英語で愚痴をこぼす!愚痴を言うときに使えるスラング6選
英語上達のためには、ネイティブの人と友達になることが近道です。
友達として気を許せるような仲になれば、当たり障りのない話だけではなく、会社や友達、家族の愚痴など深い話もするようになるでしょう。
愚痴(ぐち)は万国共通の盛り上がる会話のテーマのひとつです。この愚痴を使った英語表現を身につければ、より日常での英会話がスムーズになるでしょう。
今回は、愚痴を言う、愚痴を聞くの英語表現と、英語で愚痴る際に使えるフレーズ、さらには英会話をスムーズに楽しく行うためのコツまで紹介していきます。
友達に英語で愚痴をこぼして仲を深めましょう!
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愚痴を言うの英語表現
まずは、愚痴を言う、愚痴をこぼす、愚痴るの英語表現からみていきましょう。
愚痴を言うの英語表現は5つ。
辞典ではなかなかわからないニュアンスの違いや用法を例文とともに詳しく解説していきます。
①complain
1つ目はcomplain。愚痴を言うを表す最も一般的な英語表現です。
名詞はcomplaint。
苦情や文句を言うという意味もある単語です。
complain about ~の形で~の愚痴をこぼすという表現になります。
仕事の愚痴は言わないで。
Don’t complain about your job.
愚痴を言う人が苦手です。
I don’t like people who complain.
②grumble
2つ目はgrumble。ぶつぶつと不満を言うという意味で、機嫌が悪い感じのニュアンスが入ります。ぼやくといった対訳がぴったりくる単語です。
名詞も同じくgrumbleです。
complainと同様、aboutを伴って不平、不満の対象を指します。
冷静に事実を事実として言う愚痴はcomplainで、不機嫌な状態で不満を愚痴るのがgrumbleです。
夫はよく給料のことでぼやいています。
My husband often grumbles about his wage.
隣人は騒音のことで愚痴をこぼした。
Our neighbor grumbled about the noise.
③murmur
3つ目はmurmur。小声で何かを囁く、つぶやくという本来の意味を含んで、ぶつぶつと相手に愚痴を言う時に使います。
名詞もmurmurで不満のつぶやきという意味。
ぶつぶつ愚痴らない方がいいんだけど…今日はなんでこんなに宿題が多いんだ!
We shouldn’t murmur…but why we have so much homework today!
彼は愚痴ひとつ言わずにやり遂げた。
He’s done it without a murmur.
④whine
4つ目のwhineは、めそめそと愚痴をこぼすといったニュアンスです。ぐじぐじと言うといった表現がぴったりきます。
子供に対してよく使われる表現で、小さな子がダダをこねる時にもwhineを使います。
名詞もwhineで、泣き言や愚痴という意味になります。
whの発音は日本語には無いものなので、注意して聞いて繰り返し練習しましょう。
ぐじぐじするのはやめて!
Stop whining!
子どもらはいつも英会話スクールのことでぐじぐじ言っています。
Kids are always whining about their English conversation school.
⑤moan
最後はmoanです。唸り声をあげるという本来の意味から派生し、不満をたらたらと言う、嘆くというニュアンスの入った愚痴るという意味で使われています。
have a moan about ~の形で~について愚痴るという意味で、名詞moanも不平や不満という意味を持ちます。
上司は十分な情報がないことに嘆いた。
My boss moaned that there’s not enough information.
彼らは自分たちのシフトに関してたらたらと愚痴っていた。
They were just having a moan about their shift.
愚痴ばかり聞かされているとついつい言いたくなるセリフ、「また始まったよ」に関してはこちらのページが参考になります。
愚痴を聞くの英語表現
愚痴を言う人もいれば愚痴を聞く人もいます。
愚痴を聞くの英語表現に関しては、listen to(聞く)を使って表現します。
パターンとしては、以下2つの形をとります。
①listen to someone’s + 愚痴(名詞:complaint, grumble, murmur, whine, moan)
②listen to someone + 愚痴を言う(動詞の原形:complain, grumble, murmur, whine, moan)
いずれもabout ~を加えることで、~に対しての愚痴という表現ができます。
レッスンの愚痴聞いてくれる?
Can you listen to my complaints about the lesson?
母は私の愚痴をいつでも聞いてくれます。
My mother listens to my whine anytime.
中国語での愚痴は聞けないよ。
I can’t listen to you complain in Chinese.
夫は子どもたちの学校での愚痴を聞いてくれます。
My husband listens to kids murmur about their school.
愚痴を言う時に使える6つのスラング
ここまで愚痴を言う、愚痴を聞くの英語表現を見てきました。
ここからは、日常会話で実際に友達や家族に愚痴を言う時に使える6つのスラングを紹介します。
①お高く止まっているーsobbish
1つ目はsnobbishです。ちょっとお高くとまっているというニュアンスの意味になります。
彼はお高くとまっているね。
He is snobbish.
②偉そうーbossy
2つ目はbossyです。boss(上司、管理する)という単語から派生したbossyは、支配的なニュアンスを持ち、上から目線で偉そうな態度の人に対して使います。
私のボスは偉そうだ。
My boss is bossy.
うちの夫って偉そう。
My husband is bossy.
③機嫌が悪いーcranky
3つ目はcrankyです。気分が逆立ってキーキーした感じの機嫌が悪い、イライラしているという意味です。
ちょっと機嫌悪いよね。
He is cranky.
④気分屋ーmoody
4つ目はmoodyです。日本語で使われているムーディ(雰囲気がある)とは異なり、不機嫌になりやすい、気分が変わりやすいといった気分屋さんに対して使います。
あの人ちょっと気分屋だよね。
He is moody.
⑤高圧的ーintimidating
5つ目はintimidatingです。intimidatingには怖がらせる、怯えさせるという意味があります。そこから、相手に自信をなくさせたり威圧感のあるといった高圧的な人に対して使います。
彼は高圧的な人だよね。
He is intimidating.
⑥要求が多いーdemanding
最後はdemandingです。demandの要求するという意味から、要求が多い人という意味で使います。
本当にうるさくて要求ばかりする人だよね。
He is demanding.
できるだけ使いたくはない罵り言葉や悪口フレーズに関してはこちらの記事が参考になります。
英会話をスムーズに楽しむコツ
最後に英会話をスムーズに楽しむコツを紹介します。
日本人には感情を込めて英語を話せている人が、結構少ないといわれています。
学校で習う英語は、どちらかというと文法的な構造などを学習していくことが多く、イントネーションの付け方などについては学びません。
例えば、Really?(本当?)という表現については、抑揚をつけた話し方が望ましいですが、外国の人のようにはいきません。
感情を込めることに恥ずかしさを感じる人が多いため、控えめな反応と相手に受け取られてしまうのです。
そこで、恥ずかしさを捨てて、
Oh, really?
のように大袈裟なくらいに感情を込めて発音してみましょう!
特に外国の人は表現力が豊かでイントネーションや抑揚も激しいため、そのテンションについていくことが会話を楽しむポイントです。
相手に感情が伝わらないと、コミュニケーションとしても微妙なものになってしまいますよね。
そうならないためにも、感情を込めて話す練習を心掛けていきましょう。
彼はお高くとまっているね。
He is snobbish.
どこの部分に感情を込めるのかというと、お高いなと思う人の名前であるHeの部分に感情を込めてみてください。簡単ですね!
感情を込めた会話ができますように!こちらの記事が参考になります。
まとめ
ネイティブとの英会話をスムーズに楽しむためには感情表現がカギです。
今回はそのための勉強法の一つとして感情表現をしやすい、愚痴のフレーズに着目しました。
ネイティブは表現力が豊かで、イントネーションなどの抑揚をつけて会話をするため、これができないと相手との会話も微妙なものになってしまいます。
そうならないためにも、実際に声に出してイントネーションを練習していくことがポイントとなります。
そうすることで、次第に感情を込めて発音することが自然とできるようになるでしょう。
まずは友達や家族にどんどん愚痴って練習してみてください!
動画でおさらい
英語で愚痴をこぼす!愚痴を言うときに使えるスラング6選を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。