夕方を英語で?eveningの時間帯をはっきり伝える3つの表現
夕方には帰ります。
夕方から雨らしいよ。
夕方までに仕上げてね!
こうして意識して見てみると、夕方という言葉は、日常生活でもビジネスシーンでもよく使われていますよね。そうです。夕方は、日々の生活において欠かせない頻出単語!
では、この重要単語である夕方を、英語で表現できますか?
ぱっと思いつくのは、やはり、eveningでしょう。
この記事では、夕方の英語表現がeveningで合っているのか、それとも違うのか?から始め、朝、昼、夜など時間帯の英語表現を総合的に見ていきます。
あわせて、夕暮れや夕焼けなど夕方に関連した言葉の英語表現も紹介します。
この記事では、発音付きの例文が盛りだくさん。日常英会話でそのまま使えますよ!
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夕方の基本表現
夕方を表す最も基本的な英語は、eveningです。
まずは、発音を確認しましょう。
夕方
evening
カタカナ表記ではイブニングと記されることが多いですが、実はイーブニングが近い表記。発音のアクセントは頭のEに置く点にも注意が必要です。
次に前置詞との組み合わせによる、eveningの使い方を例文と共にみていきましょう。
私たちは夕方にリラックスするのが好きです。
We like to relax in the evening.
※in the eveningで、夕方にという意味になります。
私たちは土曜日の夕方に映画を観に行きます。
We go to see a movie on Saturday evenings.
※特定の日の夕方を示すには前置詞onを使います。日付の場合は、on the evening of Nov 6(November 6)の形で、11月6日の夕方にとなります。
彼は今日の夕方残業しています。
He’s working late this evening.
※this eveningで、今日の夕方または今日の夕方にという表現です。
君たち明日の夕方は何する予定?
What are you guys doing tomorrow evening?
※tomorrowは明日という名詞だけでなく、形容詞として明日のという用法があります。そのため、tomorrow’s morningという表現は間違い!
なお、SNSやチャットなどでは略して、tmr eveまたはtmrw eveと書かれることもあります。Eve(大文字のE)と略すと前夜と誤解されてしまうので、eveningの略は、小文字表記でeveとします。
祖父母はいつも夕方家にいます。
My grandparents are at home every evening.
※every eveningで、毎夕または毎晩という意味です。
昨日の夕方電話したよ。
I called you last evening.
※昨日の夕方は、last eveningまたはyesterday eveningと表現します。
ある日の夕方、彼女は姿を消しました。
One evening she disappeared.
※one eveningには、ある夕方の意味以外に、一晩という意味もあります。
朝から夕方までずっと勉強しました。
I studied from morning to evening.
※朝から晩までの定番表現として、from dawn to duskというフレーズもあります。
夕方までにはできません。
I can’t finish it by the evening.
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夕方の細分化した表現
夕方を表す一般的な表現は、eveningと言いました。
朝 morning
昼 afternoon
夕方 evening
夜 night
中学校レベルでは、1日を4つの時間帯に区分するため、これらが時間帯を表す基本の英語となります。
これらの表現は、昨日の夕方はテレビを観てたよ(I watched TV last evening.)、など大雑把な時間帯の認識でいい話ならなんの問題もありません。
しかし、このレポートは夕方が期限だよ(The due date for this report is this evening.)のように、より時間感覚に重きが置かれた会話の場合、相手との理解にズレが生じてしまう可能性があります。というのも、朝や夕方といった大きな時間区分には、何時から何時を指すかという明確な世界的基準はないからです。
朝、昼…といった区分の表現は、住む地域や個人の感覚によって異なるものなのです。つまり、人により夕方が指す時間帯も異なるということ。
では、時間区分に対する理解のズレをできる限り無くすためにはどうすればいいのでしょうか?
もっと細かなニュアンスで時間帯を表現すればいいだけです。
とうことで、ここからは、夕方の理解のズレを減らすため、時間帯をできる限り限定できる表現を紹介します。
夕方を細かなニュアンスで区別した英語表現は3つ。
まずは、発音を確認しましょう。
①around 4 to 6pm(around 〇 to 〇pm)
②late afternoon
③early evening
では、それぞれの意味とニュアンスを詳しく見ていきましょう。
①around 〇 to 〇pmで夕方を表現
around 〇 to 〇pmで、正確に時間を示すことができます。夕方がどの時間帯かは、住んでいる地域や人によって異なります。会話相手との理解のズレを無くすことができる、最も正確な表現方法です。
自分が指す夕方が午後3時から5時の時間帯であれば、around 3 to 5pmと表します。
②late afternoonで夕方を表現
late afternoonはネイティブの感覚で、だいたい午後3時から6時の時間帯を指します。
afternoonは午後、lateは遅い方。つまり、昼間の後半というイメージで使われます。
③early eveningで夕方を表現
early eveningはネイティブの感覚で、だいたい午後5時~7時の時間帯を指します。
アメリカの天気予報で使われる定義(サマータイムを除く)でeveningは、午後6時から9時の時間帯を指します。それにearlyを付けているので、午後5時~7時が、early eveningの指すところです。日本の夕方が指す時間帯に近いですね。
英語で夕方の挨拶は?
日本語での夕方の一般的な挨拶は、こんばんはですよね。英語圏では夕方にどのような挨拶をするのでしょうか?
英語での一般的な挨拶は、Good evening.です。日が暮れて暗くなってきたと感じたら、Good evening.を使うのが自然でしょう。
また、HelloやHiは、一日中使える万能な挨拶なので、迷った際にはHelloやHiで乗り切ってもいいですね。
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夕暮れや夕焼けなど関連表現
最後に、夕暮れや夕焼けなど夕方に関連した英語表現を紹介します。
夕暮れ
dusk
※twilightも夕暮れ時に使う単語です。ただ、twilightは、日の入り直後で太陽は見えないけどまだ明るい状態を限定した言葉。カタカナのトワイライトでも知られていますね。
夕焼け
sunset
※夕焼け空は英語で、red skyと表現されます。
夕方の散歩
evening walk
※夜の散歩は、night walkと言います。
夕方の空
evening sky
宵(よい)
evening
※日本語では宵と情緒ある表現ですが、英語ではeveningと訳されてしまいます。
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まとめ
夕方の英語表現を紹介しました。
夕方の基本表現は、eveningです。
日本語でも英語でも、夕方(evening)では指す時間帯が人の感覚により異なってしまいますよね。何気ない日常会話ではevening(夕方)を使っても支障はありません。
しかし、ビジネスシーンなど時間感覚に重きを置く会話では注意が必要です。
夕方は夕方でも時間に重きを置きたい場合には、より細分化した英語表現を使いましょう。
①around 4 to 6pm(around 〇 to 〇pm)
②late afternoon
③early evening
これら3つのニュアンスをしっかりと理解することで、ズレのない会話ができますよ!