英語で「いつがご都合よろしいですか?」ビジネスで使える丁寧な英語表現
仕事をしていると、会議や打ち合わせの日程調整をすることが多いと思います。
メールで相手の方の予定を確認したり、日時の連絡をしたりなど、頻繁にやりとりをすることもあるでしょう。
そのような場面でよく使われるフレーズのひとつに、「いつがご都合よろしいでしょうか?」という丁寧な表現があります。
丁寧な英語表現はビジネスシーンでよく登場し、さまざまな状況で活用できますのでぜひ覚えておきましょう。
いつがいい?ならば簡単だけど
「いつがご都合よろしいでしょうか?」という丁寧な言い回しは、英語での表現が難しそうな感じがします。
しかし、丁寧さを省いた「いつがいい?」という言い回しでなら、英語でもすごく簡単に思いつくことができるのではないでしょうか。
いつがいい?When’s good for you?
ただ、これはフランクな表現で、友達同士で話しているようなカジュアルな印象になり、丁寧な英語表現とは言えませんね。
ビジネスシーンでは「ご都合よろしいでしょうか?」という丁寧な表現が適切ですが、それは日本語だけでなく、英語も同様です。
丁寧さを表現するwould
「いつがいい?」を丁寧な表現にすると、
When would it be convenient for you?
When would it be convenient?
いつがご都合よろしいでしょうか?
(直訳:あなたにとっていつが便利ですか?)
wouldを使うことで、丁寧でフォーマルな表現になります。
都合がいいの英語表現はconvenient(コンビニエント)です。
便利という意味で知られていますが、あなたにとって便利=都合がいいという意味で使われています。
wouldとconvenientを組み合わせて使うことで、ご都合がよろしいでしょうか?という日本語の敬語に近い表現になるというわけです。
wouldを使う理由
なぜcouldではなく、wouldを使うのかと疑問を持った方もいるかもしれません。
結論から言うと、丁寧な日本語のニュアンスに近いのは、couldよりもwouldです。
couldとwouldはそもそも持っている意味合いが違います。
could:元の形はcan、能力的・物理的に実行可能かどうかを確認したい場合
would:元の形はwill、実行可能なことを快くそうしてくれる意思があるかどうかをたずねる場合
例文で比較してみましょう。
ニュアンスの違いに着目してみてください。
couldを使うと、
いつなら都合がいいですか?When could it be convenient?
wouldを使うと、
When would it be convenient?
いつがご都合よろしいでしょうか?
couldは相手にとって都合がいい時間があるかを、物理的に聞いています。
一方でwouldは、失礼にならないように、相手の意思を尊重した聞き方です。
ビジネスシーンや目上の方に対して丁寧な言い回しをしたい時はwouldを使いましょう。
日本語の丁寧なニュアンスを生かす場合の決まり文句
外国人にとっては、日本語のニュアンスというのは伝わりにくいかもしれません。
例えば、あなたが外国人に、どうして『いつなら都合がいいですか?』という表現ではだめなのか?と、聞かれたとしましょう。
あなたは、「いつがご都合よろしいでしょうか?」と言った方が、丁寧に聞こえるから、というように答えるのではないでしょうか。
ビジネスでも相手によっては「いつなら都合がいいですか?」と言うこともあります。
しかし、敬語としては少し丁寧さに欠ける表現なのです。
目上に人に対しては、「~よろしいでしょうか?」のwouldを用いた敬語表現を使うようにしましょう。
つまり、丁寧な日本語を使う場合の決まり文句があるように、英語でも状況による決まり文句があるということ。
ビジネスシーンで使うような丁寧な言い回しをしたい時は、wouldを使った表現が最適です。
When would it be convenient for you?
または
When would it be convenient?
これらは、「いつがご都合よろしいでしょうか?」の決まり文句として、そのまま覚えるようにしてください。
wouldを使ったビジネスで使えるフレーズ
相手に日程打診する場面で使えるフレーズをいくつか紹介します。
これらも決まり文句として覚えておくと、英文メールや電話などでも役に立ちますよ。
(日付)に○○でお会いすることは出来ますでしょうか?Would it be possible to meet on(Date)at ○○?
Would it be possible to meet on January 8th at the station? (日付)は、空いていらっしゃいますか?
Would you be available on(Date)?
Would you be available on January 8th?
先方に日時を合わせる場合は、
ご都合のよい時間と場所をお知らせいただけますか?Please would you indicate a suitable time and place to meet?
ビジネスシーンで使う丁寧な表現のフレーズは他にもたくさんあります。
相手に失礼にならないよう、状況に応じた表現を覚えておきたいですね。
まとめ
日本語での尊敬語・謙譲語と同様、英語でも丁寧な表現は存在します。
友人とのカジュアルな日常会話とは別の使い分け方、特にビジネスシーンでの言い回しの区別は必要です。
丁寧な英語表現では、couldを使わずにwouldを使う表現が決まり文句になっているものが多くあります。
よく使う日本語の決まり文句は、英語でも決まり文句として、文章をそのまま覚えてしまってください。
今後、必ず役に立つときが来るでしょう。
動画でおさらい
英語で「いつがご都合よろしいですか?」ビジネスで使える丁寧な英語表現を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。