暑いを英語で?スラング(とても・すごく・めっちゃ)や比較級・最上級
四季がある日本。
今の気温が高い上に蒸し暑い季節から夏の焼かれるような暑さが続きます。
いよいよ、梅雨があけると一気に季節は、夏モード。夏自体は2~3か月で終わりますが、この時期は電車や車の中は、暑く、蒸しています。
そのため、髪は湿気で乱れ、汗だくになるなど不快感やイライラが高まる季節でもあります。そんな夏は、「暑い」という表現を抜きには語れないでしょう。
どうしようもないことだと分かっていても、ついつい「暑い」と口にしてしまいます。そして、猛烈な暑さは夏バテや、熱中症など短時間で私たちの体力を消耗していきます。
そんな夏の暑いは英語でどんな言葉が思いつきますか?
おそらく「hot」という言葉が出てくるのではないでしょうか?
暑い
hot
実はこの夏特有の「暑い」という表現は「hot」だけでなく、さまざまな表現があります。今回は、「暑い」の表現方法をご紹介していきます。ぜひ表現方法をマスターしてこの夏に活用していきましょう。
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暑いを英語で?
ご存知の通り、「暑い」といえば「hot」というフレーズ。この言葉は、「暑い」のほかに、「辛い」や「かっこいい」などの意味も持ち、いろいろなシチュエーションで使われているのです。まずは、この基本のフレーズをマスターしましょう。
暑い!
It’s hot!
天候を表現する時は、まず文章の最初にit’s~.の基本文法を使用します。
「曇っている」と伝えたいときはときの表現は以下となります。
曇っている。
it’s cloudy.
言葉の最初に一言付け足すだけなので、とても簡単で分かりやすいですよね。
hotを使った英語表現①比較級/最上級
hotの比較級や最上級を使って天気を表現することもできます。
今年の夏は昨年の夏よりも暑い。
This summer is hotter than last summer.
今日は今年で一番暑い日です。
Today is the hottest day of the year.
hotを使った英語表現②修飾語を加える
基本的な文法に一つ修飾語を加えるだけで、暑さの度合いをさらに表現することができるのです。
この部屋暑いかも
It’s kinda (kind of) hot in this room.
今日はとても暑い日です
It’s very hot today.
車の中が本当に(超!)暑い
It’s really hot in my car.
今日は暑過ぎる!
It’s too hot today!
この暑さバカげてる
It’s ridiculously hot.
燃えるように暑い
It’s burning hot.
このように単語を少し付け加えるだけで印象がとても変わりますよ。
hotを使った英語表現③文頭に○○ingを使う
その他にも「hot」を使った表現として、文頭に○○ingを使い表現することもできます。
沸騰しそうに暑い!
Boiling hot!
このboilingは動詞のboil(沸騰させる)の現在分詞の形容詞形で、基本的には「沸き立つ」「煮える」という表現で使われることが多いですが、「不快なほどの暑さ」というように、気候の暑さに対しても使う事ができます。
焼ける様に暑い!
Baking hot!
このbakingはパンケーキやパンを「焼く」という動詞ですが、日本のように、ひたすらジリジリ焼かれるような暑さに使われます。
暑くて溶けそう!
It’s melting hot!
meltingは「焼ける」「焦げる」を通り越して、もう溶けてしまいそうなぐらい暑い日に使ってみると良いでしょう。
hotを使った英語表現④スラング表現
カジュアルに使うスラング表現もいくつか紹介します。
今日はめっちゃ暑いね!
Today is super hot!
Today is crazy hot!
今日は外が死ぬほど暑い!
It’s hot as hell outside today!
「hot」は「暑い」や「湿度の高さ」を表現する基本です。またお天気以外のものは「熱い」と表現することもあります。他にもたくさんの意味を持ちますが、幅広く使える表現方法として覚えておくと良いでしょう。
これだけでもたくさんの「暑い」を「hot」で表現できていますよね。しかし、ただ「hot」だけでは、日本の梅雨特有の暑さや真夏のジリジリ焼けるような暑さを表すことはできません。
では一体どんな表現方法があるのでしょうか?
「暑い」のさまざまな英語表現
夏には、蒸し暑い日や、ジリジリ焼けるように暑い日などいろんな気候がありますね。実はちょっとした状況の違いで、この熱さを表現するニュアンスが変わってくるのです。
「暑い」の英語表現①humid
蒸している
humid
蒸しているわ
It’s humid.
不快感を大きく作り出す湿気、これを英語にするとhumidityという言葉。これが「湿気のある」「蒸している」と表現するとなるとhumidという言葉として頻繁に使われるようになります。
humidity
暑い日は湿気で重く感じる。
Hot days feel heavy with humidity.
空気が湿気をおびている日は、とても不快感に襲われますよね。湿気の高い日本の気候を表現するのにとてもぴったりな言葉です。
また、梅雨の時期や夏のジメジメとした暑苦しい場所の中などでは、
hot and humid
という表現で使うことができます。天気を表わす場合には、このhumidを活用していきましょう。
今年の夏、東京はとても蒸し暑いって聞いたわ
I heard Tokyo is really hot and humid this summer.
日本の夏は蒸し暑いので、寒い冬が恋しくなります。
Japan is humid and hot in the summer, making me miss the cold winter.
このように文章に取り入れることで「蒸している」状況をしっかりと表現ができます。
「暑い」の英語表現②muggy
humidと同じように生暖かく、湿気がひどい不快感が高まる気候の表現としてmuggyという言葉もよく使われています。
蒸し暑い
muggy
意味合いとしては「鬱陶しい蒸し暑さ」や「蒸し暑くてうっとうしい」といったhumidよりも、さらに不快感が増しているような表現に聞こえますが、基本的には意味合いは同じ。
どちらも気候や気温について述べる場面で使われます。
昨日の夜はすごく蒸し暑かったね
It was so muggy last night, wasn’t it?
春にしては少々蒸し暑すぎる天気だった
It was a little too muggy for spring.
このような表現が、会話で活躍していきそうですね。実はmuggyは、ノルウェー語の俚言に由来する単語のようで、略式表現としても扱われているようです。
「暑い」の英語表現③sticky
肌に湿気がべったりつくような感じの気候のとき、表わすのに最適な単語は、stickyという言葉。「ベトベトする」という粘着質のような暑さを表します。
ベトベトする
sticky
stickという言葉はもともと、「はりつける」という意味を持つ動詞で、その形容詞です。
はりつける
stick
もう少し分かりやすく日本語のシールやもち米を英語にしてみましょう。
シール
sticker
もち米
sticky rice
これらからもベトベトとくっつくイメージが想像できますよね。
「暑い」の英語表現④uncomfortable
そして、一言でシンプルに伝えるとしたらuncomfortableというフレーズも活用してみましょう。
心地よくない
uncomfortable
この蒸し暑い天気のせいで、落ち着かないよ
This sticky weather just makes me uncomfortable.
他にも、暑いだけではなく、「不快だ」という気持ちを表したいのなら以下の表現もできます。
暑くて不快
hot and uncomfortable
不快なほどに湿度が高い季節が早く終わってほしい。
I wish the uncomfortably humid season would end early.
「暑い」の英語表現⑤high
また、気温についての話題が出るかもしれません。「hot」を使用する際、気温が暑いと伝えると少し不自然になりますので、一般的には気温の話をする際はhighを使います。
今日は気温が高いです。
The temperature is high today.
季節を表すこんな英語表現もご紹介。
>>「最適な季節=Perfect season」口語英語で「今日は紅葉に最適な季節です」
「うだるように暑い」は英語で?
梅雨が明けて夏が始まり、そしてさらに真夏へ突入すると「ジメジメして蒸し暑い」から「ジリジリ焼けるように暑い」へと、暑さの種類も移り変わってきますよね。そんな夏本番の暑さを的確に表せる英語表現を見ていきましょう。
夏の暑さを表す英語表現①sweltering
イメージとしては、「うだるように暑い夏」です。これを英語で表すとき、swelteringというフレーズがよく使われます。
うだるように暑い
sweltering
この「うだるような暑さ」という意味の名詞である「Sweltering」が形容詞となり「sweltering」というフレーズになります。
今日はうだるような暑さだったね
It was a sweltering day.
暑さで熱中症になりそうなぐらいのイメージですが、熱中症はまた違う英語表現があるので、後ほど紹介しますね。
夏の暑さを表す英語表現②scorching
熱中症とまではいかないですが「焦げるように暑い」を表現するのにぴったりなscorchingという言葉になります。
焼き焦がすような
scorching
焦げそうに暑い日だ。
It is a scorching hot day.
この「scorching」は(焼き焦がすような)「Scorch」を形容詞として用いる表現で、ジリジリと肌が焼かれそうな、強烈な暑さを伝えられる言いです。
焦がす
scorch
夏の暑さを表す英語表現③sizzle hot
scorchingと同じようなイメージで、鉄板でお肉を「ジュージュー」と焼いたときの音のような「焼けるようにジリジリとした暑さ」を表現する言葉としてsizzle hotという言葉も良く使われています。
焼けるように暑い
sizzle hot
外はジリジリ焼けるように暑いよ
It’s sizzling hot out there!
まるで自分がジュージュー焼けているかのようで、肌が日焼けで痛くなるような暑さが伝わってきますね。
その他の暑いに関連する英語表現
夏と言えば、これまで説明してきたように「暑さ」にまつわる表現が増えます。さらに「汗だくです」や「夏バテしています」などの夏特有の英語表現も言えるようになっておきたいですね。
夏にだれでも起きる可能性があるのが、「熱中症」や「熱射病」。これに対しての英語表現も知っておけば、いざという時に役に立つかもしれません。
その他の暑いに関連する英語表現①汗だく
「drench」という言葉には「〜をびしょ濡れにする」という意味があり、「I’m drenched」 で「びしょ濡れにさせられる=びしょ濡れになる」と表現できます。これはイメージとしては、ジムで汗をダラダラ流しているような、かなりの汗をかいている状態を表しています。
なお、「汗」を表す 「sweat」に「y」の位置文字 をつけた「sweaty」でも、汗をたくさんかいている様子が伝わりますよ。
汗
sweat
汗でびしょ濡れです
I’m drenched in sweat.
汗だくです
I’m all sweaty.
その他の暑いに関連する英語表現②熱中症
そして夏に特に多く発生する「熱中症」も英語でどのように表現するのかポイントを掴んでおきましょう。
彼は熱射病です。
He’s suffering from heatstroke.
彼は熱中症になっています。
He’s heat-related illness.
熱中症になった。
I got heatstroke.
ステイシーが熱中症で倒れた。
Stacy fainted because she got heatstroke.
熱中症とは「暑さが原因で引き起こされる」症状を指すので「heat-related」と表現されます。その中でも特に重症な熱射病は「heatstroke」と呼ばれ、比較的軽いものは(熱による極度の疲労)「heat exhaustion」と言うこともできます。
熱射病
heatstroke
熱による極度の疲労
heat exhausion
暑いと思ったり、暑いのが苦手な場合はしっかり重症になる前に伝えるようにしましょう!
私は暑いです。少し休憩します。
I’m feeling hot, so I’ll take a break.
私は暑いのが苦手です。
I don’t like the heat.
暑いを英語で?スラング(とても・すごく・めっちゃ)や比較級・最上級まとめ
今回は四季の中でも「夏」に良く使用する「暑さ」についての表現方法を紹介しました。
夏のみならず、このように天気や気候、季節にまつわる表現は知っておいても損ではないと思います。特に春夏秋冬は、日本ならではの気候。
日本の夏のように「ジリジリとした夏」や「暑くて焦げそうな夏」、「溶けてしまいそうなぐらい暑い夏」という国も少ないので、海外の方にちょっとした話をするときに使えると思います。そして、初対面の人や知らない人と会話をするときなどに、天気や季節の話をすることで、良いコミュニケーションになるでしょう。そこから会話を広げるのは、意外と簡単かもしれません。
基本の「hot」に少し単語を付け加えるだけで、雰囲気が、ガラッと変わります。さらに、上手に使い回せるようになれば、その場の会話も、暑い夏も乗り越えられることは間違いありません。
ぜひこれを機にこの夏はボキャブラリーを増やして、積極的に自分から話しかけてみましょう。