英語で「めんどくさい=troublesome」だけじゃない!よく使う14個の表現
「めんどくさい人だなぁ。」
「あー!これ、めんどう!」
仕事の人間関係や恋愛で、はたまた何かの作業に対して。「めんどくさい」と思う事って結構ありますよね。では、このめんどくさいを英語ではどう表現するのでしょうか?ふと考えてみても、簡単に英語が思い付かない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、英語でめんどくさいをどのように表現するのか、ネイティブはどのようなフレーズを使ってめんどくさいという気持ちを表現するのかを紹介していきます。
面倒くさがらずに最後まで読んで、次回「めんどくさい」を辞書でひかずにすむようにしましょう!
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「めんどくさい」はtroublesome?
めんどくさいを辞書で調べてみると、troublesomeという単語が出てきます。ただ、例文をみてみると、troublesomeを使った表現が見当たらない…。ナゾですよね。
troublesomeはめんどくさいを表現する単語で間違いありません。実際に以下のような文章でめんどくさいの意味で使えます。
その問題はとてもやっかいだ。
That problem is quite troublesome.
あの子は面倒な生徒だ。
That kid is a troublesome student.
間違いではありません。ただ、少しかしこまった表現になってしまいます。ネイティブはこのようなtroublesomeを使った言い方は、あまりしません。
ネイティブが使う「めんどくさーい!」「面倒だー!」「めんどくせー!」
では、ネイティブはめんどくさいをどう表現するのか?ネイティブが使う自然な言い回しを例文と共に紹介していきます。
botherを使った言い回し
botherは名詞で、面倒、悩みの種、厄介といった意味。動詞で悩ます、うるさがらせる、迷惑をかけるといった意味がります。名詞、動詞どちらの用法でもめんどくさいを表現する単語として使われています。数あるめんどくさいというニュアンスの表現の中でも、最も汎用性の高い表現です。
めんどくさーい!面倒だー!めんどくせー!
It’s a bother!
What a bother!
I can’t be bothered!
I can’t be bothered!は最もよく使われる定番フレーズです。これは何が何でも覚えておきましょう!
また、It’s too much bother to~.やI can’t be bothered to~.とすることでto以下に面倒なことを付け足すことができます。toのあとには動詞の原形が続きます。
~するのが面倒だ。
It’s too much bother to~.
I can’t be bothered to~.
【例文】
今日は料理するのがめんどくさいな。
It’s too much bother to cook today.
掃除するのがめんどくさいよ。
I can’t be bothered to do the cleaning.
なお、同じ意味でbothersomeという似ている単語もありますが、少し古い印象で今の子どもたちは使っていません。
hassleを使った言い回し
hassleは手間、困難なことという意味です。単にやりたくないから面倒、というのではなく、目的を達成するためにある程度のプロセスが必要な場合に使われます。プロセスが長くて手間がかかる手続きなどを面倒くさがる場面で使いましょう。
なお、hustle(急がせる)と非常に発音が似ているので注意して発音確認してください。
めんどくさーい!面倒だー!めんどくせー!
It’s a hassle!
Such a hassle!
Too much hassle!
bother同様、It’s too much hassle to~.の形にしてto以下に面倒なことを付け足すことができます。
【例文】
彼女のコメントに返信するの面倒くさいな。
It’s too much hassle to reply to her comment.
免許の更新は面倒だな。
I need to renew my driver’s license but it’s just such a hassle.
※such a hassleの組み合わせ表現が最もよく使われます。
lazyを使った言い回し
lazyはだらだらとした、やる気のない状態を表現します。
too lazy to~の形でめんどくさくて~しないという意味になります。
【例文】
彼女はめんどくさがって皿洗いをしない。
She’s too lazy to do the dishes.
面倒で学校に行きたくない。
I’m too lazy to go to school.
なおlazyには面倒臭がり、怠け者という意味もあり、名詞、形容詞どちらでの表現もできるのであわせて確認しておきましょう。
【例文】
家の息子はめんどくさがりなの。
My son is lazy.
My son is a lazy person.
この面倒くさがりや!
You lazy!
他にもあるlazyの使い方はこちらの記事がおすすめです。
annoyingを使った言い回し
annoyingの核にある意味、迷惑な、いらいらさせるといったニュアンスを含んだめんどくさいというシーンで使われます。
めんどくさーい!面倒だー!めんどくせー!
It’s annoying!
So annoying!
【例文】
本当にめんどくさいから嫌い。
I hate it ‘cause it’s really annoying.
毎日宿題するのめんどくさい。
Doing homework everyday is annoying.
なお、
めんどくさい男
annoying man
めんどくさい女
annoying woman
という表現ができます。
ただ、日常会話では日本語感覚で〇〇man/woman(〇〇な男/女)と直訳的に言うよりは、
彼ってめんどくさいね。
He is annoying.
などとした方が自然な表現になります。
painを使った言い回し
a pain in the neckは直訳すると首の痛みですが、イディオムでめんどくさいという意味として使われます。ニュアンスとしてはannoyingとほぼ同じで、迷惑な、厄介なといった和訳がぴったりきます。
めんどくさーい!面倒だー!めんどくせー!
It’s a pain in the neck!
What a pain!
Such a pain!
日常英会話ではin the neckを省略してしまうことも多いです。
【例文】
彼はめんどくさい人だ。(厄介な人だ)
He’s a pain in the neck.
大学で質問するのって面倒だな。
Asking questions at college is a pain in the neck!
また、neckの代わりにassやbutt(おしり)という単語を使う事もありますが、少しきつい、強い言い方になります。イギリス人やオーストラリア人はassのスラングであるarseをよく使います。
遠回しに「めんどくさい」を表現
日本語でも直接的にめんどくさいと言わずに億劫だ、かったるい、やる気が出ないなどといった言い回しで相手に婉曲的にめんどくささを伝える方法もありますよね。英語でも婉曲的にめんどくさいと伝えるフレーズがいくつかあるので紹介します。
こんなにやらなきゃいけないの?なんてこった。(→めんどくさっ!)
We have to do such a lot? What the hell.
What the hell.はネイティブがよく使うスラングで感嘆やなにかを強調する際に使われます。驚くほどの量をこなさなくてはいけないようなめんどくささに使うことができます。
どれが一番私に合うかな?これ?あれ?どう思う?
Which one is the best for me? This? That? What do you think?
何でもいいよ。(→めんどくさぁ。)
Whatever.
少し投げやりなニュアンスが入っためんどくさいといった表現ができます。相手の質問などに応えたくない時に使えます。
絶対に嫌だ。(→めんどうくさい!)
No way.
理不尽だと思った時や反論したい時などに使われるスラングです。無理、あり得ない、信じられないということで、めんどくさいのニュアンスを出す表現です。
アドバイスする気にならないな。(→めんどうだな。)
I’m not in the mood to give you advice.
not in the moodで気が向かないという意味です。そこまで強いニュアンスではありませんが、面倒臭さを表現できます。
Whatever!かっこいい英会話フレーズ(例文付き)はこちらの記事が参考になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
英語でめんどくさいはtroublesome以外でぴったりと該当する単語がなく、ニュアンスとしてめんどくさいに近い意味になる表現が主となっていましたね。ここで紹介しただけで10通りもありました。
たった一言のめんどくさいですが、多くの表現フレーズのニュアンスや使い方といった特徴をおさえ比較することでより自分の伝えたい気持ちを表現することができます。
ただ、日本語のめんどくさいもそうですが、決してフォーマルなシーンや、かしこまった場所には相応しくない表現ですので注意して使っていきましょう。友人・家族間で状況に応じたぴったりなめんどくさい気持ちを表すフレーズを使ってみてくださいね。