太ったかも…から学ぶ「might」の使い方
テレビ番組でも雑誌でも頻繁にダイエット企画が紹介されていますね。
ダイエット企画を目にすると、いつもは気にしていなくてもなんとなく「ん~大丈夫かな・・・」と不安になってしまいませんか?
自分にちょっとでも心当たりがある場合、つい「太ったかも」「太っちゃったかも」と何気なくつぶやいてしまいますよね。
ちょっと心苦しいですが、自分を見つめ直すためにも、「太ったかも」「太っちゃったかも」の英語表現を紹介します。
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言いたくないけど「太っちゃったかも」
「太ったかも」や「太っちゃったかも」を英語で表現すると、
I might have gained some weight.
太っちゃったかもといいます。
gain:
(速度、力、重さなど)増す
“gained”は
“gain”の過去形、過去分詞形です。何が増加するのかと言うと
“weight”=「体重」
体重が増加する
という意味になります。
I might have put on some weight.
太っちゃったかもと表現することもできます。
put on weight:
体重が増加する“put on”は
「着る」や「くっつける」と言う意味があり、そこに“weight”=「体重」をつけています。
つまり「体重を着る」=「太った」となります。
しかし“gained weight”や
“put on weight”だけでは
「体重が増えた」の意味にしかなりません。
「太ったかもしれない」の時制と「…かも」というニュアンスを含む表現に着目してみましょう!
過去の結果を含んだ「…かも」のニュアンス
「かもしれない」というと“might”や“may”を
思い浮かべる人が多いでしょう。
ですが、
“I might gained weight”や
“I may gained weight”と
言ってしまうと、「太るかも知れない」という意味になってしまいます。
主語 + may + 動詞の原形
主語 + might + 動詞の原形
:(今後)…かもしれない
今回表現したいのは「太ったかもしれない」なので、「過去に太っちゃったかもしれない」という意味を含めなければいけません。
「何か食べたことによって今後太るかもしれない」ではなく「何かをした結果太ったかも、過去に太ったかもしれない」ということです。
過去の出来事を含む言い方なので“might”や“may”を過去を示す表現にする必要があります。
過去を示す表現=現在完了形にするには?
“might”や“may”の後に“have”を入れて、
“might have”や
“may have”にします。
そしてその後ろに過去分詞を続けることで、文頭で紹介したフレーズになるのです。
主語 + may have + 動詞の過去分詞形
主語 + might have + 動詞の過去分詞形
:…だったかもしれない
I might have gained some weight.
I might have put on some weight.
これで「太ったかも、過去に太ったちゃったかもしれない」というニュアンスを出すことができます。
ネイティブの“might”と“may”使い分け
“might”と“may”について同義語として説明してきましたが、この2つの単語、ネイティブはどのようにとらえているのでしょうか?
「…かもしれない」という可能性を示したい場合、日常会話ではあまり“may”は使いません。
論文などでは“may”がよく使われていますが、特にアメリカでは“may”は堅苦しい印象があります。
文法上では、“may”は“might”より話し手の確信の度合が高いとされていますが、しかし実際には、日常使われるのは“might”の方が圧倒的に多いです。
まとめ
「太っちゃったかも」は、「…かも」というニュアンスを含むと同時に、過去の出来事であることも表現するフレーズでしたね。
「…だったかもしれない」という「…かも」+過去形を表現したい場合、“might”や“may”は、そのまま使うのではなく、後ろに+動詞の過去分詞を入れます。
“might”や“may”は単語を過去形に変えるのではなく、“have”をくつけることで過去形になると覚えましょう。
同じ形を使えば、動詞の過去分詞形の部分を替えるだけで、他の「…したかもしれない」という文章を簡単に作ることができます。
ただ、ネイティブは“may”より“might”の方をよく使うので、可能性を伝えたい時は“might”で表現するようにしましょう!
動画でおさらい
もう一度、動画でおさらいしてみましょう。