グラインド(grind)のスラングでの意味や語源は?使い方や例文を紹介

英語 グラインド grind スラング 意味 使い方 例文

HIPHOPなどの洋楽の歌詞でよく耳にする言葉にグラインドがありますが、意味を知らないという方も多いでしょう。

グラインドという言葉には、2007年に公開されたタランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督によるアンソロジー映画、グラインドハウスで触れたという方もいるかもしれませんね。
グラインドには通常の意味のほか、若者を中心に使われているスラングでの意味もあります。

この記事ではグラインドの意味について例文も交えて解説します。

英語グラインドの正しい発音方法

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グラインドの英語表記はgrindです。
まずはグラインドの発音記号と正しい発音方法を確認しましょう。

発音記号
ɡráind

grindはグラァィンドゥという感じで発音します。カタカナ英語のままグラインドとは発音しません。

上手に発音するにはráiの部分を意識しましょう。rの発音とái(アイ)の二重母音をなめらかにつなげることで、よりナチュラルな発音になります。

グラインドの語源や意味

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それではグラインド=grindの語源や主な意味、スラングでの意味について詳しくご紹介します。

グラインド(grind)の語源

grindの語源は、臼で挽くという意味を持つゲルマン祖語grindanaです。
臼歯という意味のgrinderも同じ語源です。

ちなみにgrindanaの語源は粉砕するという意味を持つ印欧語根ghrendh-になります。

grindは不規則変化動詞

grindは以下のように変化する不規則変化動詞です。

grind(原形)
ground(過去形・過去分詞)

なお、groundを動詞の原形として使う場合は、基礎となる、地面に置くといったまったく違う意味になります。この場合の過去形と過去分詞はgroundedです。

名詞のgroundは地面や土地を意味し、日本語でもグラウンドでおなじみですね。

グラインドの主な意味

grindの一般的な意味は以下です。

(臼で)挽く・細かく砕く・(硬いもので)磨く・ギシギシ擦る・回すなど。

grindはもともと歯ぎしりするという意味でした。
そこから転じて、何かを挽く、砕く、磨くといった意味でも使われるようになったのです。

歯をギシギシと擦り合わせる歯ぎしりと、コーヒー豆やそば粉などをゴリゴリと挽く様子を重ね合わせると、意味が広がっていったことも理解できますよね。

なお、コーヒー豆をコーヒー粉にするコーヒーミルのミル(mill)は、粉砕器という意味です。

また、塊り肉を挽いた挽き肉はgrindの過去分詞形groundを使ってground meatと表現します。
牛ひき肉はground beef、豚挽き肉はground porkのようにgroundに肉の種類を足して使うことも可能です。

飲食物関係でいうと、ブラックペッパーのグラインドは粗挽きよりも少々細かい粒やパウダーが混ざったものを指します。

それ以外では、今注目されているスケートボードのトリック(技)のなかにグラインドと呼ばれるものがあります。
グラインドとはスケボーの車輪(ウィール)と足を乗せる板(デッキ)をつなぐ金属パーツ(トラック)を、コンクリートや縁石に乗せて削りながら滑るトリックです。
ちなみにスノーボードでグラインドに似た技をジブといいます。

ゴルフ用語でもボーケイWedgeworksのKグラインド、Dグラインド、Mグラインドといった感じでグラインドが使われています。

また、スマホの仮想キーワードアプリGboardはグラインド入力ができるのが特徴ですが、これは擦る入力です。

さらに、ダンスで腰を挽き臼のように挑発的に回すことをグラインドといいます。
バンプ アンド グラインド(bump and grind)は、腰を突き出したり回したりすることです。

グラインドという言葉が出てきたら、擦る、回すといったイメージを持つと、どんなことを指すのかある程度想像がつくかもしれません。
 
 
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グラインドのスラングとしての意味

スラングでのgrindの意味は以下の通りです。

・身を粉にして働く
・一生懸命働く
・単調で退屈な仕事
・つらい仕事
・がり勉
・目標に向けて努力し続ける

擦り合わせる・細かく砕くという意味があると考えると、身を削って働くという意味とイメージがつながるのではないでしょうか。
また、スラングのgrindは動詞としてだけでなく、退屈な仕事、がり勉といった意味で名詞としても使われます。

さらにgrindには、ただお金儲けのためだけに働くのではなく、目標を達成するために努力するというニュアンスを含む場合があることも覚えておきましょう。

スラングの意味でのグラインドの使い方・例文

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ここからはスラングの意味でのグラインドの使い方を例文でみていきましょう。

get back to the grind

退屈な仕事に戻る時間だ!
It’s time to get back to the grind!

この例文のgrindは、日々の単調な仕事と退屈な仕事を表すスラングです。退屈な勉強という意味でも使えます。
get back to〜は〜に戻るというイディオムです。

be sick of the daily grind.

毎日同じことの繰り返しの仕事にもううんざりしているよ。
I’m so sick of the daily grind.

この例文のgrindも退屈な作業や単調な仕事を表します。
the daily grindで毎日繰り返す単調な仕事です。

be sick of〜は、〜にうんざりするというイディオムです。
日常会話でよく使われる表現なのでぜひ覚えておきましょう。

ちなみに病気になるはget sickです。

be on one’s grind

あいつらは遊びまわっていたが、俺は一生懸命働いたんだ。
They were fooling around, but I was on my grind.

be on one’s grindは、一生懸命働くという意味です。

fool aroundは遊びまわる、ぶらつくという意味を持ちます。
ふざけるという意味のあるfoolという単語が使われているだけに、いい意味では使われません。

grind away

ケンジは留学に行くために英語を必死に勉強した。
Kenji ground away at his English to study abroad.

grind awayは、精を出す、一生懸命勉強するという意味のイディオムです。
過去形のgroundを使い、必死に勉強したことを表しています。
 
 
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ラッパーも使うスラング・グラインドの類語とは

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HIPHOPの歌詞でよく使われるgrindには似たような意味を持つスラングがあります。

それはhustleです。一時期よく使われたカタカナ英語のハッスルを今も冗談めかして使う人もいるのではないでしょうか。

hustleには動詞で頑張る張り切るという意味のほか、博打で稼ぐという意味もあります。
同じお金を稼ぐことが目的でも、grindが着実に努力をしてお金を稼ぐというニュアンスなのに対し、hustleはどんな悪い手段を使ってもいいからなりふり構わずお金を稼ぐというニュアンスになります。

売春や賭博、ドラッグ売買など、違法な手段を使ってでも金を稼ぐというお金第一主義な印象なのがhustle。それに対し、grindはお金を稼ぐことだけでなく、その過程の地道な努力にも焦点が当たっているというような違いがあります。

ポーカーでいうグラインドするが、あまりリスクをおかさずに、ある程度のリミットで継続的に利益を得ることを目標にプレーすることを意味するのもわかりますね。

まとめ

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洋楽の歌詞などでもよく見かけるスラングとグラインドの意味や使い方について詳しくご紹介しました。例文やイディオムを参考に英語学習に役立ててくださいね。

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