文房具は英語でなんと言う?文具26種類の英単語・英語表現一覧【音声付き】
身近なものをいざ英語で…となるとすんなり出てこないということは多いものです。
また、英語だと思っていた言葉が実は和製英語で、ネイティブには通じないということもありますよね。
今回は生活に欠かせない文房具の英語表現を紹介します。
この機会に正しい発音も踏まえて覚えてしまいましょう。
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文房具は英語でなに?
まずは文房具という言葉自体の英語表現です。
文房具は誰もが一度は聞いたことがあるはずのstationeryです。
stationeryの語源はstation(駅)と一緒で、stand(立つ)を意味するラテン語動詞のstoから来ています。それではstationeryについて詳しくチェックしていきましょう。
stationeryの読み方と発音
stationeryはカタカナ英語でステーショナリーですね。
発音記号stéɪʃənèriです。
実際の発音を聴いてみましょう。
stationeryに似たstationaryとは?
stationeryと綴りが似ている単語に静止したといった意味を持つstationaryがあります。日本でおなじみのステーショナリーというカタカナ読みでいくとstationaryが文房具かな?と思いますが、-neryが正しいので注意が必要です。
このstationaryですが、実は発音がstationeryとまったく同じです。
英会話の中で文房具と静止したのどちらのことを言っているか判断が必要ではありますが、まったく意味が違うのでわかりやすいでしょう。
そもそもネイティブがstationeryを使うことは少ないようなので、同音異義語のstationaryという単語があることを覚えておけば問題ないでしょう。
文房具の複数形は?
stationeryは不可算名詞です。そのため、複数形としてstationerysなどとするのは誤りです。もしも数えるならa piece of stationery、2つならtwo pieces of stationeryとなりますが、このような言い方をすることはそうはありません。two pensなどと具体的な文具の名称で言うからです。だからこそstationeryを普段使う人も少ないのでしょう。
色々な文房具を英語で?
不可算名詞のstationeryを使って、色々なやさまざまな文房具を表現するなら、various pieces of stationeryです。
何かと色々なと言いたいときはあるものなのでvariousを覚えておくと便利でしょう。
文房具店・文房具屋の英訳
文房具店、文房具屋はstationery shopです。
もしくは、文房具と意味合いが似ていて、もっと広い範囲のアイテムを含む事務用品というニュアンスでoffice suppliesを使うことが結構あるそうです。そのため、office supplies storeと言っても通じるでしょう。
stationery shop
office supplies store
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文房具26種類の英語表現一覧(カタカナ英語・発音)
仕事や勉強で使う文房具には、カタカナ英語とは違う発音のものがあります。
また、シャープペンシル、ホチキスなどは和製英語で、英語圏では通じません。
ここでは文具26種類の英語リストを紹介します。
カタカナ英語と正しい発音の違いも確認しながら覚えていきましょう!
①鉛筆
pencil
カタカナ読み:ペンシル
鉛筆はpencilです。発音はペンシルではなくペンソゥといった感じです。
消しゴム付きの鉛筆はpencil with an eraser tip、鉛筆の芯はthe lead of a pencilと呼ばれます。leadは日本語でもよく使うリード(先頭)という意味のほか、鉛という意味も持ちます。ですが、鉛筆の芯に鉛は使われていません。
②鉛筆削り
pencil sharpener
カタカナ読み:ペンシルシャープナー
鉛筆削りはpencil sharpenerです。sharpが尖ったという意味なのを知っていればイメージがつきやすいですね。sharpenerだけでも使われます。
③クリップ
paper clip
カタカナ読み:ペーパークリップ
上記画像のような少々の紙を束ねるクリップは、paper clipです。
一方、こちらの画像のように、挟む力が強く厚みのある紙の束もまとめられるクリップはbulldog clipと呼ばれています。
bulldog clip
カタカナ読み:ブルドッグクリップ
④蛍光ペン
highlighter
カタカナ読み:ハイライター
文字を目立たせるためにラインを引く蛍光ペンはhighlighterです。
highlight(ハイライト)には、強調する・目立たせるという意味があります。スポーツの試合で目立ったシーンをテレビなどで紹介するときにハイライトと言いますよね。
また、ポイントで明るくするカラーリングをハイライトカラーと呼びます。
教科書などで重要なところを蛍光ペンを引いて目立たせることを考えると、納得の単語ですね。
⑤消しゴム
eraser
アメリカ英語
イギリス英語
カタカナ読み:イレイサー(アメリカ)・イレイザー(イギリス)
消しゴムの発音はアメリカ英語ではイレイサ(ァ)、イギリス英語ではイレイザ(ァ)と異なります。
なお、イギリスではゴムを意味するrubberの方がよく使われます。
rubber
カタカナ読み:ラバー
ただし、rubberはアメリカでは避妊具のコンドームの意味になるので注意しましょう。
⑥コンパス
compasses
カタカナ読み:コンパス
日本ではコンパスと呼ばれていますが、英語ではcompassesとなり、カァンパァスィズと発音します。
2つのパーツが1組となって機能しているので複数形になるのです。a pair of compassesとする場合もあります。
なお、a compassは羅針盤という意味で使われます。
⑦三角定規
set square
カタカナ読み:セットスクエア
squareといえば正方形ですが、実は直角のという意味もあります。
学校で使う三角定規は直角三角形と二等辺三角形で1組になっている場合が多いですよね。
その場合はset squaresとしましょう。三角定規はtriangleとも呼ばれます。
triangle
カタカナ読み:トライアングル
⑧シール
sticker
カタカナ読み:ステッカー
モノを飾るために貼るようなシールはstickerで、スティッカァと発音します。カタカナ読みのステッカーは日本語でも使われますね。
stickerにはシール以外に、粘り強い人・頑張り屋・栗などのいがやトゲ・刺す人という意味があります。
なお、日本語でステッカーと同じように使われるシール(seal)は封をすること、密閉するようなものという意味で、日本での使われ方とは異なります。
また、ステッカーやシールと似た感じで使われているラベル(label)も、英語では商品の成分表示など情報を伝えるものを指し、たとえそれが貼りつけるタイプになっていなくてもlabelです。なおlabelの発音はレーベルに近いため、ラベルといっても通じないでしょう。
seal
カタカナ読み:シール
label
カタカナ読み:ラベル
⑨下敷き
plastic board
カタカナ読み:プラスチックボード
plastic sheet
カタカナ読み:プラスチックシート
欧米では下敷きを使う文化がないため、英語での正式な呼び方はありません。
下敷きを表すときは、plastic boardやplastic sheetと表現したうえで、ノートを書くときに下に敷くものと用途を説明するとよいでしょう。
⑩シャープペンシル(シャーペン)
mechanical pencil
カタカナ読み:メカニカルペンシル
シャープペンシルは英語でmechanical pencilです。
シャープペンシルは和製英語で、sharp pencilと言うと尖った鉛筆という意味で伝わってしまいます。
⑪修正液
whiteout(アメリカ英語)
カタカナ読み:ホワイトアウト
correcting fluid(イギリス英語)
カタカナ読み:コレクティングフルイド
whiteoutは修正液のほか、あまりの降雪で視界が悪くなること、失神する前に視界がなくなることも意味します。
また、correctingは修正、fluidは液体という意味を持ち、それが合わさって修正液となっています。
⑫定規
ruler
カタカナ読み:ルーラー
定規はrulerです。カタカナ読みのルーラーでご存じの方は多いですよね。定規で引いた線はa ruled lineと呼ばれます。
ruled line
⑬セロテープ
Scotch tape(アメリカ英語)
カタカナ読み:スコッチテープ
Sellotape(イギリス英語)
カタカナ読み:セロテープ
Scotch tapeはScotchというブランドから発売されたことが元になってこのように呼ばれています。Sellotapeもブランド名です。
どちらもブランド名が一般的な呼び名になったパターンです。
ちなみに日本のセロテープもニチバンの登録商標なので、すべて固有名詞ということになります。
⑭ノート
notebook
カタカナ読み:ノートブック
note
カタカナ読み:ノート
noteのみではメモに近いニュアンスになります。take notesでノートをとるですね。
日本語でいうノートを表したいならnotebookと表現しましょう。
⑮のり
adhesive
カタカナ読み:アドヒッシブ
paste
カタカナ読み:ペースト
glue
カタカナ読み:グルー
adhesiveはさまざまな接着剤を指します。pasteの定義は粉末と液体を混ぜた粘着性物質で、カタカナ英語のペーストは日本でもよく使われますね。
glueには物を永久に結合するための粘着性物質という定義があります。漆喰やデンプンのりはグルーです。
⑯バインダー
binder
カタカナ読み:バインダー
書類をとじるバインダーは、英語でもbinder(バインダー)です。
⑰ハサミ
scissors
カタカナ読み:シザーズ
恐らく誰もが一度は聞いたことがあるシザースの発音はスィザァズという感じです。
通常は複数扱いですが、単数扱いにする場合、ハサミ一丁はa pair of scissors、二丁はtwo pairs of scissorsです。
⑱パンチ
punch
カタカナ読み:パンチ
hole punch
カタカナ読み:ホールパンチ
書類に穴を開けるパンチは、punchとhole punchです。
punchは穴を開けるという意味で、動詞でも使えます。
⑲筆記用具
writing implement
カタカナ読み:ライティング・インプリメント
implementには道具や用具、手段といった意味があります。
⑳クリアファイル
clear folder
カタカナ読み:クリアフォルダー
plastic folder
カタカナ読み:プラスチックフォルダー
書類整理によく使うクリアファイルですが、これは通じない可能性があります。
透明ならclear folder、全面に印刷があり中身が見えないようならplastic folderとするとよいでしょう。
㉑筆箱
pencil case
カタカナ読み:ペンシルケース
筆記用具を入れる筆箱は、いろいろ言い方はありますがpencil caseが一般的です。
㉒ペン
pen
カタカナ読み:ペン
ペンは英語でpenです。
シャーペンやボールペンなど特に種類を限定しないときは、そのままペンと言えばOKです。
㉓ホチキス
stapler
カタカナ読み:ステープラー
ホチキスと呼ばれる文具の正しい英語表現はstaplerで、ステープラァと発音します。
日本に初めて輸入されたstaplerがアメリカのE.H.Hotchkiss社のものであったため、商品自体をホチキス、ホッチキスと呼ぶようになったといわれています。
ちなみにホチキスの芯はstapleです。
staple
カタカナ読み:ステープル
㉔ボールペン
ballpoint pen
カタカナ読み:ボールポイントペン
ボールペンはballpoint penとpointが付くことを覚えておきましょう。
㉕ポストイット
sticky note
カタカナ読み:スティッキーノート
tag
カタカナ読み:タグ
ポストイット(Post-it)は、アメリカの3M社が販売する付箋のブランド名です。
英語ではsticky noteかtagと表現するのが一般的です。stickyは粘着性のあるという意味を持ちます。
㉖万年筆
fountain pen
カタカナ読み:ファウンテンペン
万年筆はfountain penです。
fountainには泉や噴水という意味があります。
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文房具の英語を覚えられるツール
小さい頃、初めて英語に触れたのは歌だったという方は多いのではないでしょうか。
また、親子で遊びながら英語を覚えたという方もいるでしょう。
ここでは、文房具の英語を覚えられるツールを紹介します。
【歌】School Supplies Song
メロディというメロディはないですが、頭の中で何回も再生されてしまうようなクセになる歌。
オリジナルで続きの歌詞を作って、さらにたくさんの文房具を覚えるのもいいですね。
【ゲーム】マッチッチ 文房具 ver
マッチッチ 文房具 verは、マッチや4択クイズ、単語帳の3つの方法で、遊び感覚で文房具の英語表現を覚えられます。
マッチはトランプの神経衰弱形式です。知識と記憶力がないとクリアできないので、結構難しいです。
https://www.matchtch.space/pair/stationery
【カード】英語絵カードの「文房具」シリーズ
文房具のイラストと英単語、日本語が入った絵カードをハガキサイズやA4サイズで印刷できます。
ちょっとした英語教室気分でお子さんに英語を教えるのもいいですね。
https://happylilac.net/card-st.html
文房具関連の例文
文房具に関する英語例文を紹介します。
かわいい文房具を買いたくなる
かわいい文房具を見ると買いたくなる。
Cute stationery always makes me want to buy it.
かわいいは日本語でもおなじみのcute(キュート)ですね。
make 人 動詞の原形で人に動詞をさせる、例文を直訳すると、かわいい文房具は私にそれを買いたくさせるです。
のりで貼る
私は免許証のコピーをのりで紙に貼った。
I put my copy of the driver’s license on the paper with glue.
put ~on…は、~を…に接触させるという意味です。
のりで免許証のコピーを紙に接触させるということですから、貼るというニュアンスになります。
鉛筆削りを貸して
鉛筆削りを貸してもらえる?
Can I borrow your pencil sharpener?
borrowは借りるです。鉛筆削りを借りることはできますか?つまりは貸してもらえませんか?ということですね。
貸すという意味の英単語はlendですが、この例文のborrowをlendに変えると私は貸すことはできますか?とおかしな意味になってしまうので、取り違えないように気をつけましょう。
ホチキスでとじて
資料をホチキスでとじていただけますか?
Could you staple the materials together?
stapleにはホチキスの針という意味のほかに、動詞でホチキスでとじる・とめるという意味があります。staple~togetherで、~をホチキスでひとつにとじるというニュアンスで使えます。
Can youよりも丁寧にお願いしたいときはCould youを使いましょう。
まとめ
ホチキスやシャープペンシルのように、英語だと思っていた名称が実は和製英語だったということは結構あるものです。
そういうことを知るのもひとつの英語学習です。
英語が苦手という方も身近な事柄にまつわることから勉強をはじめると、思いのほか楽しめるかもしれません。
誰かに話したくなる雑学を仕入れようという気軽な気持ちで、英語学習をはじめてみませんか?
少々古いですが、研究社の英和商品名辞典をちょっと読んでみるだけでも、きっと新発見がありますよ。
英語を勉強するなら、通勤時間などの隙間時間を利用したいという方は、オンライン辞書のWeblio英和辞典・和英辞典がおすすめです。単語の意味だけではなく、例文一覧も見ることができるので、使い方のイメージもわきやすいでしょう。
無料で使えるWeblio英語辞書というアプリもありますよ。
本格的に勉強したい方は機能充実の有料版英辞郎on the WEB Proを利用すると効率的に学べるでしょう。
YouTubeの気になる英語解説動画を片っ端から見るのもいいかもしれません。
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