「判定する」は3種類|判定勝ち!判定結果?などスポーツ観戦やビジネスに使える英語フレーズ16
2020年はオリンピックイヤー!日本中がスポーツに沸く1年です。
開催される競技はさまざまですが、どんなスポーツにも審判がいて、勝敗の判定結果を出しますよね。バレーボールなどの球技やボクシングなどの格闘技から、技と美しさを競う体操競技に至るまで、それぞれの競技において審判の果たす役目は大きなものです。
そして僅差の勝負の時には、思わず自分も審判になったかのように判定し、そして本物の審判の判定を聞く瞬間にはドキドキしますよね。
さて、そんな楽しみ満載のスポーツにおける判定。英語ではどのように表現するのでしょうか?
今回は、そんなスポーツにおける判定、判定勝ち、判定負け、判定結果などの表現から、ビジネスシーンで使えるものまで、判定に関わる様々な英語表現を紹介していきます。
これさえ読めば、訪日外国人の方々と、オリンピックについて英語で語り合い、盛り上がることができますよ!
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「判定」を英語で
まず、和英辞書で判定と調べると出てくる単語は、judgement、decision、determinationですね。
これら3つの単語に違いはあるのでしょうか?
さっそく使用方法や違いを順にみていきましょう。
judgementの使い方
ジャッジが甘いな、ジャッジが間違ってるなど、日本語の会話の中でも使われているジャッジ。
なんとなく使っている、という状態から、意味を正しく理解して使っている、という状態にしていきましょう。
また、日本語的に使っている分、発音チェックも十分に行っていきましょう。
judgeは名詞で裁判官、審査員、審判員、鑑定家といった意味があります。
動詞では裁判する、判決を下す、審判する、判断する、そして批判するといった意味もあります。
judgementは名詞で裁判、判定、審査、評価といった意味で使われます。
judgeの名詞は〇〇官、〇〇家というように、人を指すのに対し、judgementは裁判、判定といった事象を指します。
彼は誤った判定によって非難された。
He was blamed by a mistaken judgement.
品質管理責任者はその状態を良しと判定した。
Our quality control manager judged that as good.
その製品は判定基準を満たしています。
That product fulfilled the judgement criteria.
judgmentやjudgeは、どちらかというと裁判や仕事などで使う事の方が多く、少しかしこまった表現といえます。
judgment criteriaは判断基準といった意味で製造業などで検査項目(inspection item)や規格(standard, product specification)といった用語と共に使われることが多いです。
decisionの使い方
次にdecisionをみていきます。
decisionはdecide(決める、判決を下す)の名詞形で、決定、判決、判決文、決意、決断力といった意味があります。
このようにもともと決定、決断という意味が核にある為、勝敗の判定よりも、決断が伴う判定のニュアンスです。
子どもたち、よく聞きなさい。審判の判定は絶対ですよ。
Listen kids, the judge’s decision is final.
チームは、3連続で判定を落とした。
My team dropped three decisions in a row.
彼は審判員全員一致の判定で勝った。
He won the match by an unanimous decision.
decisionは、judgmentほどかしこまっていないので、幅広く日常的に使える表現です。
ただ、an unanimous decision(全員一致の判定)は裁判の判定でも使われることがあるのでこの例文も丸々覚えておくといいですよ。
determinationの使い方
determinationはdetermine(決心する、正確に決める、判決する)の名詞形で、決心、確定、判決、裁決などの意味があります。
レフはその行動をファウルと判定した。
The referee determined that the action was a foul.
この判定は、アプリのインストールプロセスの一環として行われます。
This determination will be made as part of the application installation process.
この技能試験は彼女が業務遂行できるかどうかを判定するものです。
This is a practical test to determine whether she can carry out the job.
decisionに似ている単語ですが、少し堅苦しい表現でビジネスシーンによく使われます。
「判定勝ち」「判定負け」を英語で
では、スポーツ観戦には欠かせない判定勝ち、判定負けに関する表現をみていきましょう。
彼はヘビー級ボクシングで判定勝ちした。
He won the heavyweight boxing championship by decision.
彼女は判定負けで泣いた。
She cried losing by decision.
by decisionで判定でという意味になり、判定勝ち、判定負けはwin by decision、lose by decisionと表現できます。
その他スポーツ観戦で使える英語フレーズはこちらの記事が参考になります。
「判定」その他の表現
判定に関する3つの単語をみてきましたが、他にも判定の意味で使える表現があるので紹介します。
そのレースは写真判定となった。
The race was a photo finish.
ーphoto finishで写真判定という意味になります。なかなか面白い表現ですよね。
球審はボールをファウルと判定した。
The ball umpire called the ball foul.
ー野球では球の判定をcallを使って表現します。
MLBでは観客にとっていい判定をするとGood call!などと歓声が沸きますよ。
彼は判定で負けた。
He lost on points.
彼は判定で勝った。
He won on points.
ーwin on pointsやlose on pointsでボクシングなどポイント制の格闘技において判定勝ち、判定負けするという意味になります。
判定結果に満足だわ。
I’m happy with the test result.
ーテストの結果や、試験の合否などに関して言いたい際はa test resultを使います。
なお、大学入試などの合否判定はadmission decision、decision to pass or fail、judgment of acceptanceといった表現ができます。
judgment resultという言い方もありますが、これは堅苦しいのでビジネスシーンでの利用にしましょう。
スポーツ観戦を英語実況で聞きたい方!リスニング強化の勉強法・アドバイスはこちらをどうぞ。
まとめ
判定を表現する基本3つの単語、判定勝ち、判定負けの表現、判定結果に関する英語表現を紹介しました。
スポーツ観戦で使えるものから、ビジネスシーンで使えるものまでさまざまな表現がありましたね。
ひとつひとつじっくりと頭にいれていき、自分なりにアレンジ表現できるようにしましょう。
さぁ、オリンピック目前です!
ネイティブの友達や、偶然隣のシートで観覧することになった外国人などと、積極的に英語で判定論議を交わしていきましょう!