えてみましょう。

タバコをやめてどのくらいになりますか?
How long have you not smoked for?

タバコをやめて2年になります。
I haven’t smoked in 2 years.

このように自分に置き換えることで記憶に残りやすくなります。また

彼を見かけていません。
I haven’t seen him.

ヒロと話していません。
I haven’t talked to Hiro.

これらの表現にも

今朝、会社に来てからまだ彼を見ていません
I haven’t seen him
since this morning.

I haven’t talked to Hiro. の場合は、

ヒロと話しましたか?
Have you talked to Hiro?

ヒロとは先週の月曜日から話していません。
I haven’t talked to Hiro
since last Monday.

このように、今朝のような近い時点だけでなくもう少し前の過去のことも表すことができます。ビジネスなどの場では、

ヒロとは連絡していません。
I haven’t touched Hiro.

このように表現することもできます。
これは決まり文句のひとつとして覚えておきましょう。

「たったいま」を表す現在完了形

最後に紹介する現在完了形は「たったいま」「ちょうど」「つい最近」という場面で使用することができます。

今、ちょうど終わりました。
I have just finished.

しかし、この表現は

I just finished.

のように過去形で代用することも多いです。

I have quit smoking.

現在完了形を使った表現には、つい最近やめました。というニュアンスを含みますが、

I quit smoking.

のように過去形を使う人が多くいるのも事実です。同様に

【現在完了形】
He has just retired.

【過去形】
He just retired.

【現在完了形】
I have started studying English.

【過去形】
I started studying English.

【現在完了形】
She has started working.

【過去形】
She started working yesterday.

これらの表現も、現在完了形でも表現できますが過去形で表現することも多くあります。
実際にネイティブスピーカーも過去形を使って表現することが多いので、必ず現在完了形を使う必要はありません。

たとえば、テレビのニュースなどでは、

そのレストランは閉店しました。
The restaurant closed.

という場面で

The restaurant has closed.

現在完了形を使うこともあります。
ニュースや新聞などは視聴者や読者に「報告」をしているため、普通の過去形よりもフォーマルな響きのある現在完了形を使用します。なので、ニュースを見たときに「どうして現在完了形なのだろう?」と疑問に思わず、そういうものなのだと意識してみてください。

先ほど、「たったいま」の現在完了形は過去形で代用できると紹介しましたが、「Know」を使用しない場合に関しては現在完了形でなくてもOKと覚えておきましょう。
会話の中で最も重要な表現現在、過去、未来を表す表現です。

この3つを使う場面は会話の中で多くあります。
現在形、過去形、未来形の3つは必ず使い分けられるようにしましょう。

その次に大切なのが「現在完了形」です。現在完了形には、

○○したことがありますか?
あります。
ありません。

この表現のみを覚えておけばそのあとに続く会話は、現在、過去、未来を表す表現を使うことができます。
たとえば、ニューヨークに行ったことがあるかを聞いたときに返ってくる答えは、現在完了形でしょう。
そのあとにいつ行ったことあるの?と聞く場合、使われる表現は、過去形です。

では、どのくらい旅行に行くのですか?と聞いてみましょう。

その場合に使う表現は現在形ですね。

これから行ってみたいところは?と聞く場合に使うべき表現は未来形になります。

このように、現在完了形が登場する場面は会話のキッカケとして使われたりするくらいで、会話の中では実はあまり多用されていません。
学校では、テストに現在完了形がでてくるためすべての表現が重要だと考えてしまいがちですが、現在完了形が実際に会話に出てくる頻度は少ないので、そのほかの現在、過去、未来などのよく出てくる時制や表現を中心に覚えて、使い分けるようにしましょう。

そして、「この期間○○しています」という表現の現在完了形は、自己紹介の場面や、趣味の話、住まいや仕事の話でこの会社に勤めて5年になります。ここに10年住んでいます。ヨガを3年やっています。という会話の付け足しとして使用されることが多いです。
現在完了形のみで会話を続けていくということは、ないに等しいでしょう。

現在、過去、未来を基本として、現在完了、現在完了進行形たまに使用すると頭に入れて勉強してみてください。

そうすると、現在完了形を使うパターンや場面がイメージしやすくなるでしょう。

まとめ

学校で現在完了形を学んだ時には、苦手意識を持ってしまい、なかなか頭にはいってこなかったという方もこの5つの使い方をつかって、現在完了形をマスターしていきましょう。
現在完了形は過去形でも代用することもできますが、現在完了形を知っていることでさらに英会話が楽しくなること間違いなしですよ!

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