英語で「いらっしゃいませ」はWelcomeじゃない?レストランとお土産物屋さんでは異なるフレーズ
いらっしゃいませ。
お店に入ったときに、笑顔でこう言われると歓迎されている気持ちが伝わってきて、うれしいものですよね。
そんな歓迎の気持ちを表すいらっしゃいませ、英語ではどう表現するのでしょうか?
実は、この日本語のいらっしゃいませと完璧に一致する英語表現はありません。
ただ、英語圏でも入店してきたお客様に声がけすることはあります。
今回は、いらっしゃいませと同じように使われているお客様をお迎えする時の英会話フレーズ集を3つのシチュエーション別に紹介します。
また、お迎えの英語と合わせて覚えてほしい、お客様を見送る際に役立つフレーズも紹介するので、最後までしっかりと読んでくださいね!
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いらっしゃいませの英語表現ーレストランやアパレルなどのサービス業編
まずは、飲食店や洋服店、ホテルなどでの接客時によく使われるいらっしゃいませに該当する英語表現を紹介します。
いらっしゃいませ。
Hello.
Good morning.
Good afternoon.
Good evening.
How are you?
どこかで見かけたフレーズばかりですよね。
そうです。どれも挨拶のフレーズです。
日本では入店した際にすぐ、いらっしゃいませとお迎えします。海外ではその時間帯に応じた挨拶でお迎えします。
なお、日本ではいらっしゃいませに返事をする習慣はあまりありませんが、このシーンでの英語のいらっしゃいませは挨拶だということを忘れないでください。
挨拶を無視するのは失礼にあたります。海外旅行先などで店員さんからいらっしゃいませと挨拶されたらきちんと挨拶で返しましょう。
いらっしゃいませ。に続くレストランでのやりとりはこちらの記事が参考になります。
いらっしゃいませの英語表現ー観光地編
観光地の案内所や空港などでは、観光客に対してのいらっしゃいませの英語表現があります。
ようこそ東京へいらっしゃいました!
Welcome to Tokyo!
※Tokyoの部分は地名や国名など観光地の名称を入れます。
これこそ日本人が思い描くようこそいらっしゃいませの表現なので覚えやすいですね。
ただ、先に紹介した、レストランなどの店舗ではWelcome to ~!と表現することはあまりありませんので、シーンによって使い分けが必要です。
なお、Welcome to ~!と迎え入れられた際にはThank you.と返しましょう。
いらっしゃいませの英語表現ー家にゲストを迎える編
家にゲストを招いた際には、いらっしゃいと歓迎の意思を表現しますよね。英語ではこのように表現します。
いらっしゃい。
※直訳:来てくれてありがとうございます。
Thank you for coming.
※直訳:来てくれてうれしいです。
It’s great to have you here.
Nice to have you here.
I am glad to have you here.
※直訳:会えて嬉しいです。
Good to see you.
いずれの表現も直訳は違いますが、ゲストを迎え入れる歓迎の意思、いらっしゃいのニュアンスで使われます。
ゲストを迎える際には、歓迎の意思を表す他にも、次のような表現もあるので合わせて覚えましょう。
楽しんでくださいね。
I hope you have a great time.
ここには問題なく着きましたか?
Did you get here all right?
いらっしゃいと言った後に続けてもいいですし、単独で使ってもいいですよ。
大切なのは気持ちを込めて相手に伝えることです。
なお、ゲストとして招かれた側は、Thank you for inviting us.(ご招待ありがとうございます。)とお礼を言ってから、It’s a beautiful house.(素敵なお家ですね。)など、まずは褒め言葉から会話を始めましょう。
英語では会話を始めるきっかけとしてよく相手の持ち物(洋服やバッグなど)を褒めます。家に招かれた場合には相手の持ち物を褒めるのではなく、家や家具、周辺環境などを褒めるといいですよ。
褒めるフレーズに関してはこちらの記事が参考になります。
英語で別れ際に伝える気持ちの良いあいさつ
お客様やゲストを招き入れる場面で、いらっしゃいませなどと歓迎の意を示すことも重要ですが、相手が退店または退出する際に気持ちよく送り出してあげることも大事ですよね。
こちらもシーン別で紹介します。
お店を出るお客様を送り出す際の英会話フレーズ
レストランや洋服店などを退店するお客様を送り出す場合には、よい一日をといった挨拶が定番です。
お会計だけ済ませて終わりではなく、最後の一言があるとそのお店の印象がぐっと上がりますよね。
よい一日を。
Have a nice day.
Have a good day.
なお、このように言われたら、Thank you, you too.(ありがとう、あなたも。)と返しましょう。
観光客との別れ際の英会話フレーズ
観光案内所や観光地のレストラン、お土産物屋などで、これからまだ観光を楽しむ観光客との別れ際にはこのようなフレーズが役立ちます。
日本での滞在を楽しんでください。
Enjoy your stay in Japan.
I hope you enjoy your stay in Japan.
日本での旅行を楽しんでください。
Have a nice trip in Japan.
I hope you have a nice trip in Japan.
家に招いたゲストを見送る際の英会話フレーズ
家に招いたゲストを見送る際には、また来て下さいねという一言を添えると、別れ際の印象はぐっといいものになりますよね。
また来てくださいね。
I’m looking forward to having you again.
Looking forward to seeing you here again.
I hope you’d come again.
Please visit me again.
You are always welcome in my home.
※You are always welcome in my home.について、直訳ではうちならいつでも歓迎しますという意味になりますが、また来てくださいねというニュアンスで使われます。
また来てね!
Come again!
Come back again!
Come back anytime!
Don’t be a stranger!
※Don’t be a stranger!について、直訳だと知らない人にならないでねという意味ですが、知らない人にならないようにまた近いうちに来てねというニュアンスで使われます。
別れ際に役立つ英会話フレーズはこちらの記事が参考になります。
まとめ
いらっしゃいませの英語表現いかがでしたか?
新型コロナウイルスの水際対策である入国制限も緩和されつつある中、2021年は延期された東京オリンピックの開催、東京を中心に訪日外国人観光客が増えることは間違いありません。
多くの外国人旅行客を気持ちよく迎え入れるにあたり、まずは、いらっしゃいませの英語表現をマスターしましょう。
続いて、別れ際の挨拶もマスターすれば受け入れ態勢はバッチリですよ!