【英語の日付表現】月・日・曜日の書き方・読み方・覚え方を徹底解説!
ビジネスシーンでもプライベートでも欠かせない日付表現。
仕事で納期の確認をするにしても、誕生日や結婚記念日を祝うにしても、日付は避けて通れませんよね。
そこで今回は、英語の日付表現について徹底解説します。
これまで覚えられなかった方も、この機会にマスターしましょう!
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英語での日付表記
英語の日付表記は日本語と異なります。
日本式の場合は、年月日の順番に並べますが、英語では西暦が最後です。
さらに、月日の順番はアメリカ式とイギリス式で違うため、苦手意識を持つ日本人は少なくありません。
たとえば、海外の事業所とエクセルのデータを共有するとき。ファイル名に日付を入れようとして、英語での日付表記法がわからず手間取る、なんてことも起きかねません。
ここではそれぞれの表記方法について解説していきます。
アメリカ式の書き方
アメリカ式の順番は、月日年です。
フォーマルな場面では「/(スラッシュ)」を使った表記はしません。
また、月は数字表記ではなくアルファベットで表記し、日にちの後には「,(コンマ)」が入ります。
《アメリカ式日付表記の例》
August 12th, 2019
ビジネスなどのフォーマルシーンではなく、友人や家族など親しい相手であれば、スラッシュを入れた8/12/2019といった表記も使用されます。
お互いアメリカ人ならアメリカ式だとわかりますから、誤解が生じる心配はありません。
また、月名の数字表記のほかに西暦の短縮形も使われます。例えば、8/12/19といった表記です。
日にちの最後に付ける-thはフォーマルでも省略可能です。ただ、日付は順番を表す序数詞のため、-thが省略されていても、読み上げる際、4日はfourthとなります。
日にちの読み方については3.日の書き方・読み方で詳しく述べますので、そちらもご参照ください。
イギリス式の書き方
イギリス式表記の順番は、日月年です。
アメリカ式同様、フォーマルな場面では、やはりスラッシュは使いません。月の数字表記を避け、アルファベット表記にするのも同じです。
アメリカ式と異なる点は、日にちの後ではなく、月の後にコンマを入れる点です。
《イギリス式日付表記の例》
12th August,2019
親しい相手が対象の表記なら、アメリカ同様、スラッシュや西暦年号の短縮形を用いた、12/8/19といった表記も使われます。
イギリス人同士であればアメリカ式が使われることはないとわかっているからです。
契約書に日付のサインを入れるときの書き方
英文契約書などにサインをする際、名前とともに日付を入れる場合があります。
書き方はいろいろですが、スラッシュを使った簡易スタイルでの表記が一般的です。
イギリス式とアメリカ式では順番が違うため、書類がどちらを求めているか必ず確認の上サインしましょう。
例えば、12/8/2019と記載されている場合、アメリカ式では、2019年12月8日を意味しますが、イギリス式では、2019年8月12日になります。
月の書き方・読み方・覚え方
ここでは英語の月名について覚えていきましょう。
まずは単語のスペルと略記号・カタカナ表記を見ていきます。
月 | 英語表記 | 略表記 | カタカナ読み |
---|---|---|---|
1月 | January | Jan. | ジャニュアリー |
2月 | February | Feb. | フェブラリー |
3月 | March | Mar. | マーチ |
4月 | April | Apr. | エイプリル |
5月 | May | May | メイ |
6月 | June | Jun. | ジューン |
7月 | July | Jul. | ジュライ |
8月 | August | Aug. | アウグスト |
9月 | September | Sep. | セプテンバー |
10月 | October | Oct. | オクトーバー |
11月 | November | Nov. | ノーベンバー |
12月 | December | Dec. | ディッセンバー |
ご覧の通り、英語の月は日本語のように数字でカウントしません。そのため、それぞれの名前を覚える必要があります。
12個もあるから大変!と思うかもしれませんが、コツを抑えて効率よく覚えていきましょう。
まずは12ケ月を三等分します。
実は、12ケ月の名前の由来は大きく分けて3パターンに分かれます。パターンごとに命名の法則を理解すれば覚えやすいです。
しかも、このグループ分けは1~12月まで順番に並んでいます。バラバラではないので覚えやすいですよ。
グループ分けは以下の通りです。
【神様の名前グループ】
- January(1月)
- February(2月)
- March(3月)
- April(4月)
- May(5月)
- June(6月)
【ローマ皇帝の名前グループ】
- July(7月)
- August(8月)
【ラテン語の数字+berグループ】
- September(9月)
- October(10月)
- November(11月)
- December(12月)
名前の由来には諸説ありますが、大きく分けるとこの3つに分かれます。
新年から春にかけての6ヶ月は【神様の名前グループ】に入ります。この6つはローマ神話の神様の名前からつけられています。
このうち《春組》の、April(4月)・May(5月)、June(6月)の3つは、エイプリルフール・メイデー・ジューンブライドとして、日本語でも馴染みがあるので、覚える努力をしなくても大丈夫そうですよね。
あまり馴染みがないのは、《冬組》の3ヶ月だけ。
January(1月)・February(2月)の2ヶ月はどちらも最後に-ryがつき、紛らわしいので言葉の意味からアプローチしましょう。
January(1月)は、ヤヌス(Janus)という神様の
名前が語源です。
ドラマのタイトルにもなったこともあるので、聞き覚えがある方もいるかもしれません。
ヤヌスは頭の前と後ろに顔を持つ双面神です。
新年の初めの月にヤヌス神の名がついているのは、門の守護神であり、諸々の始まりを司る神だったからです。
このヤヌスさえ覚えてしまえば、残りはFebruary(2月)です。残りものには福がある!福は内!で2月と覚えましょう。
かなり強引な覚え方ですが、実はかつて2月は本当に残り物扱いでした。昔の暦は3月から始まっていたので、2月で日付の調整を行っていたんですね。閏年が2月なのもそのためです。
残るは3月のMarchです。春に向かっていく月なので、にぎやかに行進曲のマーチ!とこじつけで覚えてしまいましょう。
【ローマ皇帝の名前グループ】
このグループは2ヶ月だけです。その上、歴史上の有名人にちなんでいるので覚えやすいはずです。
July(7月)はジュリアス・シーザー(古代ローマの政治家、ユリウス・カエサルのこと)の誕生月だからこの名称になったとされています。
August(8月)は古代ローマ初代皇帝のアウグストゥスの誕生月です。
ジュリアスだからジュライ、アウグストゥスだからアウグストというわけです。
【ラテン語の数字+berグループ】
一番日本人を悩ませるのがこのグループではないでしょうか。みんな末尾に-berがつく上に、単語の意味もよくわかりません。
ただ、規則を覚えると意外と簡単に思い出せるようになります。
実は、berの前のseptem-・octo-・novem-・decem-はラテン語の数字です。
ただし、ちょっと複雑なのは、September(9月)のseptem-が数字の9を意味するわけではないということです。septemはラテン語で7を表します。
前述しましたが、昔の暦は3月はじまりでした。つまり、現在の暦にあてはめると2ヶ月ずつずれることになります。
つまり、9月は3月から数えると7番目なので、7(seven)を表すseptemが使われているのです。
7(seven)
septem
他の月も同様に、10月は8(eight)を表すocto、11月は9(nine)を表すnovem、12月は10(ten)を表すdecemが使われています。
8(eight)
octo
9(nine)
novem
10(ten)
decem
septemとsevenは少し似ているので、sevenに2を足した9月がSeptemberとすると、覚えやすくありませんか?
nineに2を足した11月がNovemberというのも、頭がnなので、比較的覚えやすいかと思います。
問題は10月と12月です。octo=8(eight)とdecem=10(ten)は似ているところがないので覚えにくいですよね。
そこで、octoは、オクトパスやオクターブから覚えましょう。
タコは八本足、ドレミファソラシドの八音階、どちらも8(eight)に関連があります。
オクトーバーといえばオクトパスと覚えると、8+2=10と思い出しやすくなりませんか。
また、decemはデシリットルを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
デシリットルは10分の1リットルです。
さらに、decadeは10年を意味します。
Dは10。そう覚えれば、10+2=12と思い出せます。
月に使う前置詞はin
前置詞が苦手という日本人は多いのですが、基本を理解すると間違えづらくなります。
使用ルールを理解しておきましょう。
1月に、という場合は、前置詞inを使います。
inはある程度長さをもつ期間の場合に使用します。
月や年、季節などがこれにあたるため、in October、in Winterといった表現になるのです。
in October
in Winter
期間の英語表記は?
〇日から△日まで、といった期間を表す場合、前置詞はfromと、あわせてthrough・to・tillなどを使います。
from
through
to
till
from 〇 through △、from 〇 to △、from 〇 till △といった具合です。
例えば、8月10日から9月10日までという場合は、from August 10 through(to or till) September 10となります。
場合によってはスラッシュを使って、8/10~9/10といった簡略表記も使います。
スケジュールにまつわる英語ならこちらの記事もおすすめです。
日の書き方・読み方
日にちの場合、数字だけの表記でも、順序を表す序数詞のため、読み方は数字とは異なります。
日付の表記と読み方は以下の通りです。
カタカナ表記においてthは、便宜上スとしていますが、英語独特の発音です。
日程の擦り合わせのときなど頻繁に使うので、音声データなどを繰り返し聞いて発音イメージを掴んでください。
日にちの英語表記
日 | 表記 | 英単語 | 読み方 |
---|---|---|---|
1日 | 1st | first | ファースト |
2日 | 2nd | second | セカンド |
3日 | 3rd | third | サード |
4日 | 4th | fourth | フォース |
5日 | 5th | fifth | フィフス |
6日 | 6th | sixth | シックス |
7日 | 7th | seventh | セヴンス |
8日 | 8th | eighth | エイス |
9日 | 9th | ninth | ナインス |
10日 | 10th | tenth | テンス |
11日 | 11th | eleventh | イレヴンス |
12日 | 12th | twelfth | トゥエルフス |
13日 | 13th | thirteenth | サーティーンス |
14日 | 14th | fourteenth | フォーティーンス |
15日 | 15th | fifteenth | フィフティーンス |
16日 | 16th | sixteenth | シックスティーンス |
17日 | 17th | seventeenth | セブンティーンス |
18日 | 18th | eighteenth | エイティーンス |
19日 | 19th | nineteenth | ナインティーンス |
20日 | 20th | twentieth | トゥエンティス |
21日 | 21st | twenty-first | トゥエンティファースト |
22日 | 22nd | twenty-second | トゥエンティセカンド |
23日 | 23rd | twenty-third | トゥエンティサード |
24日 | 24th | twenty-fourth | トゥエンティフォース |
25日 | 25th | twenty-fifth | トゥエンティフィフス |
26日 | 26th | twenty-sixth | トゥエンティシックス |
27日 | 27th | twenty-seventh | トゥエンティセヴンス |
28日 | 28th | twenty-eighth | トゥエンティエイス |
29日 | 29th | twenty-ninth | トゥエンティナインス |
30日 | 30th | thirtieth | サーティス |
31日 | 31st | thirty-first | サーティファースト |
thをつける日にちはどう覚える?
基本的に序数詞の場合、末尾に-thがつきます。例外の方が少ないので、例外以外はthがつくと覚えてください。
例外となるのは、1日=first、2日=second、3日=thirdです。
first
second
third
2桁でも同様です。
1桁目に例外の数字が来なければ、thがつくと覚えましょう。
onは特定の日にちを指すときに
2-1.月に使う前置詞はinで、期間がある程度長い月の場合、前置詞はinを使うとご紹介しました。
1月に、を表現するならin Januaryです。
ですが、1月2日に、と特定の日付を指定する場合はonになります。
これは対象となる時間の幅によって前置詞が使い分けられているためです。
日付が特定されると期間は短くなるため、onに変わるのです。
8月に、はin Octoberで、8月12日に、となるとon October 12になります。
曜日の書き方・読み方・覚え方
曜日の単語も独特なので、なかなか覚えられないという方もいるかもしれませんね。
ただ、日本語と連動している曜日もあるため、すべての曜日が覚えにくいわけではありません。どれが覚えられないのかピックアップしてひとつひとつ集中して覚えていきましょう。
各曜日の英語スペルは以下の通りです。
曜日の英語表記
英語表記 | 読み方 | 曜日 |
---|---|---|
Sunday | サンデー | 日曜 |
Monday | マンデー | 月曜 |
Tuesday | チューズデー | 火曜 |
Wednesday | ウェンズデー | 水曜 |
Thursday | サーズデー | 木曜 |
Friday | フライデー | 金曜 |
Saturday | サタデー | 土曜 |
曜日の意味
まずは意味から抑えていきましょう。
Sundayのsunは、お日様。文字通り日曜日です。
Sunday
sun
Mondayのmonとはmoon、つまり、お月様です。月曜日の意味になっていることがわかりますね。
Monday
mon
問題は火曜日から土曜日までの5日です。
5日間の曜日名は日本人にはあまり馴染みのない神話に由来します。
火曜日から金曜日までは北欧神話の神様の名前、土曜日はローマ神話の神様の名前にちなんでいます。
まずはTuesday。
Tuesは北欧神話の軍神テュール(Tyr)から来ています。
ちなみにこのテュールはローマ神話の軍神マルスと同一とされています。
火曜日といえば火星の日、火星はMars。そうなんです、Marsはマルスに由来しているのです。
続いてWednesday。
こちらも由来は北欧神話の神様で、主神オーディンから来ています。
オーディンは英語でWodanやWodenです。Wodenの日だからWednesdayです。
Wodan
Woden
そして、オーディンはローマ神話のマーキュリーにあたると考えられています。
火曜と同じく、水星のMercury(マーキュリー)につながるんですね。
では、Thursdayはどうでしょうか。
映画化もされたアメリカンコミックス『マイティ・ソー(The Mighty Thor)』で知っている方も多いかもしれません。
木曜日を司るのは北欧神話の雷神ソー(Thor)です。ThorからのThursdayなんですね。
そして、木星のジュピター(Jupiter)は、ローマ神話の主神Juppiterが由来とされています。やはりというべきか、Thorと同一とされています。
Jupiter
Juppiter
Fridayは女神の名前です。
北欧神話の美の女神フレイヤがその名の由来です。フレイヤでFriですね。
さて、金星はVenus(ヴィーナス)です。ヴィーナスはローマ神話の女神様でフレイヤと同一とされています。こちらもつながりましたね。
Saturdayはローマ神話の神様です。
その名も農耕の神様サターンです。英語だとSaturn。土星と同じ単語なのでわかりやすいですね。
スペルが難しいですが、サターンは別名サトゥルヌスとも呼ばれているので、サトゥrとつづるイメージでいくと間違いにくくなります。
英語圏にも子どもが歌って覚える曜日の歌があります。歌って覚えるのもひとつの手です。順番に歌って、頭の中で日月火水木金土とあてはめていくと覚えやすいでしょう。
メールで日付+曜日+時間を知らせるときの書き方は?
ビジネスメールやビジネスレターで、名前とともに日付や曜日をサインすることがあります。
その場合も表記方法の米国式、英国式の違いに注意して、指定された順番に記載しましょう。
例えば、アメリカ式なら、
8/12/2019(mm/dd/yyyy)
August 12, 2019
Aug. 12, 2019
イギリス式なら、
12/8/2019(dd/mm/yyyy)
12 August 2019
12 Aug. 2019
となります。
ちなみに、アメリカ式で曜日と時間も入れる場合は、
Tuesday, August 12, 7:00 PM
となります。
時間には必ずAMもしくはPMを入れるようにしましょう。
ペンで書かなければいけない申込書などの場合は、たいてい日付欄にアメリカ式なら(mm/dd/yyyy)、イギリス式なら(dd/mm/yyyy)と記載があります。
慣れないうちは米国や英国を意識せず、ddの欄に日付(day)、mmの欄には月(month)、yyyyの欄には西暦(year)を書けばOKです。
mやd、yの数は桁数になります。yyyyなら西暦を4桁で表記すればいいわけです。
可能なら月をアルファベット表記すれば間違いを防ぎやすくなります。
手元の書類をよく見て指定された方法で記載しましょう。
英語での書類へのサインの仕方についてならこちらの記事もおすすめ。
まとめ
一口に英語といっても使われる場所や状況によってフォーマットは変わってきます。
アメリカ式ビジネス用もあれば、アメリカ式英会話用もあり、アメリカ式表記だってあるわけです。当然、イギリス式ビジネス用やイギリス式英会話用もあります。
それぞれの決まりを必ず確認するようにしましょう。
特に日付は日本人が苦手なthが多く出てきます。カタカナ発音では日付の聞き間違いや伝達ミスが起こらないとも限りません。オンライン英会話などを活用して正しい発音を身につけるといいでしょう。
難しいと思える言葉もその意味がわかれば、覚えやすくなるものです。
英語の生まれた背景にも興味を持って、ご自身の英単語ストックを増やしていきましょう。
良くまとめていると思います(to the point)。感謝あるのみ!アメリカ式 vs.イギリス式の違いなど、これでバッチリと
理解できます。
ご連絡ありがとうございます!
参考になったようで嬉しいです!^^