oh my god(オーマイガー)は英語で使ってはいけない?意味や使い方を例文解説
オーマイガー!オーマイガー!オーマイガー!
海外ドラマや映画、ドキュメンタリー番組などを見ていると、「オーマイガー」という叫び声をよく聞きませんか?
「オーマイガー」を発している人は、目を大きく見開き手を口の周りに当てて、驚きや感動を表現していることが多いですよね。
今回は、驚きや感動のリアクション「オーマイガー」の英語の綴り(つづり)や意味、使い方を例文とともに解説します。
また、「オーマイガー」は使わない方がいいという説に関して、その理由や対応方法も紹介していきます。「オーマイガー」をしっかりと理解して、気持ちの良いコミュニケーションを図りましょう!
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オーマイガー(Oh my God)とは?
「オーマイガー」は、ご存じの通り英語のOh my Godからきています。
Oh my Godのつづりだけ見るとオーマイゴッドですが、ネイティブの発音がオーマイガーと聞こえることから「オーマイガー」と書いたり言ったりする日本人も多いですよね。
ちなみにgodの発音はアメリカ英語とイギリス英語では異なります。実際にネイティブの発音で聞き比べてみましょう。
Oh my God
アメリカ英語:
イギリス英語:
いかがでしたか?オーマイガーに聞こえましたか?「オーマイガッ」や「オーマイゴット」でしたか?
オーマイガーとオーマイゴットの違いは何?と聞く人もいますが、違いはなく、同じOh my Godを指しているということがわかりますね。
Oh my Godの意味
では、このOh my Godの意味はなんでしょうか。
Oh my Godは、驚きや衝撃、喜びや感動、怒りや悲しみ、失望、絶望、そして苛立ちなどさまざまな感情をより強調する感嘆詞(かんたんし)です。
オーマイガー(Oh my God)を日本語で表現すると、こんな感じです。
なんてこった!
あらまあ!
うそ!?
マジか!?
えーっ!
やばい!
どうしよう!
信じられない!
そんなバカな!
嘘でしょう!
オーマイガーの英語でのつづり
Oh my Godは、基本的にフレーズの始まりの「O」とgodの「G」が大文字の「Oh my God」と書きます。
一神教であるキリスト教やイスラム教、ユダヤ教においては、God(神)は固有名詞なので、頭文字は大文字のGod。神道やヒンズー教など多神教においては全て小文字のgodになります。
Oh my Godはもともとキリスト教に由来するフレーズなので、誰が使う場合でもOh my Godと、大文字Godを使うのが基本です。
オーマイガーの使い方と返し方
オーマイガー(Oh my God)は、驚き、衝撃、喜び、感動、怒り、悲しみ、失望、絶望、苛立ちなどの感情をより強調して伝えるために使われます。
例文を通してオーマイガーの使い方、そしてその返し方も見ていきましょう。
A:なんてこった!今日学校あること完全に忘れてた!(絶望)
A:Oh my God! I completely forgot I had school today!
B:マジでか!
B:Seriously!
A:あれキムタクじゃない?
A:Is that Kimutaku?
B:えっ、どうしよう!そんなことあるわけないじゃん!(驚き/感動)
B:Oh my God! No way!
A:まじで!まじで!試験受かった!(嬉しい時/感動/喜び)
A:Oh my god! Oh my god! I passed the test!
B:わお。スゴイじゃん!おめでとう!
B:Wow. That’s awesome! Congrats!
A:信じられない…カギ失くした。(イライラ/怒り)
A:Oh my God. I lost my key.
B:マジで?
B:Really?
A:やばい!やばい!やばい!(パニック)
A:Oh my God! Oh my God! Oh my God!
B:どうかしたの?
B:Anything wrong?
A:やだ、なんてこと!やめなさいよ!(ショック)
A:Oh my God! Stop it!
B:ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったの。
B:I’m sorry. I didn’t mean to.
先に紹介した通りOh my Godの日本語訳はさまざまなものが考えられます。自分だったらどんなセリフを当てはめるか考えてみてください。自分の言葉でニュアンスを掴むことで、Oh my Godに自分の感情をより投影できますよ!
Oh my Godを使ってはいけない理由
海外ドラマや映画をはじめ、日常会話においてもOh my Godをよく耳にしますが、実は使ってはいけない、または使わない方がいいと言う説があります。
既に述べたようにOh my Godは、キリスト教に由来するフレーズです。God(キリスト教の神様)への信仰心が強い人の中には、軽々しくGodと口にされることを冒涜的と感じる人がいるからです。
実際に、アメリカなどキリスト教系の学校や家庭では、子供へのしつけとしてOh my Godを使わないようにと教えているところも少なくありません。
何も知らないでOh my Godを多用していると、不快に思われることもあります。God(神)を簡単に口にすることは、一部の人にとって失礼なことだとしっかり理解し、そういった人たちに配慮することが大事です。
特にフォーマルなシーンでは、使わない方がいいフレーズと言えるでしょう。
オーマイガーの類義語
Oh my Godと同じ意味で使える言い換え表現を5つ紹介します。
① Oh my
② Oh my gosh
③ Oh my goodness
④ OMG
⑤ Oh my gawd
①Oh my(オーマイ)
Godを除いたOh myだけでもOh my Godと同じニュアンスを表現できます。またMyだけのバージョンでも同様です。
マジか!こりゃ大変だ!
Oh my! What a mess!
②Oh my gosh(オーマイガッシュ)
Oh my goshもOh my Godの言い換え表現となります。
goshはGodという直接的表現を避けて、他の言葉(gosh)で置き換えた婉曲(えんきょく)表現です。goshは特に意味のある単語というわけではなく、ただ単にGodを婉曲的に言おうとした時の音にすぎません。
また、Gosh!(ガッシュ)一言だけのバージョンもあります。
なんてことなの!寂しかったわ。
Oh my gosh! I missed you so much.
③Oh my goodness(オーマイグッドネス)
Oh my goodnessも、Oh my Godの言い換え表現としてよく使われています。
Oh my goshと同じでGodに似ている音としてgoodnessが利用されています。女性、特に年配の人が使っている傾向があります。
やばっ!超美味しい!
Oh my goodness! It’s so yummy!
④OMG(オーエムジー)
OMGは、メールやチャットで使われるOh my GodやOh my gosh/goodnessを短縮したスラングです。
日常会話でもそのまま「オーエムジー」と発音して使われることもあります。Godだけ曖昧にするために、Oh my G(オーマイジー)と言うバージョンもあります。
うそっ!まじイケメン。
OMG! He is dope.
※dopeは、「かっこいい」「イケてる」という意味のスラングです。
⑤Oh my gawd(オーマイグァアド)
Oh my gawdは、イギリス人のGodの発音をスペルアウトするとgawdになることから、Oh my gawdと表記したものです。
この場合、スペルを変えただけで発音も意味もGodなので、Oh my Godを不快と感じる人にとっては、何ら変わらない不快な表現です。Oh my Godと同じく使用には注意が必要です。
なんてこった。そりゃ悲しい。
Oh my gawd. That’s sad.
まとめ
「オーマイガー(Oh my God)」は、驚きや感動といった感情をより強調するために使われるフレーズです。映画やドラマで見るように、日常生活においてOh my Godをよく使うネイティブはたくさんいます。
しかしながら、キリスト教が由来のこのフレーズでGod(神)という言葉が使われていることから、Oh my Godのフレーズを快く思わない人が多くいるのも事実です。
そのため、友人が使っているから自分も使うといった感覚はおすすめしません。友人や家族に対して使った場合でも、そのフレーズが意図せず耳に入ってしまう第3者もいるのです。
「Oh my」だけや「Oh my goodness」などの言い換え表現は、人を不快にすることはありません。
オーマイガーのニュアンスを理解したうえで、言葉に出す際には言い換え表現を使うようにしましょう。