英語でコインランドリーは通じる?イギリスとアメリカで異なる発音と語源の紹介
生活の3大要素である衣食住。日本では天気の良い日に洗濯物を屋外に干す習慣があり、ほぼ毎日洗濯をしている家庭は多いはず。
日本では年末に大掃除をするため、年末に布団など大型の洗濯物をコインランドリーへ行って洗う人もいることでしょう。
実は英語圏であるイギリスやアメリカでは、日本で親しみのあるコインランドリーという表現よりもよく使われている表現があります。
今回はコインランドリーのイギリスとアメリカ英語表現や語源と歴史、乾燥機などのコインランドリーに関連した英語表現を紹介します。それでは早速見ていきましょう!
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コインランドリーを英語で
最初にコインランドリーを意味する英単語について。実はイギリスとアメリカでよく使われる言い回しが異なります。一般的にイギリス英語ではlaundrette、アメリカ英語ではlaundromatと表現します。
コインランドリーという表現も使われることもありますが、laundretteまたはlaundromatの方が一般的によく使われる表現です。
どちらもlaで始まる単語ですが、イギリスでよく使われているlaundretteをカタカナで書くとロゥンドレットゥの様に日本語のロに近い発音で始まるのに対し、アメリカで使われるlaundromatはラゥンドロマットのようにラに近い発音で始まるのがポイントです。以下にて発音を確認してみましょう。
イギリス英語
lɔːnˈdret(発音記号)
laundrette
アメリカ英語
lˈɔːndrəm`æt(発音記号)
laundromat
コインランドリーに洗濯に行ってくるよ。
I’m going to the laundrette to wash my clothes.
laundromatの発音を教えてくれるかな?
Can you tell me how to pronounce laundromat?
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coin laundryの語源と歴史
コインランドリーの語源はcoin operated laundryが省略されたものとされています。coinは硬貨、laundryはラテン語で洗うを意味するlavoが語源となっています。なお、lavoには洗う以外にも湿らせる、漏らすという意味があり、派生語には洗面所を意味するlavatoryがあります。
コインランドリーの歴史は1930年頃にイギリスロンドンのアパートの地下に住民向けの洗濯機を置いたのが最初という説があります。日本では1960年代から徐々に普及したと考えられています。
前項でも紹介したとおり、コインランドリーという表現は英語圏でも使われています。例えば、アメリカイリノイ州にはコインランドリー施設のオーナーや洗濯業務を請け負う工場などが加入できるCoin Laundry Associationという団体があります。
どちらを使えばいいの?と感じるかもしれませんが、迷った場合はよく使われる言い回しを使うと良いですよ。イギリス英語laundrette、アメリカ英語laundromatの方がよく使われるという点を抑えておきましょう!
コインランドリー関連ワード
ここではコインランドリーに関連する単語やフレーズを紹介します。
アメリカやイギリスでは日本の様に屋外に洗濯ものを干さず、洗濯機と合わせて乾燥機を使う家庭が一般的です。アパートなどの賃貸物件を見ていてもアメニティ欄にwasher and dryerの様に記載されているケースが多いです。
日本では洗濯機のみを使う家庭のほうが多いですよね。以下にて洗濯機と乾燥機の発音を確認しましょう。
洗濯機
washer
乾燥機
dryer
アメリカで最も信頼性の高い洗濯乾燥機のブランドは何ですか?
What is the most reliable brand of washer and dryer in the US?
布団などをコインランドリーで洗う人もいることでしょう。布団はFutonという単語があり、簡易ベッドに変形するソファはfuton bedと呼ばれています。例えばコインランドリーで布団を洗ってきたと言う場合はこんな風に伝えてみましょう。
コインランドリーで布団を洗ってきました。
I washed my futon at a laundromat.
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ホテルなど滞在先でコインランドリーを使用する時のフレーズ
ホテルなどでコインランドリーを使用したい場合には、洗濯・乾燥機の意味を持つwasher and dryerの表現を使うと伝わりやすいです。
すみません、洗濯機と乾燥機は使えますか?
Excuse me, can I use the washer and dryer?
洗濯乾燥機の使用料はいくらかかりますか?
How much does it cost to use a washer and dryer?
アメリカではホテルによりますが、大体25セント硬貨を4枚入れ、$1で洗濯ができます。乾燥機も同様に$1(25セントを4枚)で使用可能です。25セントを持ち合わせていない場合など、両替をお願いするならこんなフレーズ。
1ドルを25セント(クォーター)に両替してください。
Can you exchange a dollar for quarters?
また、クリーニング屋は英語でdry cleaningやlaundry serviceと言います。ホテルなどでcleaningのみで伝えると清掃サービスを勘違いされることもありますので注意しましょう。ホテルでクリーニングをお願いしたい時にはこんな伝え方ができます。
これをドライクリーニングにしたいのですが。
I would like to have this dry cleaned.
このホテルにはランドリーサービスがありますか?
Does this hotel provide a laundry service?
日本では年末に大掃除をする習慣がありますが、アメリカではスプリングクリーニングといって、春になると家の大掃除をする習慣があります。例えば、日常会話でドライクリーニングや洗濯物の話をする際、こんな会話も交わされます。
このスーツをクリーニング屋に持って行ってくれない?
Can you take my suit to the dry cleaner?
私は普段週末に洗濯をします。
I usually do my laundry on weekends.
※laundryは不可算名詞で洗濯物という意味を持ち、do the laundryで洗濯をすると言う意味になります。
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まとめ
コインランドリーはイギリス英語ではlaundrette、アメリカ英語ではlaundromatと表現されることが分かりました。コインランドリーのルーツはイギリスで約1世紀前に誕生したことは興味深かったのではないでしょうか。
コインランドリーに関連する洗濯機や乾燥機の単語や、ホテルなどの滞在先でコインランドリーを使いたい場合のフレーズなども紹介しました。
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