そうなんだ~の相槌を英語で?スラングからビジネスメールまで例文解説
相槌とは、会話をしている相手に「話を聞いていますよ」とアピールするためのものです。
そんな相槌ですが、英語でどのように表現するかご存知でしょうか。「へー」「ふーん」「そうなんですね」など、普段何気なく使用している相槌ですが、いざ英語に変換しようとしても、上手くできないことも。
そこで、今回は「そうなんだ」を意味する英語のフレーズやスラングをご紹介します。相槌に関連する表現や海外の相槌に関する雑学も取り上げますよ!
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理解した際に使用する「そうなんだ」
相槌で使用する「そうなんだ」には、細かいニュアンスの違いがあります。
まずは、相手の話を聞いて理解した際に使用する「そうなんだ」を意味するフレーズをみていきましょう。
I see
「そうなんだね」「そうなんだー」「そうなの」のように訳される、英語の相槌の中でも基本的な表現です。相手との関係性や状況を問わないフレーズのため、ネイティブも頻繁に使用しています。
そうなんだね。
I see.
I got it
「なるほど」「そうなんだ~」など、相手の話に対して理解を示す際に使用される表現です。ニュアンスとしてはI see よりもカジュアルで、親しい人に対してはGot it! のように省略して使用します。
わかったよ。
I got it.
that makes sense
「そうなんですね」「なるほど」「知らなかった」など、説明や理由を話している相手に対して、納得した際の相槌として使用されます。
なるほどね。
That makes sense.
ちなみに、否定文の場合は「道理にかなっていない」「意味を成していない」というニュアンスを含んだ「わからない」を意味します。
何を言っているの?意味がわからない。
What are you talking about? That doesn’t make sense.
I understand
相槌の中でも、相手に対してフォーマルな印象を与える表現です。ビジネスメールや、目上の相手とのやり取りで頻繁に使用されます。
ちなみに、I understoodのように過去形で使用されることはありません。
そうですか。会社のために何か行動しなければなりませんね。
I understand. I have to do something for the company.
>>英語の相槌表現30選|なるほど!確かに!のスラングも厳選紹介
感情を込めて使用する「そうなんだ」
続いて、会話の最中に感情を込めて使用する「そうなんだ」に該当する表現をご紹介します。
例文と一緒に取り上げるため、意味と一緒に使い方もまとめて覚えてしまいましょう。
really?
「そうなんだ?」「本当に?」など、会話に対する相槌と一緒に、驚きを表現する際に使用します。
ええっ、本当に?
Oh, really?
You don’t say!
really?と同じく、相槌と一緒に驚きを表現する際に使用されるフレーズです。ネイティブの間で頻繁に使用されるため、ぜひ覚えておきましょう。
ただし、相槌以外に「そうだと思ってた」「知ってるよ」など、皮肉の意味を込めて使用する場合もあります。使用する際は、イントネーションや表情にも気を配りましょう。
そうなんだ!
You don’t say!
Oh no
「そうなんだ」に残念、悲しいというニュアンスを込める場合は、Oh noを使用してください。声のトーンを落とすと、より相手の感情に寄り添う気持ちを伝えられるでしょう。
そうなんだ。
Oh no.
>>「お悔やみ申し上げます」を英語で?励ましメッセージやメール例文集
「そうなんだ」に関連するフレーズやスラング
基本的な「そうなんだ」を意味する英語のフレーズについて、ご理解いただけたでしょうか。英語には「そうなんだ」以外にも会話をスムーズに進めるための相槌が多数存在しています。
Are you serious?
「あなた本気?」「マジ?」など、相手の話に驚いたときに使用するフレーズです。really?よりもカジュアルで、ややオーバーな印象を与えます。
マジで言ってるの?
Are you serious?
You are kidding
こちらは「冗談でしょう?」を意味する表現です。ジョークを交えて会話する際に頻繁に登場します。
それって冗談だよね?
You are kidding, right?
返事としては、ジョークだった場合はOf course, just kidding、本当の場合はNo, I am seriousなどを返しましょう。
もちろん、冗談だよ。
Of course, just kidding.
いいえ、本当です。
No, I am serious.
Yap
Yesのスラングで「そうなんだよ」というニュアンスが含まれています。親しい人との会話の最中に挟まれる相槌、またはチャットやSNSの返事などで使用されるケースが多いです。
あなたのおっしゃる通り。
Yap, you’re right.
Holy cow!
「なんてこった!」など、驚きやショックを表現する際に使用します。ネイティブの中にはHoly shit!を使う人もいますが、こちらは上品な表現ではないため使用は控えましょう。
なんてこと!
Holy cow!
>>「驚く」の7つ英語表現|surpriseとshockの違いやニュアンス別の使い分け
相槌のタイミング
日本と海外では、相槌に対する認識がやや異なるようです。
日本の場合、相槌は相手に対して「私はあなたの話をちゃんと聞いているよ」「あなたの話に共感しているよ」という意思表示をするものであり、会話の途中でも「そうなんだ~」「なるほど」などの相槌を打つのは、ごく自然な行為です。
しかし、海外では話の途中で相槌を挟まれると「話を遮られた」と捉える人が多く、場合によっては「ちゃんと最後まで話を聞いて!」と怒られてしまいます。
海外の人と会話をする際は、相槌のタイミングに注意しましょう。
まとめ
「そうなんだ」を意味するフレーズやスラングについて取り上げてきました。
日本語では単純に「そうなんだ」だけで済む会話も、英語の場合は細かいニュアンスを伝えるためにさまざまな表現を使い分ける必要があります。
最初は覚えるのも使い分けるのも面倒に感じるかもしれませんが、英語の表現の幅が増えればそれだけ英会話のレベルも上昇します。
実際の会話で使用しながら、積極的に英語の相槌を学んでください。