肩こりを英語でstiff shoulderと言わない?neckを使う意味などを例文解説!
勉強や仕事で長時間パソコンに向かうことの多い現代人。
ずっと同じ姿勢を続けているために、肩こりに悩まされている人も多いのではないでしょうか。
多くの人が抱える悩み、肩こりを英語で表現できますか?
肩は英語でshoulderですが、実は肩こりの表現にはshoulderを使わず、neckを使って表現します。
今回は肩こりのほかにも、腰痛や目の疲れなど、慢性的な体の不調を表す英語表現を紹介します!
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肩こりはshoulderではなくneckを使う
肩こりを直訳すると、stiff shouldersになります。stiffは形容詞で、硬い、凝った、スムーズに動かない、などの意味があるので、stiff shouldersはこった肩、ということですね。
でも、これだと日本人がイメージする肩こりの意味が伝わりません。というのも、英語のshoulderは、肩と腕の付け根の部分を指すからなんです。日本語で肩こりと言ったときの肩が表す部位よりも、少し外側にずれていますね。
では、肩こりはなんと言えばいいのでしょう?
正解は、stiff neckです。have a stiff neck で肩が凝る、肩が凝っているの意味になります。
「あれ?肩こりなのにneck?」と思った人もいるでしょう。neckは首の付け根から肩にかけての中央のエリアを指します。
日本語では肩こりですが、英語ではneckを使って、首こりと表現するんですね。
最近働きづめで、肩が凝ってるんだよ。
I work very hard these days, and I have a stiff neck.
ちょっと運動が必要だね。
You need some exercise.
ひどい肩こりだ、肩こりがひどいと言いたいときは、stiff neckの前にbadやterribleをつけて、以下のように表現します。
ひどい肩こりなのよ。ガチガチなの。
I have a bad stiff neck. It’s almost frozen.
肩こりがよくなる
肩こりがよくなるは、stiff neckを主語にして、get better、feel better を使って表現します。
お風呂に入ったら肩こりが解消された。
My stiff neck felt better after I took a bath.
肩こりを治したかったら、スマホばかりしてちゃだめだよ。
If you want your stiff neck get better, don’t spend so much time on your smartphone.
肩こりを治す/ほぐす
動詞fixの目的語をstiff neckにすると、肩こりを治すの意味になります。fixは治す、修復するの意味ですね。
この地域の温泉がおすすめだよ。肩こりに効くことで有名なんだ。
I recommend hot springs in this area. They are famous for fixing your stiff neck.
肩こりは塗り薬などで治す場合もありますが、マッサージやヨガなどでほぐすこともよくありますね。
肩こりをほぐすと言いたいときは、loosen up、relieveを使います。
loosenは、形容詞のlooseが動詞になったものです。looseはルーズと読みますから、ピンときますね。
時間にルーズ、ルーズな服装、などと言うときの緩いという意味で、ルーズな状態にする、つまり、ほぐすという意味になります。
このホテルのスパでは、首の凝りをほぐすトリートメントを受けることができます。
The spa in this hotel gives you a treatment to loosen your stiff neck.
肩こり以外の慢性的な体の不調を表す表現
ここからは、肩こり以外の慢性的な体の痛みや不調を表す言葉を紹介していきましょう。
腰痛
腰痛の前に、腰って英語で言えますか?waistかな?と思うかもしれませんが、waistは腰のくびれた部分を指しますのでちょっとちがいます。
正解は、low back または、lower back。英語では、背中から腰にかけての部位をbackと言い、腰はそのうちの下の半分なので、位置が低いの意味のlowまたはlowerを使って表現します。
腰痛はlow back pain または、lower back painとなります。
ひどい腰痛なんだってね。
I heard you have bad low back pain.
ああ、そうなんだよ。お医者さんには姿勢が悪いせいだって言われたんだけどね。
Oh, that’s right. The doctor said that my bad posture causes the pain.
ちなみに、「ぎっくり腰」はstrain one’s back と言います。strainは体などを酷使して痛める、筋などを違えるという意味の動詞です。
棚を動かそうとしたらぎっくり腰になった。
I strained my back when I was trying to move the cabinet.
関節痛
関節痛がある、体の節々が痛いはhave joint painと言います。jointは接合する部分という意味なので、骨と骨の接合部分、つまり関節の意味ですね。
高齢の人はたいてい関節痛がある。
Most elderly people have some joint pain.
先月インフルエンザにかかったときは、高熱が出て、体の節々が痛かったよ。
I had a high fever and joint pain when I caught the flu last month.
インフルエンザは英語でinfluenzaですが、日常会話では the fluと言うのが一般的です。fluは必ず冠詞theをつけ、the flu の形で使います。
特定の部位の関節痛を言い表すときは、下記のように表現します。
足首が痛いのよ、特に階段を上り下りするときにね。
I have ankle joint pain, especially when I go up and down the stairs.
膝が痛いって言ってたよね?その箱は僕が運ぶよ。
You said you have a painful knee. I’ll carry the box for you.
目の疲れ
長時間パソコンやスマホを使って目を酷使していると、目がシパシパしたり、かすんだりしますよね。このような眼精疲労、目が疲れる症状は、英語ではeye strainと言います。
残業のせいで目の疲れがひどいんだよ。
I have severe eye strain because I work overtime.
暗い部屋でテレビを観ないでって言ったでしょ。目に悪いよ。
I told you not to watch TV in the dark room. You’ll strain your eyes.
もっとシンプルに、目が疲れたと言ってもOKです。
長いことパソコンの画面を見てたから目が疲れたよ。
My eyes are so tired after looking at the computer screen for a long time.
まとめ
今回は、肩こりを始めとした、体の不調を表す表現を紹介しました。
neckやshoulderの単語は知っていても、指している部位が日本語のイメージと少し違うというところがポイント。腰も同様で、low back(背中の下の部分)という表現を使います。
こういった表現は、知っていないと会話で使うのはむずかしいものです。
正確な単語を覚えて、何度も口に出すことによって、ぱっと使えるようになりたいですね。