アメリカの学生がよく使うprocrastinateの意味は?具体的な使い方も紹介
アメリカの学生がよく使うprocrastinateという単語の意味を知っていますか?
最近では海外ドラマでもよく使われており、覚えておくと日常会話のさまざまな場面で活用できますよ。
そこでこのページでは、procrastinateの意味について例文もあわせて詳しく解説します。ネイティブの人たちが会話で自然に使う単語をマスターして、あなたの英語力を底上げしていきましょう。
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procrastinateとはどんな意味?
procrastinateは、アメリカの学生を中心によく使われている動詞です。
procrastinate
この単語をマスターすると、英語に詳しい人なのかなと思われるかもしれません。
ここではprocrastinateの意味や反対語、覚え方について解説していきます。
先延ばしする
procrastinateは、日本語で先延ばしにするという意味で、日常会話でもよく登場する単語。やるべき課題や仕事を先延ばしにしてしまったという会話を友人や同僚とするような場面で、procrastinateは重宝します。
課題を先延ばしにしてしまった。
I procrastinated on the task.
ぐずぐずする
procrastinateの2つ目の意味はぐずぐずするです。やらなければいけないことがあるにも関わらず、なかなか行動に移さず時間を無駄にしている状態を表現したい時に使えます。
例えば、学生時代、掃除の時間なのにも関わらず、やりたくなくて友達とくっちゃべってぐずぐずしていたことがあるという人もいるのではないでしょうか。procrastinateのぐずぐずするという意味は、このような時に使います。
postponeとの違い
procrastinateの意味を知ると、postponeと同じなのでは……と疑問に思う人もいるかもしれません。確かにpostponeも先延ばしするという意味をもつ同意語ではあります。ただ以下のような違いがあります。
・procrastinate
常に良くない状況で使われる
やらなければいけない論文があるにも関わらず、先送りにしてしまった。
I procrastinated the treatise I had to write.
・postpone
良くも悪くもない中立的な状況で使われる
今日の野球の試合は雨のせいで来週に延期になった。
Today’s baseball game has been postponed until next week due to rain.
procrastinateは自分がやりたくないといった、その人の問題で後回しにしている状態。
postponeは何らかの事情で先延ばしにする状況で使うという違いがあります。
procrastinateの派生語
procrastinateの派生語にはprocrastinatorとprocrastinationという名詞があります。
procrastinatorはぐずぐずと先延ばしをする人です。この単語は、やらなければいけないことを先送りにして、なかなか行動しない人を表現したいときに使います。
procrastinationの意味は引き延ばし・先送り・先延ばしすることです。例えば、やらなければ悪い結果が出る可能性が高いのはわかっているのに、理由もなく物事を引きのばしている行為を表現したいときなどに使います。
procrastinateの反対語
procrastinateの反対語はprecrastinate。
この単語の意味は、やらなければいけないことを期限より前に終わらせるです。
procrastinatorの反対語は仕事を先んじて終わらせる人という意味のprecrastinatorです。
接頭辞proにもpreにも前にという意味がありますが、proはある時点より未来にと言う意味での前に、preはある時点より過去にという意味での前にという違いがあります。
procrastinateの覚え方
procrastinateは覚えにくいので、覚え方を知りたいという人もいるでしょう。
まずprocrastinateのproには前述の通り、ある時点より未来を示す前にという意味があります。
そしてcrastinateの意味は明日。このpro(未来を指す前に)とcrastinate(明日)が組み合わさって明日に先送りするというイメージで考えると少しは覚えやすくなるでしょうか。ですが、crastinateが馴染みのないワードだけに、つづりは丸暗記するのがおすすめです。
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procrastinateを含むフレーズ
procrastinateを含むフレーズの一例をご紹介します。
procrastinate an activity
procrastinate an activityの意味は、活動をぐずぐずと遅らせる、先送りにするです。
やる気を失ったので、活動をぐずぐずと先延ばしにしている。
I’ve lost my motivation, so I’m procrastinating the activity.
※特定の活動をぐずぐずと遅らせる、先送りにする、と表現する場合は例文のようにanをtheに変更しましょう。
procrastinate on ~
procrastinate on ~で、~を後回しにする・先延ばしにするという意味になります。
~には、one’s+名詞や動名詞が入ります。
経費精算を後回しにした。
I procrastinated on my expense report.
Don’t procrastinate!
ぐずぐずするな!
Don’t procrastinate!
ぐずぐず動いている生徒たちに対して学校の先生が早くやりなさいという気持ちを込めて、または宿題を後回しにしている子どもに対して親御さんがさっさとやりなさいという心持ちで、というときに使います。
立場が上の人や親御さんが使う命令的な意味合いのあるフレーズです。
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procrastinateを含む具体的な使い方例文
ここではprocrastinateを含む例文をご紹介します。
昨日提出しなければいけない論文を書こうとしたが、疲れていたので先延ばしにしてしまった。
I tried to write a treatise that I had to submit yesterday, but I was tired so I procrastinated.
嫌なことをついつい先延ばしにしてしまっている。
I tend to procrastinate about what I don’t like to do.
先延ばしにせず終わらせないと時間を無駄にしてしまいます。
If you don’t procrastinate and finish it, you’ll waste your time.
まとめ
procrastinateはあまりよくない状況で使われる単語であり、先送りする・ぐずぐずするという意味がありましたね。
procrastinateは日常会話の中にさらっと混ぜ込むだけで、英語を話せる人だと思われるような単語。日本人にはあまり馴染みのない単語とも言えるでしょう。今回ご紹介した例文を参考に、日常のさまざまなシーンで使ってみてください。
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