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「studying English」=「to study English」2つのニュアンスの違い

英語表現に、

I like studying English.
I like to study English.

という表現があります。

中学英語や高校英語で、動名詞不定詞について習いましたよね。

これら例文の意味は異なるのでしょうか?
言いまわしやニュアンスの違いについて紹介します。ぜひ、英語学習に役立ててくださいね。

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動名詞とto不定詞の違い



I like studying English.


I like to study English.

早速ですが、上記二つの例文の違いについて説明します。

二つの英語例文で異なる箇所はどこでしょうか?
studyという単語に注目してください。studyingがついているか、それともto studyという形になっているかの違いであることが分かります。

まずは、文法的解釈を含めて確認していきましょう。

動詞+ingで動名詞になる

まずは、一つ目の例文である
I like studying English.

を確認していきましょう。

I like~の後ろがstudyingになっていますね。動詞+ing形で動名詞になっています。
~ingにすることで、動詞が名詞としての役割をもちます。
また訳は、~することと訳します。

名詞として扱えるため、主語や目的語として用いられます。

to+動詞でto不定詞になる

二つ目の例文、
I like to study English.

についてはどうでしょうか。

I like~の後ろが、to studyになっています。to+動詞の形なので、to不定詞であることが分かりますね。
こちらも~することと訳すことができます。

上記解釈を含めて日本語訳を確認してみましょう。

I like studying English.
I like to study English.

これらの例文はどちらも、英語の勉強が好きですと訳すことができます。
よって意味は同じであることが分かりました。

ただ、ニュアンスが少し異なります。どのように異なるのでしょうか?

動名詞についてはこちらの記事も参考になります。

異なるのはニュアンスの違い

先ほどどちらの例文も、英語の勉強が好きですという意味になることをお伝えしました。

ただ、外国の方が聞いた場合、少しニュアンスが違うように聞こえます。
今回の例文で使われていたlikeに注目してみましょう。

likeは、動名詞または不定詞どちらにも続けることができる動詞です。
そのため、基本的に意味の違いはありません。

ただ、動名詞はどちらかでいうと過去、現在に経験したことや、経験していることを表すイメージです。
逆に、不定詞は客観的でこれから経験してみたいというような未来的な要素ももっています。
よって、それらの意味合いを加味して訳してみましょう。

英語の勉強をするのが好き。
I like studying English.

英語の勉強が好き。
I like to study English.

日本語に置き換えても、大きな意味の違いはありません。上記に記載した通り、動名詞は過去志向、不定詞は未来思考になります。

もう少し分かりやすくお伝えすると、studying(動名詞)は、今までに英語の勉強をしたことがあり、その経験から英語の勉強が好きだと伝えています。

それに対してto study(不定詞)は、今まで英語の勉強をしたことはないけど、これからやってみたいというニュアンスを含んでいます。

経験談や体験談から話しているのか、それともこれからやってみたいな、挑戦したいなという目線から話しているのとでは、ニュアンスが異なりますよね。
このように伝えたいニュアンスが異なってくるので、ぜひ覚えておいてくださいね。

動名詞のルールに関してはこちら。

他の例もみてみよう!

もう一つ例をあげてみましょう。

It started raining.

It started to rain.

どちらの例文も、まずは動名詞と不定詞なので~することと訳します。
今回であれば、雨が降ることを始めた→雨が降り始めたになりますね。

こちらのstartも先ほどのlike同様に、動名詞または不定詞で大きな意味の違いはありません。
ただし、

  1. 主語が物の場合
  2. startが進行形の場合
  3. startの次の動詞が知的活動や心的状態を表す場合
  4. 動作の開始(時)に関心があり、中断を暗示することがある場合

これらの場合にはto doが好まれます。

ジャズ音楽の良さがわかりかけてきた。
I have now started to appreciate jazz music.

また、開始された動作がしばらく継続すると考えられた場合には、doingが用いられるという傾向があります。

彼は階段の方へゆっくり歩き始めた。
He started walking slowly to the stairs.

小さな差こそあれ、like、startのように動名詞または不定詞どちらでも使える場合があります。

しかし、動詞によってはどちらかしか使えないもの、もしくは意味が変わってしまう動詞もあるため、注意が必要です。そのため、動詞ごとに意味を確認しながら気をつけて使うようにしてくださいね。

まとめ

今回は、
I like studying English.
I like to study English.

を例に挙げてお伝えしました。

どちらも、英語の勉強が好きですと訳すことができます。

ただ、ニュアンスは少し異なります。
動名詞、不定詞の使い分けや見分け方ができるようになれば、ニュアンスを変えて伝えることもできるようになります。

ぜひ、さまざまな用法を覚えて英会話を楽しんでくださいね。

動画でおさらい

「studying English」=「to study English」2つのニュアンスの違いを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。