マンツーマンを英語でいうと?正しいman to manの意味や使い方
マンツーマンで指導する。
マンツーマンのレッスンを受ける。
マンツーマンでマークする。
一人に一人が対応すること、一対一。これが私たちが使っているカタカナ語のマンツーマンの意味です。さて、このカタカナ語マンツーマンは、英語なのでしょうか?それとも和製英語なのでしょうか?
英語でman to manと表記できそうですよね…?
答えはこの記事で紹介していきます!
この記事では、マンツーマンが英語なのか、和製英語なのか?だけでなく、マンツーマンの類語や使い方、英語例文も紹介していきます。
マンツーマンの英語表現をマスターして、スムーズな英会話を楽しみましょう!
マンツーマンは英語?それとも和製英語?
まずは、マンツーマンが英語なのか和製英語なのか?メインの議論から解決していきましょう。
ズバリ!マンツーマンは……、英語でもあり、和製英語でもあります!
man-to-manという英語表現は存在します。
そして、マンツーマンレッスンなどとして使うマンツーマンは、和製英語です。
つまり、マンツーマンは英語でもあり、和製英語でもあるということ。
推測はあっていましたか?
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和製英語マンツーマンは英語でどういう?
マンツーマンレッスンなどとして使うマンツーマンは、和製英語です。
この和製英語マンツーマンは、一人に一人が対応するという一対一でまたは面と向かってという意味で使われます。
では、この和製英語マンツーマンは英語でどういうのでしょうか?
和製英語マンツーマンは英語で、one-on-oneまたはface-to-faceと表現します。
それぞれの詳しい意味と使い方を見ていきましょう。
one-on-oneの意味と使い方
一対一で(対峙する)という意味のマンツーマンの英訳は、one-on-oneが適当です。
1-on-1と表記することもあります。
上司と部下のミーティングや、教師と生徒の面接など一対一で行われるものは、one-on-one meetingのように、one-on-oneが使われます。
アメリカなど大統領選挙の前に行われる候補者2名によるテレビ討論会も、one-on-one debateのように、one-on-oneを使って表現されます。
また、スポーツや格闘技などでも、一対一になるシーンには、one-on-oneが使われます。
ちなみに、あの3on3(スリーオンスリー)というストリートスタイルのバスケットボールは、3人対3人でプレーするから3on3!one-on-oneの言葉の構造と同じ考え方です。
2020年東京オリンピック大会では、3on3から生まれたスポーツ3×3(スリーエックススリー)が新競技として行われましたね!
それでは、one-on-oneを使った例文を見てみましょう。
英語のマンツーマンレッスンで英語力が上達しました。
My English has improved because of one-on-one English lessons.
※英会話学校などのマンツーマンレッスンは英語で、private English lesson(プライベートレッスン)とも表現できます。
講師はマンツーマンか小グループのどちらかで指導します。
Instructors work in either one-on-one or with a small group.
全ての従業員は四半期に一度、マンツーマンの勤務評定を受けます。
Every quarter, all employees have a one-on-one performance review.
face-to-faceの意味と使い方
面と向かっての意味のマンツーマンであれば、face-to-faceが適当な英訳です。
face-to-faceは、顔と顔という意味、つまり面と向かって、対峙してという意味で使われます。類語でeye-to-eye(目と目)という表現もあり、言い換えが可能です。
彼らは電話では話したけど、マンツーマンでは話していません。
They talked on the phone but never face-to-face.
あの問題に関して彼女とマンツーマンで話した方がいいよ。
It’s better to talk with her about the problem face-to-face.
上司からマンツーマンで指導を受けた。
I received face-to-face instruction from my boss.
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英語のman to man(マンツーマン)の意味は?
和製英語のマンツーマンの語源は、英語のman-to-manです。しかしながら時を経て、その意味や使用方法が変化し、今では英語本来の意味と日本語の意味とが異なってしまっています。
そのため、一対一の意味でman-to-manを使ってしまうと、ネイティブには意味が通じません。
英語のman-to-manは、男同士がお互い遠慮なく率直に話し合うこと、率直な態度という意味です。
父と息子の対話であったり、上司と部下の対話であったりと、年齢や立場の関係なしに、男2人が腹を割って話す時に使われます。
俺たちは腹を割った話し合いが必要だな。
We need a man-to-man talk.
We need to talk man-to-man.
彼らは率直な議論を交わした。
They had a man-to-man discussion.
男らしさが尊重されるような西部劇ではよく使われていた言葉ですが、今ではあまり使われていません。というのも、man-to-manには、女性は繊細で率直な意見を出せないといった偏見が含まれているからです。
ジェンダー視点で考えれば、この言葉が使われなくなっているのも当然の流れですね。
man-to-manの言い換え表現としては、directly(率直に)や、frankly(ありのままに)、honestly(正直に)といった類語が使えます。
また、man-to-man defenseというサッカーやバスケットボールなどの球技で使われる用語があります。選手が自分のマークする相手を決めて行う防御法のことで、マンツーマンディフェンスというカタカナ語として日本でも広く使われていますよね。
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まとめ
マンツーマンの英語表現を紹介しました。
マンツーマンは和製英語でもあり英語(man-to-man)でもある、かなり注意が必要な言葉です。
和製英語のマンツーマンは、英語でone-on-oneまたはface-to-faceで表現できます。英語のman-to-manは、率直に話し合うという意味でtalkやdiscussionと共に使われます。
いざ英会話で使う時に混乱のないよう、自分なりにしっかりと整理して覚えましょうね!