無駄の英語表現10選！アニメと映画のセリフに登場する無駄の表現も解説
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送るあなたは、無駄という言葉を聞いたときにどんなことを思い浮かべるでしょうか？
・無駄な時間だった
・彼に何を言っても無駄だ
・努力を無駄にしてしまった
このように、効果を得られなかったり、何かを実行した甲斐がなかったりしたときに使われる言葉ですよね。
この微妙なニュアンスの差を、あなたはどう使い分けていますか？
おそらく、日本語においては無意識に使い分けている方がほとんどでしょう。
では、英語ではどのように表現されているのでしょうか。
今回の記事では、無駄に関連する英語表現をくわしく解説していきます。
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無駄の英語表現はたくさんある！発音と読み方も紹介
英語では、無駄を表す英単語や熟語がいくつかあります。
ここではよく使う無駄の表現を10個紹介します。
waste
発音記号：wéɪst
読み方：ウェイストゥ
動詞として使われるwasteは、無駄を表すポピュラーな表現のひとつ。
浪費するという意味もあるので、主にお金や時間を無駄にするという場合に使われています。
waste of〜で、〜の無駄という意味になるので、表現方法のひとつとして覚えておくと良いでしょう。
例えば、waste of moneyでお金の無駄、waste of timeで時間の無駄という意味になります。
vain
発音記号：véɪn
読み方：ヴェイン
形容詞として使うvainには、無駄なという意味が含まれています。
他にも、虚栄心の強い、うぬぼれなどの意味もあるため、無駄なという表現をする場合にはin vain〜としてinとセットで使われます。
努力や行動をしたものの、結果に結びつかなかったときに使われる表現方法なので、使い分けの基準として覚えておきましょう。
futile
発音記号：fjúːṭl
読み方：フュートル
futileも、無駄な、無意味なという意味を持つ形容詞です。
何をしても意味がない、効果がないといった場合に使われます。
後半にある、映像作品から学ぼう！無駄の英語表現の項目で、少年誌に連載中の人気作品に登場するfutileを使ったセリフも紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
useless
発音記号：júːsləs
読み方：ユースレス
uselessは、無駄の他にも、役に立たない、使い物にならないといった意味を持つ形容詞です。
操作している機械が動かなくなってしまったときや、何かしらの理由があってどうしようもないときなどに使われます。
また人に対して、仕事ができないと表現するときに使うこともあります。
ただし人に向けてuselessを使ってしまうと、役立たずといった表現になってしまうので注意するようにしましょう。
not useful at allや、It is no use〜ingを使って言い換えることもできるので、覚えておくとより表現の幅が広がりますよ。
meaningless
発音記号：minɪŋlʌs
読み方：ミーニングレス
名詞のmeaningに、〜がないという意味の接尾辞lessをつけた形容詞、meaningless。
無駄というより、どちらかといえば無意味なというニュアンスが強い表現です。
また、実を結ばない、重要性がない、価値がないといった意味も含まれるストレートな言葉でもあります。
反論をするときに使われることも多いので、英会話で使う場合には注意しましょう。
spoil
発音記号：ˈspˈɔɪl
読み方：スポイル
spoilは、駄目にする、無駄にするという意味を持つ他動詞です。
なんらかの邪魔が入って台無しにされる、なにかをダメにする、悪くする等のニュアンスで使われています。
うまくいっていたことや、良い方向に進んでいたのに、なにかが原因で台無しにされたときはこの表現を使うようにしましょう。
idle
発音記号：ˈάɪdl
読み方：アイドル
idleは、物事が無駄になる、根も葉もないといった意味のある形容詞です。
日本語で言うアイドリングストップは、このidleからきています。
idle awayという熟語を使えば、時間を無駄にして過ごすという意味にもなるので覚えておきましょう。
ちなみに、芸能界で活躍するアイドルを表現する英単語idolとは、発音は同じですが単語が違うので注意が必要です。
【熟語】no meaning
no meaningは、無駄のほかにも、先に紹介したmeaninglessと同じように、無意味という意味でも広く使われている熟語です。
【熟語】no point
no pointは、何かに意味がない、価値がないことを表す熟語です。
There is no point (in)というフレーズを使えば、行動しても未達成に終わり、時間が無駄になってしまったという表現ができます。
ただし、前置詞inは省略される場合も多いことを覚えておきましょう。
【熟語】no use
no useは、無用な、役に立たない、無駄な、使い物にならないなどの意味を持つ熟語です。
主語によってno useの意味合いがいくつか変化し、it is no use〜ingで、～しても無駄だという英語表現になります。
ついついユーズと読んでしまいがちですが、このuseは名詞なのでユースと発音しましょう。
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映像作品から学ぼう！無駄の英語表現
最後に、映像作品から学べる英語表現として、3作品から無駄にまつわるセリフをご紹介します。
futile!(アニメ:ジョジョの奇妙な冒険より)
まずは、アニメ化もされている大人気マンガ、ジョジョの奇妙な冒険に登場する有名なセリフです。
主人公の宿敵であるDIOが放ったこのセリフは、アニメや漫画が好きな方なら聞いたことがあるのではないでしょうか。
無駄無駄無駄無駄無駄ァッ！
futile！
こちらのシーンをNetflixの英語吹替版で見てみると、日本語での発音をそのままに、MUDA MUDA MUDA MUDA！という言葉で吹き替えられているのです。
しかし、これでは意味が通じませんよね。
そこで、英語字幕版では無駄を意味するfutile!と翻訳されているのです。
このセリフはバトルシーンで使われています。そんな攻撃が自分には効かない、そんなことをしても無駄だと言わんばかりの迫力のあるシーンです。
先述したように、futileには何をしても効果がないという意味も含まれているので、まさにこのシーンにぴったりの表現といえるでしょう。
Live for nothing(映画:ランボー/最後の戦場より)
2008年に公開された人気シリーズ、ランボーの4作目となるランボー/最後の戦場よりムダにまつわる名セリフはこちら。
敵に怖気づいてしまったリーダーを鼓舞する目的で、ランボーがこの言葉を言い放ちます。
無駄に生きるか 何かのために死ぬか
Live for nothing or die for something.
for nothingは、無駄に、理由なくという意味を持つ熟語です。
この表現を使い、何も達成することなく無駄に理由もなく生きるのか、それとも達成できるかは分からないが、目標を達成するために死ぬ気で挑むのか、すべては自分の選択次第だと伝えるランボーが印象的なシーンです。
I don’t intend on wasting it.(映画:タイタニックより)
最後は1997年に公開され、アカデミー賞11部門での受賞を果たした名作、タイタニックのセリフです。
主演のレオナルド・ディカプリオが演じるジャックが、ヒロインの母親に嫌味を言われた時に返す言葉がこちら。
人生は贈り物だと思っているから、僕はそれを無駄にするつもりはない。
I figure life is a gift and I don’t intend on wasting it.
人生という時間を無駄にしないという意味を、wasteを使うことで表現した名セリフです。
はじめに、wasteは時間やお金を無駄にするといったときに使われる表現だとご紹介しましたが、まさに、時間に対してwasteが使われているのです。
英語力をあげるためにも、ぜひ覚えておきたい表現のひとつですね。
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まとめ
無駄にまつわる英語表現についてご紹介しました。
日本語ではたった二文字で表せる無駄ですが、状況に応じてニュアンスが変わる言葉でもあることが分かりましたね。
しかし、使い分けるためには勉強や慣れが必要なもの。
そのためには、単語についてのより深い理解が必要です。
例えば、無駄＝wasteと覚えてしまうのではなく、英語辞典を引いてその単語が持つ意味を複合的に理解していくことが大切です。
英語辞書を持っていなくとも、EDR日英対訳辞書や英辞郎on the WEB Proのような辞書サイトも、無料のものから有料のものまで多く存在しています。
気になったときに情報収集でサクッと検索して、英単語を覚えていくのも良いでしょう。
また、eステ(コスモピア・イーステーション)のような機能の充実したイーラーニングサービスの利用もおすすめです。
最近ではスマホのアプリゲームでも英語を学べるものはたくさん出ているので、色々試してみても良いかもしれませんね。
さらに、仕事でも使えるようなビジネス英語も学んでいきたい場合には、Weblio Email例文集もおすすめです。
取引先の企業に英文メールを送らなければならなくなった、なんて時にも便利ですよ。
まずは英語に慣れたいという方は、スマホやノートPCを英語キーボードに変えたり、英語配列に変えたりするところからはじめてみましょう。
また、日経ビジネス電子版では英語学習に関する記事も読むことができるので、いきなり英語を学ぶことに抵抗がある方や、学習の心得のようなものが知りたい方にはおすすめです。
日本語の無駄と同様に、英単語、熟語も使用する状況や文脈によって、適切な表現があります。
使い方を誤れば、誤解を生んでしまう可能性があることは日本語と同じです。
あらぬ誤解を避けるためにも、日頃から英語に触れ、少しずつでも学習を進めることで、英語力を高めていきましょう！