I’m comingの意味は「来る」ではなく「行く」英語脳で考えるのがコツ

I’m coming 意味 使い方 英語 難しい 例文
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英語学習の楽しみと言えば、英語を学ぶことでいろいろな国の人たちと話ができるようになったり、いろんな国の文化を知ることができたりすることですよね。
でも、文化や考え方の違いが、言葉の違いになって現れることもあります。そこが、言葉の学習の楽しいところでもあり、難しいところでもありますね。

今回は、英語の普段の会話でよく使われるフレーズ「I’m coming」を取り上げ、その意味や使い方、そして、動詞のcomeとgoの英語の基本的な考え方を見ていきます。
さて、「I’m coming」は日本語ではどういう意味になるでしょうか?では、詳しくみていきましょう。

「I’m coming」のcomeの意味

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英語の映画やドラマで、こんな場面を見たことがあるのではないでしょうか。
お父さんが玄関先で2階の自分の部屋にいるトムに大声で声をかけています。

お父さん:トム、急いで!朝10時の電車に乗らないといけないんだ!
Father:Tom, hurry up! We need to catch the 10 am train!

トム:(  )
Tom:I’m coming!

さて、トムは何と答えているのでしょうか?正解は…
今いくよ。」ですね。

では、正解だった人に質問です。ここで使われているcomingはどういう意味で使われているのでしょうか。

comeは通常は「来る」と訳される動詞です。ですが、そのまま「私は来てるよ」と訳すと、不自然になってしまいますね。
また、「I’m coming」と進行形になっている点も要注意。
これは確定した近い未来をあらわす進行形で、トムは今行動しようとしているので進行形になっています。そのため、日本語訳としては、「今いくよ。」とか「すぐ行くよ。」になるんです。

正解だった人たちの中には、comeは普通は「来る」だけど、直訳すると不自然なので、文脈から判断して「行く」と訳したという人もいるのではないかと思います。
そうですね。文脈で判断できるようになることは英語学習でとても重要なことです。
英語の単語は単独ではなく、文章や文脈で覚えるようにしましょう!

英語と日本語の単語の意味は一対一ではないということを常に意識することがとても大切です。特に、comeなどの基本的な言葉はいろいろな場面で、幅広く使われるため、注意しましょう。
 
 
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comeの意味

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では、comeは英語ではどういう意味で使われる単語なのでしょうか。「come」=「来る」と覚えている人も多いと思いますが、例えば、Cambridge英英辞典でcomeの意味を調べてみると、たくさんの用法があるのが分かります。その中から、上位の1と2の意味は次の通りです。

come 動詞 (MOVE TO SPEAKER)

1つ目の意味は「話し手の方に向かって動く」、つまり「話し手の方に向かって、もしくは、話し手と一緒に動く、移動する」という意味です。例文を見てみましょう。

私と一緒にくるの?
Are you coming with me?

バスが来てるよ。
There’s a bus coming!

come 動詞 (MOVE TO LISTENER)

2つ目は「聞き手の方に向かって移動する」、つまり「話かけられている人の方向に向かって、動く、移動する」という意味です。例文を見てみましょう。

君のところに迎えに行くよ。
I’ll come and pick you up.

来春にはアメリカの君のところに遊びに行くよ。
I will come and visit you in America next spring.

さて、今回のテーマの英語フレーズ「I’m coming.」は上記の1と2のどちらの用法になるでしょうか?
答えは、2番の「聞き手の方に向かって移動する」の意味。
最初のお父さんとトムの会話の場面を想像してみてください。トムはお父さんの方に向かって移動しているので、ここではcomeが動詞として使われているのです。
 
 
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goの意味

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では、comeは分かったけど、日本語の「行く」の意味でよく使われるgoは使えないの?という疑問に答えるために、goもCambridge英英辞典で調べてみました。goにもたくさんの用法があります。その中から、上位の1と2の意味を取り上げると、次のようになります。

go 動詞 (MOVE/TRAVEL)

1つ目の意味は「動く/移動する」です。つまり、「他の場所へ動いたり、移動する」、「動いている最中」、「何かをするためにどこかへ動く、移動する」という意味になります。例文を見てみましょう。

去年ニューヨークに行きました。
I went to New York last year.

この通りを行かないといけないよ。
You need to go down this street.

この冬スケートに行きたい?
Do you want to go skating this winter?

go 動詞 (LEAVE)

2つ目の意味は「離れる」です。つまり、「どこかに移動するために、ある場所を離れる」という意味になります。例文を見てみましょう。

彼女は体調が悪かったので、早く家に帰りました。
She went home early as she was ill.

goの意味には、「話し手」や「聞き手」などの視点の基準は含まれていませんでした。
それよりも、単純に「どこかに向かって動く、移動する」という意味になります。つまり、話し手や聞き手がいる場所とは違う「別の場所に行く」ことを意味するのです。

そのため、ある人に今度行きたい場所の話をする時、その場所が聞き手のいる場所ではない場合には、goを使います。上記の例文の「去年ニューヨークに行きました。」ではcomeではなく、goが使われるのです。

comeとgoの使い分け

では、ここでcomeとgoがどのように使い分けられるのか見ていきましょう。comeとgoの使い方をまとめると、次のようになります。

come
話し手/聞き手の方に向かって動く

go
話し手/聞き手がいる場所とは違う、別の場所に行く

では、ここで問題です。下記の1と2はcomingとgoingのどちらが入りますか?

1.今日の午後、君の所へ行くよ。
I am (  ) to your place this afternoon.

2.今日の午後、英語の授業に出るために学校に行きます。
I am (  ) to school this afternoon to attend an English lesson.

正解は…

1.今日の午後、君の所へ行くよ。
I am coming to your place this afternoon.

2.今日の午後、英語の授業に出るために学校に行きます。
I am going to school this afternoon to attend an English lesson.

1番の方は文脈から「聞き手」つまり「あなた」のところへ向かって移動するので、comingが入ります。2番の方は、話し手や聞き手に向かって移動するのではなく、第3の場所、つまり「学校」に向かって移動するので、goingが入ります。

comeやgoを使った他のフレーズ

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もう少しcomeやgoを使ったフレーズを見ていきましょう。よく使われるフレーズにcome backとgo backがありますね。

またまた、質問です。次の文章にはcomeとgoのどちらが入りますか?「話し手の私」は現在アメリカに住んでいます。

1.4月に日本に帰る予定です。
I will (  ) back to Japan in April.
※「私」はアメリカの友達と話しています。

2.4月に日本に帰る予定です。
I will (  ) back to Japan in April.
※「私」は日本の友達と話しています。

正解は…
1.4月に日本に帰る予定です。
I will go back to Japan in April.

※「私」はアメリカの友達と話しています。

2.4月に日本に帰る予定です。
I will come back to Japan in April.

※「私」は日本の友達と話しています。

ここでも、どちらの単語を使うかの決め手は、誰と話をしているかです。1番はアメリカにいる友達と話しているため、日本は「別の場所」と考えられます。そのため、go backになりますね。
反対に、2番の例では日本にいる友達と話しているため、日本は「聞き手がいる場所」になります。そのため、come backを使うのです。

その他のcomeやgoを使った表現でも、同じように考えるとどちらを使えばよいのか分かりますね。例えば、次のgo overやcome overの場合でも考え方は同じです!

お友達の家に行くには、その橋を渡らないといけないよ。
You need to go over the bridge to go to your friend’s house.

※「あなた」は道に迷って、通りがかりの人に道順をたずねています。

あなた: 明日午後1時に私の家にぜひ来てください。
You: Please come over to my house at 1 pm tomorrow.

友達: うん、わかった。1時に行くね。
Friend: Sure, I will come over at 1 pm.

 
 
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まとめ

I’m coming  意味 使い方 英語 難しい 例文

今回は「I’m coming」という英語のフレーズを取り上げ、comeなのに、なぜ「来る」ではなくて、「行く」という意味で使われるのか見てみました。
まだちょっと頭がこんがらがっているという人は、一度日本語の意味から離れて考えてみましょう。

どんな場面でこのフレーズが使われているのか、場面を想像しながら意味を考えてみると、分かりやすくなります。そして、場面を想像しながら、相手に向かって「I’m coming」と言って練習してみてくださいね。
繰り返し練習することで、実際に使えるようになっていきます!

Practice makes perfect!
継続は力なり!

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