英語で「私だったらそんな男/女と付き合わない」想像の中の時と現実的な時の違い
女の子たちはもちろんのこと、男同士でも必ずと言っていいほど盛り上がる話題といえば、そう恋愛話。
どんなタイプが好きか、付き合う付き合わない、誰とデートした、どこどこへ行った、別れようかどうしようか、等々、恋愛話はキリがないですよね
今回はそんな恋愛ネタの中からのワンシーン、ワンフレーズを取り上げてみました。
私だったらそんな男/女とは付き合わない。
ダメ男/ダメ女のにおいがする異性に魅かれちゃう人っていますよね。そんな友人に英語で一言いってあげましょう。
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If I were you
まず、私だったらという表現を見ていきたいと思います。
取り上げたシチュエーションは、相手の話を聞いた結果、自分が相手の立場にたって考えた場合に発せられる私だったらですね。
これを他の日本語に言い換えると、もし私があなただったらと言えます。
もし私があなただったら、これを英語では、If I were you,~.もしくは、If I was you,~.を使って表現します。
wereでもwasでも、英語ネイティブはどちらも使用します。
ただ、日本の教科書で紹介されているように、文法的により正しい表現はIf I were you,~なのでここではwereを使っていきましょう。
If I were you,~、これは文法上仮定法と呼ばれています。
もし私があなただったら、とはいえ、私があなたになることは不可能です。
あくまでも不可能なことを、しかし仮にもしそうだったら、というニュアンスとして仮定しているのです。
想像の中の世界での仮定とでもいいましょうか。
想像の世界、あくまでも仮定の事として話しをする場合、日本語だともし~だったら、私が~だとしたら、などを用いて話し始めますね。
英語ではIf I were ~,もしくはIf I was ~,を使用して仮定の会話を始めます。
仮定法
中学生で一番最初に仮定法を習った際、例文として出てきたフレーズで、 If I were a bird, ~.というのがあったのではないかなと思います。
もし私が鳥だったら~。空に向かって羽ばたいていくでしょう。
I would fly into the sky.
と文章を続けた人もいるでしょう。
想像の中でもし自分私が鳥だったならば、その想像の世界で、空に向かって羽ばたいていくだろうなというものです。
If I were a bird, I would fly into the sky.
もし私が鳥だったら、空に向かって羽ばたいていくでしょう。
これこそが仮定法の基本です。
後半部分のI would ~.が、想像の世界で自分が行う事~するでしょう。に該当します。
文章の前半部も後半部もどちらもあくまで想像の世界の中での話なのです。
では、もしこれを仮定法で欠かせないwereを使わずに、If I am a bird ~, と言うとどうなるのか。
想像の世界の話ではなく現実の世界の話になってしまいます。
本当に鳥になれると信じている感じが強くなってしまい、少し病んでいる感じがしてしまいます。
さらにwouldではなくwillを使用してI will fly into the sky.といってしまうと、現実の世界で近いうちに本当に飛ぶという意味合いになってしまいます。
私が鳥だとして、空に向かって飛ぶわ。
If I am a bird, I will fly into the sky.
直訳すると日本語的にはそんなに不自然な表現には聞こえないかも知れませんが、ネイティブが聞いたら眉間にしわを寄せて驚き「鳥は飛ぶものだし、あなたは誰なの?何を言っているの?大丈夫?」と真剣に心配されてしまうか敬遠されてしまう事間違いなしです。
したがって、想像の世界の話をする仮定法にはwereもwouldも欠かせないものなのです。
もし私があなただったら、~するわ。
=If I were you ~, I would ~.
で定型フレーズとして覚えましょう。
使い方が難しい英語は他にもこちらが参考になります。
私だったら付き合わない!
それでは、本題に戻って後半部分 I would ~.にあてはまるそんな男/女とは付き合わない。を英語ではどういうのか見ていきましょう。
まず、そんな男、女と付き合わないと言ってるので、I wouldn’t ~.になります。
付き合うにも色々な英語表現がありますが、今回は最もポピュラーなgo out withを使ってみます。
つまり、I wouldn’t go out with him/her.と言えますね。
もし私があなただったら、そんな男/女とは付き合わない。
If I were you, I wouldn’t go out with him/her.
こんなこと言いたくありませんが…
ただ、今回、そんな男とかそんな女、といったちょっとさげすんだ感じで見ているニュアンスが出てきています。
たんにhimやherだけだと蔑んだ感じはしません。
そんな男/女のそんなというニュアンスを出すにはネイティブスピーカーはどういう表現を使っているのでしょうか。
これはあまりいい言葉ではないのですが、学生の時に使っている人がいたのを思い出したので紹介しておきます。
If I were you, I wouldn’t go out with that jerk.
jerkは主に男性を指して最低野郎、ダメ男という意味で使われています。
そんな女に匹敵する英語表現はというとbitch、くそ女になります。
If I were you, I wouldn’t go out with that bitch.
そんな男/女=jerk/bitch、あまり英語でも日本語でも使いたく無い言葉ですが、海外の日常会話や映画やドラマでは男女のもつれあいの場面などで耳にする表現になるかと思います。
実際に口に出して使うことはない事を祈りますが、意味を理解する上で知っておいていい表現でしょう。
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まとめ
私だったらそんな男/女とは付き合わない。は、一般的には、If I were you, I wouldn’t go out with him.と表現します。
仮定法は今回のような恋愛話における残念なシチュエーションのみではなく、様々なシチュエーションで応用できます。
宝くじが当たったら、1か月の有給休暇があったら、憧れの芸能人に会ったら、等々夢のような想像の世界を仮定してそれらを英文にしてみましょう。
仮定法が自分のものになる日も遠くはありませんよ。
If I were a millionaire, I would travel all over the world in first-class!
もし私がミリオネアだったら、ファーストクラスで世界中を旅するわ!
動画でおさらい
英語で「私だったらそんな男/女と付き合わない」想像の中の時と現実的な時の違いを、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。