bookの意味を本以外で?動詞「予約する」やビジネスでの使い方を例文解説
今回は、英語book(ブック)の意味について詳しく解説します。
bookと言えば「本」と、一見単純な単語のように思えますが、実はその意味や使い方は多岐にわたります。
ネイティブはbookを「本」以外の意味で、あらゆるシーンで使っています。
本記事では、bookの本以外の名詞の意味や「予約する」などの動詞の用法、さらにはスラングの意味まで、具体的な例文を交えながらわかりやすく解説します。
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Bookの意味は「本」だけではない
Bookは、「本」という意味が最もよく知られていますよね。例えば、中学校では以下のように「book=本」と習ったでしょう。
私は本を持っています。
I have a book.
私は語学力アップのために英語の本を買いました。
I bought an English book to improve my language skills.
しかし、実はBookはその用途が多く、「本」以外の意味の名詞や動詞としても使われるのです。ここで、複数の意味や使い方を学び、bookをネイティブのように使いこなしましょう。
>>ブックカバーは和製英語?book coverの正しい意味は本の表紙
Bookの動詞の意味
Bookは動詞としての使い方もあります。過去形、過去分詞はbookedの形をとります。
動詞としての意味は、「予約する」「記録する」です。
以下でそれぞれの意味と使用例を詳しく見ていきましょう。
予約する
Bookは動詞で、「予約する」という意味で使われます。ホテルの部屋を予約したり、飛行機のチケットを予約したりする場合に使います。
予約することをカタカナ語でも「ブッキング」ということがありますよね。これは、英語のbookから来ています。
彼女のためにレストランを予約しました。
I booked a restaurant for her.
※book for~で、「~のために予約する」という意味になります。
ホテルは休暇シーズンで予約でいっぱいです。
The hotel is booked up for the holiday season.
※book upで、「予約でいっぱいになる」という意味です。
なお、to bookとto reserveはいずれも「予約する」という意味ですが、微妙な違いがあります。
bookは予約する行為自体を指し、reserveはその予約分の席をしっかりと確保することまで含まれます。
レストランでテーブル席を予約したのに、彼らはそれを確保してくれませんでした。
I booked a table at the restaurant, but they didn’t reserve it for me.
記録する
Bookは動詞で「記録する」という意味もあります。ただし、この意味で使われるのは、以下のシーンに限られます。
- 警察官や審判などが、違反者の名前を公式記録に書き留める
- 犯罪で正式に告発する
- 会社の会計に記録する
なお、これらの場合の日本語の訳は文脈に応じて、臨機応変に対応させるとわかりやすいです。
警察にスピード違反で記録された。(=検挙された)
I was booked for speeding by the police.
バスケットボールでは、選手が 2回記録される(=警告を受ける)と、コートから退場になります。
In a basketball game, if a player is booked twice, they are sent off the court.
会計士は会社の経費を簿記に記録しました。
The accountant booked the company’s expenses into the ledger.
>>英語でレストランやホテルを予約!メールやオンラインでの予約に使える表現
Bookの名詞の意味
次に、Bookが本以外の名詞として使われる場合のいくつかの主な意味を解説します。
帳簿
Bookは、ビジネスや会計の文脈において、「帳簿」や「会計簿」という意味で使われます。
会計士はすべての取引の詳細な帳簿を保持しています。
The accountant keeps a detailed book of all the transactions.
脚本
Bookは、演劇や映画などの「台本」や「脚本」という意味でも使われます。
監督は新しい劇の台本を称賛しました。
The director praised the book of the new play.
規則
Bookは「規則」や「基準」という意味でも使われます。
ただし、一般的な会話や文章の中で単独で「規則」や「基準」を指すことは少なく、特定の文脈や表現に限定されることが多いです。
例えば、go by the book(規則に従う)やplay by the book(基準に従って行動する)といった表現で、bookは「規則」や「基準」を指します。
彼は常に規則に従って行動します。
He always goes by the book.
彼女はゲームを常に規則通りにプレイします。
She always plays by the book.
聖書
宗教関連など特定の文脈において、the Book(the+大文字始めのBook)と表現される場合は「聖書」を指します。
司祭は式典中に聖書から一節を読み上げました。
The priest read a passage from the Book during the ceremony.
ただし、他の文脈においてthe Bookは、「特定の本」や「重要な文書」を指すこともあるため、文脈によって意味を判断する必要があります。
教授はこの本をこの分野で最も重要な文書であると述べた。
The professor referred to the Book as the most important document in the field.
>>宗教について英語で聞かれたときの答え方は?無宗教の表現など例文を紹介
Bookのスラングとしての意味
Bookにはスラングの意味もあります。特にアメリカのスラングでは、「すぐに出発する」「すぐに立ち去る」という意味で使われています。
パーティーで元彼女を見たとき、彼はすぐに立ち去った。
When he saw his ex-girlfriend at the party, he booked out.
>>「彼氏/彼女はいるの?」seeingともう一つのネイティブがよく使う表現
その他Bookを使ったイディオムなど
最後に、Bookを使ったイディオムをいくつかご紹介します。
in the booksの意味
in the booksは、「終了した」「終わった」という意味で使われます。特にアメリカ英語やオーストラリア英語でよく使われ、何かが終了し、記録として残された時に使います。
会議は終了しました。
The meeting is in the books.
book onの意味
book onは、主に警察や軍事関連の文脈で使われ、「(任務などに)登録する」という意味があります。警察官が勤務を開始する時や、兵士が特定の任務に就く時などに使われます。
その警察官は彼のシフトに登録しました。
The officer booked on for his shift.
まとめ
Bookの最も一般的な意味は「本」ですが、実はそれだけではありません。
動詞としては、「予約する」や「記録する」などの意味を持ちます。また、名詞としては、「帳簿」、「脚本」、「規則」、「聖書」などの意味を持つこともあります。さらに、スラングやイディオムとして使われる場合もあります。
この記事では、これらの意味と使い方を具体的な例文を交えて詳しく解説しました。英語学習者にとって、Bookの多様な使い方を理解することは、英語力アップにつながります。
ぜひ、今回得られた知識を活用して、英語でのコミュニケーションをより豊かなものにしてください!