上司や部下を英語で?「部下を持つ」や同僚などビジネスで役立つ例文フレーズ

今回は上司と部下の英語表現を取り上げます。
この記事を読めば以下のような表現が習得でき、日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも役立ちます。
・部下の英語表現4つ
・boss(ボス)以外の上司の表現方法
・同僚や先輩、後輩など職場の人間関係を表す表現
・直属の上司や直属の部下の英語表現
・上司や部下を使った英会話フレーズ(部下を持つ/〇〇の部下ですなど)
職場の人を紹介するシーンでそのまま使える例文や、辞書で調べるだけではわからないネイティブが使う自然な表現を学ぶことができますよ!
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部下の英語表現
実は、部下を表す英語表現にはさまざまなものがあります。ここでは、代表的なものを4つ紹介します。
まずは、それぞれのカタカナの読み方と実際の発音を確認しましょう。
部下を意味する英語表現
①subordinate(サボーディネイト)
②team member(ティームメンバー)
③staff(スタッフ)
④assistant(アシスタント)
以下でそれぞれの表現を詳しく説明します。
①subordinate
部下を表す英語表現の1つ目は、subordinate。subordinateは、辞書を引くとでてくる英単語です。
しかし、subordinateには、服従または他者に下にランクされている人というネガティブなニュアンスが含まれています。そのため、昨今のビジネスシーンでは意図的に使用を避けられていて、使われることはめったにありません。
あなたが実際に上司として部署のメンバーをsubordinateと呼ぶと、好ましくない意味で解釈される可能性があるため、ビジネスシーンにおいて使うことはおすすめしません。
ただし、上下関係のはっきりとしている軍隊などでは、部下はsubordinateと呼ばれています。
私の部下である100人の下級将校が私の模範に従った。
Hundreds of my subordinate officers followed his example.
※軍隊用語でsubordinate officerは、下級将校を意味します。
②team member
部下を意味する英語表現は、(ランクが)下位のを意味するsubordinateの代わりに、さまざまな表現が使われています。
その中のひとつが、team memberという表現です。teamはチーム、memberはメンバーと、カタカナ英語として日本人にも馴染みのある言葉ですね。
所属している部署の上司に、team memberと言われると、同じチームの一員だ!と認められている感覚になるため、とても良い印象を受ける表現です。
また、memberの代わりに仲間や相棒という意味のmateを使って、teammateとしても同じ印象です。共に部下という意味でよく使われる表現です。
彼女は私の部下のケリーです。
She is my team member, Kelly
③staff
社員や職員という意味のstaffも部下という意味でよく使われます。
team memberやteammateに近いですが、team(チーム)が付かない分、やや他人じみた印象の表現ではあります。
なお、staffと同意でworkerという表現もありますが、これらの違いは働く場所によります。staffは、オフィス内環境での部下、workerは工場内環境や現場仕事での部下に対して使われます。
私の部下たちはとてもすばらしい仕事をしてくれます。
My staff do a really great job.
なおstaffは、複数形である社員のグループを意味します。日本語ではスタッフは一人の意味でも使われますが、英語のstaffは複数人数を表します。
そのため、一人の部下を指す場合は、one of the staffと表現します。
彼女は私の部下のひとりです。
She is one of my staff.
④assistant
部下の中でも自分を直接補佐をするようなポジションにいる人は、assistantと呼びます。
動詞のassistには、手助けする、力を貸すという意味があります。部下は会社で上司の手助けをする人でもあるので、部下=assistantと言えます。
私は山田の部下の川合です。
I am Mr.Yamada’s assistant, Kawai.
私の部下がオフィスを案内します。
My assistant will show you around the office.
「〇〇の部下です」「部下を持つ」の英語表現
部下を使った定番の英会話フレーズも覚えましょう。
〇〇の部下ですは、work underを使って表現します。
彼女は山田さんの部下です。
She works under Yamada-san.
部下を持つまたは部下がいるは、have/hasを使って表現します。
彼には優秀な部下がたくさんいます。
He has many excellent team members.
頼れる部下を持つことは幸せだ。
I am happy to have teammates whom I can rely on.
上司の英語表現
部下と上司はセットで覚えたいですよね。
上司は英語でbossやsupervisor、managerと表現します。
bossは、主に口語で使うカジュアルな表現。フォーマルなシーンではsupervisorまたはmanagerを使います。
なお、現場仕事の上司であればsupervisor、オフィス仕事の上司であればmanagerと言うのが適当です。
あなたの上司は誰?
Who’s your boss?
彼は最高の上司です。
He is my best supervisor ever.
上司は出張中です。
My manager is on a business trip.
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直属の部下、直属の上司は英語で?
部下、上司の中でも直属の部下、直属の上司は特別な存在ですよね。これらの英語表現もあわせて覚えましょう。
直属の部下は英語で、direct reportと言います。
部下はstaffなので、直属の部下と言いたい場合はstaffを使って表現すると思いますよね。しかしこれまでに紹介した部下を意味する英語表現は全く使わず、direct reportと表現します。インパクト大で覚えやすいのではないでしょうか。
これは直属の部下とのみ共有します。
I will share it only with my direct reports.
彼女には10人の直属の部下がいますが、さらに多くの人を管理しています。
She has ten direct reports, but manages many more staff.
直接の上司は英語で、直接的に関係のある、直近のという意味のimmediateを使って表現します。
このimmediateと先ほど紹介した上司の英語表現を使い、直属の上司は英語で、immediate boss、immediate supervisorまたはimmediate managerという表現になります。
直属の上司からいじめられていると感じています。
I feel I have been bullied by my immediate supervisor.
直属の上司とウマが合わない。
I don’t get along with my immediate boss.
※get along withでウマが合うという意味のイディオムです。
同僚や先輩など関連表現
ここからは、同僚や先輩、後輩など関連表現の英語を紹介します。
同僚
co-worker
colleague
associate
先輩
senior co-worker
senior colleague
senior associate
※単にseniorと言うこともあります。
後輩
junior co-worker
junior colleague
junior associate
※単にjuniorと言うこともあります。
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まとめ
上司や部下、同僚や先輩など職場の人間関係を表す英語表現を紹介しました。
部下と辞書で引くとsubordienateと出てきますが、実際のビジネスシーンで使われることはほとんどありません。理由は、subordinateには、服従または他者に下にランクされている人というネガティブなニュアンスが含まれているから。
ネイティブは、部下のことを、team member(ティームメンバー)やstaff(スタッフ)、assistant(アシスタント)と表現します。
今回のように、辞書に載っている英単語=ネイティブが使う英語ではないというケースは少なくありません。こうしたケースに対応するためには、海外ドラマや映画、ニュースなど、できるかぎり今使われている英語に多く触れることです。
英語マスターへの道は一朝一夕には実現できません。千里の道も一歩から。日々コツコツと英語学習をしていきましょう!