意訳で覚えましょう。英語で「ちょっとお願いできる?」とその答え方
日常生活やビジネスシーンの中で、ちょっと人の手を借りたいときはよくありますよね。
そんなとき、日本語では「ちょっとお願いできる?」と言いますが、英語ではどう言うかご存知ですか?
「ちょっとお願いできる?」という表現は、一見簡単な英単語を組み合わせて作れそうな文章です。
しかし、実際は直訳できない言い回しを使うことがほとんど。
日常でよく使われるような慣れた英語としては、どのように表現すればよいのでしょうか。
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直訳をしようとしないで!
今回紹介するのは、「ちょっとお願いできる?」という表現です。
私は長年日本人に英語を教えてきましたが、この「ちょっとお願いできる?」というフレーズは、多くの生徒さんが全部直訳をしてしまいます。
一番多いのは、ちょっと=little、
お願い=please、
できる=can
と直訳しようとするケースです。
しかし、英語と日本語というのは全く別の言語ですよね。
従いまして、ほとんど直訳できないことが多いと思ってください。
リンクして覚えちゃおう!
「ちょっとお願いできる?」を英会話でどう表現するかというと、
Can you do me a favor?
直訳すると全然違い、「ちょっとお願いできる?」にならないので、Can you do me a favor?=ちょっとお願いできる?とリンクして覚えてしまったほうが早いです。
例えば、
How old are you?
という表現も、直訳をすると「あなたはどのくらい古いですか?」とか、「あなたはどのくらい歳とっていますか?」という表現になります。
しかし、How old are you?=あなたはどのくらい古いですか?と覚えている人は誰もいないと思います。
あなたも「おいくつですか?」と覚えていると思います。
ですので、このような、特に直訳できない定番フレーズに関しては直訳で覚えるのではなくて、意訳で覚えましょう。
実際の日本語の意味と英語の意味とをリンクさせて覚えるといいでしょう。
答える時は内容を聞いてから!
そして、もう1つ大事な注意点があります。
私の今までの経験ですと、Can you do me a favor?と質問をされた時に、生徒さんたちは、絶対Yesと答えてしまいます。
お願いの内容を聞いてないのに、Yes と言っちゃいけないよと私はいつも思います。
だいたいの人が、Can you do me a favor?とネイティブスピーカーにまくし立てられたら、Yesと言ってしまいます。
極論ですが、もしかしたら、「百万円貸してくれ」と言われるかもしれないのに、Yesとまず言わない方がいいでしょう。
では、なんと言えばいいかというと、Can you do me a favor?と言われたら、
It depends.
と言いましょう。
これは、「そのお願いの内容による」という表現です。
そこから、What is it?(何ですか?)
と聞いて、相手の頼み事が何か聞いた後に、Yes かNoを言うようにしましょう。
まとめ
「ちょっとお願いできる?」は、英語に直訳すると変な言葉になってしまします。
英語と日本語は、言語体系の全く異なる言葉です。
直訳ができないものも多いので、そのような表現は意訳でリンクして覚えてしまいましょう。
Can you do me a favor?やHow old are you?のように、会話でよく使う表現はそのまま覚えた方が楽です。
知っておくと表現が豊かになりますので、ぜひ覚えてみてください。
動画でおさらい
意訳で覚えましょう。英語で「ちょっとお願いできる?」とその答え方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。