未来形willとbe going toの意味の違いや使い分けを例文で分かりやすく解説
英語では未来を表すためのいくつかの形があり、最も一般的なものは、willとgoing toの2つです。
カジュアルなスピーチでは、この2つの単語は何の問題もなく同じように使われますが、正式な文章では若干の、しかし重要な違いがあります。
そこで今回は、willとbe going toの違いと具体的な例文を場面ごとに紹介します。
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willの具体的な使用例
まず、willについての具体的な使用例をみていきましょう。
willは、主に以下の4つのことについて話すときに使用します。
①自発的な行動
②可能性があり予測を立てる
③未来の事実
④約束/依頼/断り/申し出
次の章からは、例文を含めて具体的に説明していきます。
will①自発的な行動
自発的な行動とは、自分の意思で何かを行うことですよね。
例えば電話が鳴った時に、私が電話をとるよ!というような行為が自発的な行為です。
例文で確認してみましょう。
(電話が鳴っている)私がでるよ!
(The phone rings) I’ll get it!
あなたは座って。私が食器洗いをするから。
You sit. I’ll do the dishes.
迎えに行くよ!
I’ll pick you up!
私がやります。
I’ll do it.
ジュリー:あれ、ミルクがない。
Julie: There’s no milk.
ジョン:本当?じゃあ僕が買いに行ってくるよ。
John: Really? In that case, I’ll go and get some.
will②可能性があり予測を立てる
次にwillを使う場面は、可能性があり予測を立てる場合です。
次の選挙は保守党が勝つと思う。
I think the Conservatives will win the next election.
今週はずっとお天気がよさそう。
The weather will be perfect all week.
このまま食べ続けたら太るよ。
I think you will gain weight if you keep eating like this.
will③未来の事実
太陽は毎日昇る、人は必ず死ぬ、など未来に起こる事実を表すときにもwillを使います。
陽はまたのぼる。
The sun will rise tomorrow.
生きているものは必ず死ぬ。
Everything that lives will die.
このイベントはまた来週末開催されます。
This event will be held next weekend.
will④約束/断り/申し出
最後の使い方として紹介するのが、約束、断り、申し出をする時です。
これらの場面でもwillを使いますよ。
パーティーの計画を立てるのを手伝うよ!
I will help you plan the party.
また明日ね。
I will see you tomorrow.
私は絶対にあなたに嘘をつかないよ。
I will never lie to you.
明日電話をかけることを約束するよ。
I promise I will call.
いつも愛しているよ。
I will always love you.
あなたのために料理はしません。
I will not cook for you.
窓を閉めていただけませんか?
Will you shut the windows?
be going toの具体的な使用例
be going toは、以前から決定していた出来事について使われる傾向があります。willよりも高い確率で起こる可能性があるときに使用されるということがポイントです。
主な使用場面は次の2つ。
①すでに決まっている計画について話すとき
②今実際に見えている(聞こえている)ものをもとにした予測について話すとき
それでは詳しく例文をみていきましょう。
be going to①すでに決まっている計画
もうすでに決まっている予定の話をするときはbe going toを使います。もうすでに決まっている計画なのでwillより確率が高めです。
私はタイに3ヶ月間行きます!
I am going to Thailand for three months!
来年の夏、サンディエゴで英語を勉強します。
I am going to study English in San Diego next summer.
火曜日にスピーキングレベル8のクラスでプレゼンテーションをする予定です。
I am going to give my presentation in my Level 8 Speaking class on Tuesday.
ジュリー:もうミルクがないよ。
Julie: There’s no milk.
ジョン:わかってる、このテレビが終わったら買いにいく予定だよ。
John: I know. I’m going to go and get some when this TV programme finishes.
be going to②今見えている(聞こえている)ものをもとにした予測
2つ目の使い道は、今実際に見えていたり聞こえていたりしているものをもとにした予測について話すときです。
be going to~(何かが起こる)という言葉を使うときは、もうすでに何かが起こるのが目に見える、高い可能性で起こるというニュアンスの場面。
例えば、次のようなシチュエーションを想像してみてください。
大きな荷物を抱えた人が、壁の方に向かって歩いています。しかし、荷物のせいで前が見えないので、壁に当たってしまいそうな場面を目撃したとします。
この場合は、次のように言うことができるでしょう。
この男性は壁にぶつかっていく。
The man is going to walk into the wall.
その他の例文もみてみましょう。
保守党が選挙に勝つだろう。
The Conservatives are going to win the election.
ねえ、あの雲見て。もうすぐ雨が降りそうだ。
Look at the clouds. It is going to rain soon
ねえ、ちゃんと前見てないと転ぶよ。
Watch where you are doing, you are going to fall over.
まとめ
いかがでしたか?今回はwillとbe going toの違いについて紹介しました。
その場で決めたことや自発的な行為を話す際はwillを使い、もう決まっている内容や計画を話す場合にはbe going toを使うのが決まりでしたね。
これらの小さな違いを理解することはさらなる英語力アップに繋がり、より正しい英語を話すことができるようになります。一つ一つマスターした学習内容に自信を持って、これからも頑張って英語の勉強を続けていきましょう。