英単語の覚え方のコツは3つ!英会話をマスターしたい人必見の勉強法
英単語を単体で覚えることが多い日本の学校教育ですが、学生時代に覚えた全ての単語を実際の英会話で使えているという人は、少ないのではないでしょうか。
せっかく覚えたのに、使わないうちに忘れてしまって会話に活用できなくなるなんて、とてももったいない話です。
なぜ覚えた単語を忘れてしまい、会話での活用も難しくなってしまうのでしょうか。その大きな原因の1つとして、単語を単体で覚えていることが挙げられます。
そこで今回は、英会話をマスターしたい大人、特に初心者レベルからやり直したい人に向けて、単語の覚え方やコツ、学習に役立つアプリなどを紹介します。
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英会話の勉強で大切な3つの道程
大人になって初心者レベルから英会話をマスターしたいと思ったとき、大切にして欲しい道程が3つあります。
それは、使える単語の量を増やすこと、基本文法をマスターすること、実践練習を積むこと、の3つです。
実践練習は教室やオンラインでレッスンを受けることができるけれど、単語と文法はどうしよう?などと、難しく考える必要はありません。
単語も文法も、中学で習ったような内容と量をしっかりと身に付ければ、日常会話のほとんどをカバーできるといわれています。
基本を大切に、知っている単語よりも使える単語を増やして、英会話のマスターを目指してください。
英会話のマスターに単語帳は必要ない!
英単語がなかなか覚えられない、単語帳を使っていくら覚えてもどんどん忘れていってしまう…という人は少なくないでしょう。
単語帳を使った学習法を推奨している学校も多いため、英単語を覚えるための代表的なツールとして単語帳が定着しています。
しかし、英単語を覚える場合、単語帳は使わないことをおすすめします。
もちろん、100人いれば100通りの覚え方があるので絶対に使うなとは言えませんが、これにはちゃんとした理由があるのです。
単語帳を使うメリットとデメリットについてみていきましょう。
単語帳のメリット
単語帳は、左側に英単語を、右側に日本語の意味などを書き、ひとつひとつ記憶していくツールですよね。
単語帳をノートや本で作り、その日に出会った知らない単語をメモしておいて、1日の終わりに調べて覚えていく。
こういった活用方法をするには便利なアイテムといえるでしょう。
ただし学校のテスト以外、つまり会話のもととなる単語をまとめたいときには、書き方に少し工夫が必要となります。
どうしても単語帳を使いたいという人は、次のデメリットをふまえて書き方を工夫してください。
単語帳のデメリット
単語帳と相性が良い人は問題なく単語を覚えられるでしょう。しかし、そういう人でも、いざ英語を話そうとしたとき、単語しか浮かばず会話にならない状況が起こり得ます。
なぜなら単語帳には、覚えた単語単位でしか英語を理解できない、というデメリットがあるからです。
英会話は単語を並べるだけではほとんど成立しませんし、使おうとする単語がその状況にふさわしいニュアンスかどうかさえ、単語単位の知識ではとっさに判断することができません。
そして、例文やフレーズよりも、単語帳で覚えた単語の方が強く記憶に残るため、単語ばかりを組み立てて表現しようとしてしまいます。
このような状況に陥らないためにも、単語より表現を覚えることをおすすめします。
単語を覚えるときのコツ
単語を覚えるということは漢字を覚えることに近いです。
日常的にパソコンやスマートフォンを使うことで、普段よく使う漢字以外は書けないものが増えたと実感する人は多いでしょう。
英語でも同じことが言えます。では、どんどん忘れていってしまう単語をどうすれば覚えて、会話に活用できるようになるのでしょうか。
シチュエーションで覚える
まずは単語だけを必死に覚えようとしないでください。
決まったシチュエーションで出てくるフレーズ、表現の一部として単語を覚えましょう。
このシチュエーションのときにはこう言うんだと覚えるようにすれば、必然的に表現の中に単語が入ってくるので、単語もセットで覚えることができます。
これを繰り返すことにより、結果的に英単語を覚えられるようになります。
単語をいくら勉強しても忘れてしまうのは、シチュエーションに関係なく単語だけを覚えようとするからなのです。
イメージと結びつける
英単語の力をアップさせる大きなポイントとしてもうひとつ、イメージがあります。
英会話ではorange
と聞いたら、すぐにオレンジ色の丸い果物とイメージできる思考の反射神経が必要となります。
その反射神経を鍛えるために重要なのが、単語に対するイメージと、使うシチュエーションです。
聞いてすぐに意味や示すものを想像できる単語が増えれば、言葉を聞き返さなくても、瞬時に相手の意図をくみ取ることができるようになります。
使うシチュエーションに加え、イメージも結びつけて覚えておけば、使える単語として活躍してくれることでしょう。
単語のネットワークを広げる
単語にシチュエーションとイメージを結びつけることができたら、もう一歩進んで、意味のネットワークを広げてみてください。
その単語の語源や他の意味、派生語、対義語、同意語、関連語など、連想ゲームのように楽しみながら調べていくと、しっかり頭に残っていきます。
そして単語を使って自分でセンテンスを作りましょう。
簡単なセンテンスでOKです。読むとすぐにそれぞれの意味が分かるようにしておくと、さらに効率良く覚えられますよ。
例えばgood
と言う単語を聞いて最初に思いつく意味は、良い、上手なだと思いますが、実は他にも、正当な、丈夫な、かなりの、といった意味があるのを知っていましたか?
自分が知らなかった他の意味に焦点を当てて、例文を見てみましょう。
良い子になりなさい。
Be a good boy.
あなたは日本語がお上手ですね。
You speak good Japanese.
私には、そうするのに正当な理由がある。
I have good reasons for doing so.
私は健康です。
I’m in good health.
これは相当大変な仕事だ。
This is a good hard job.
このようなセンテンスを自分で作成してみることで、表現の幅が一気に広がるだけでなく、英語の面白さも実感することができます。
まずは簡単な単語から挑戦してみてください。
意外な発見があったりして面白いですよ。
勉強に活躍してくれそうな無料アプリ
社会人の勉強では、継続が最大の難関です。
決まった日に勉強をしようと思っていても、疲れたり用事が入ったりで、なかなか思うようにできないことが多いのではないでしょうか。
そしてその内モチベーションが低下して、勉強をしないようになってしまう。こんな経験は誰でも一度はありますよね。
でも通勤や電車待ちなどのすき間時間を使って簡単にサクッと勉強できたら、継続も難しくないはず。
最近では英会話学習に役立つアプリやツールがたくさん登場していますので、それらをぜひ活用してください。
最後に、おすすめの無料アプリをいくつか紹介しておきましょう。
mikan
株式会社mikanが提供する、スキマ時間で効率的に英単語を覚えられるアプリ。
中学英単語・大学受験・医学などのさまざまなカテゴリを選択でき、学習の方法や制限時間、一度に学習する単語量の設定や変更まで可能です。
ゲーム感覚で楽しく勉強できる工夫がされているので、集中してどんどん進められると人気です。
英語物語
FreCre, Inc.提供の、RPG風に英語学習が進行するアプリ。
ゆるいキャラがバトルを繰り広げながら、どんどん問題が出てきます。
正解率に応じて出題レベルが最適化され、誤答や時間切れになった問題は出題頻度が高くなるなど、復習もストレスを感じさせません。
POLYGLOTS
株式会社ポリグロッツ提供の、英語ニュースをリーディングできるアプリ。
このアプリの秀逸な点は、ニュース記事で分からない単語をタップで調べられることです。
記事内容は音楽やバラエティー、スポーツなど、さまざまなジャンルが用意されており、自分の興味がある分野で英語学習を楽しめるように設計されています。
一部有料となる機能もありますが、ほとんどは無料で使うことができるので、英会話の力を伸ばしたい人にお勧めです。
他にもまだまだたくさんありますので、自分の目的にあった、楽しく続けられるアプリを選んで活用してくださいね。
まとめ
英語を表現で覚えるということは、日常会話などで想定されるシチュエーションごとに覚えるということになり、結果的に多くの単語を覚えられることがわかりました。
またイメージや関連する意味・単語も一緒に覚えるということは、暗記効率をアップし、より活用の幅を広げられますね。
従来の単体で覚える方法を見直し、覚えるべき英単語を単体から表現に移してみることで、実際の英会話に役立つ勉強法に変えることができます。
学生時代の英語学習法をなかなか変えられないという人も多いかと思いますが、ネイティブとの会話ができるくらいの力を身に付けたいなら、根本的に勉強方法を変える必要があります。
英単語を単体で覚える癖が付いてしまっている人はぜひ、この機会に勉強方法を見直して英語を表現で覚える勉強法に切り替えることをおすすめします。
アプリ参考記事
・mikan:http://mikan.link/
・英語物語:https://eigomonogatari.com/
・POLYGLOTS:https://www.polyglots.net/
動画でおさらい
単語だけで勉強するな!英会話をマスターする英単語の覚え方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。