ミステイク(mistake)の意味と使い方|missとの違いや読み方と例文フレーズ集
仕事上やテストでうっかり間違えてしまった場合、日本語の日常会話ではミスった!という表現が使われます。ミスるは、不注意や、意思とは違う間違いをしてしまった際に使われます。
英語では、ミスをしてしまった時はどう伝えたらいいでしょう?例えば日本語の感覚でI miss○○と言うと間違えたという意味とは違う意味として伝わってしまいます。
英語で間違いをしてしまったと伝える場合はmistake(ミステイク)を使うのが一般的。そこで今回はmistakeの意味と使い方、missとmistakeの違い、Miss、Ms、miss の違い、mistakeとerrorの違いを紹介します。
それでは早速みていきましょう!
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mistakeの意味とは
先ほど説明した通り、うっかり間違えてしまった場合にはmistakeという単語を使います。
mistakeには判断・思考などのミス、間違い、誤解、思い違いという意味があります。細かく言うと、失敗、誤り、間違いといった名詞と、間違えるという動詞として使われます。
以下でmistakeの活用形を確認してみましょう。
mistake(原形)
mistook(過去形)
mistaken(過去分詞)
さて突然ですがここでクイズです!
自分が何かをうっかり間違えたと伝えるフレーズは以下の3つの内どれでしょう?
1) I am mistake.
2) I made a mistake.
3) I mistook.
1)の場合、自分自身が不作の人物であるという意味になります。また相手にYou are mistakeと言ったとすると、相手の人格を傷つける言い回しになってしまいます。
正解は2)で、I made a mistakeで間違えたという意味になります。
3)のように過去形を使ってI mistookと言いたくなる気持ちは分かります。
しかし、made a mistakeで間違えたです。mistookは人違いや見間違いした時などに、I mistook you for my friendのようにI mistook~ for○○の形で、○○と見間違えたという意味で使われます。
こういったニュアンスの違いで伝わり方が変わる点が英語の面白いところ。日本人が間違えがちな言い回しを先に知っておくことで、伝わる英会話が出来るようになり、コミュニケーションがもっと楽しくなります。
mistakeの使い方
mistakeの意味が分かったところでmistakeを使った英語表現を4つ紹介します。
①make a mistake / made a mistake
まずは先ほどのクイズにも出てきたフレーズです。makeかmadeかの違いはmake a mistakeは間違いを犯す、made a mistakeは間違えたとの意味合いになります。
間違えることは過去形の事が多いので、made a mistakeの方が使われる機会の方が多いですが、makeを使った表現を使うことも可能です。
例えば誰かが間違いをして落ち込んでいて励ましたい場合には、こんな声掛けができます。
大丈夫だよ。誰でも間違いをしてしまうものだよ。
That’s fine. Anyone can make a mistake.
②by mistake
by mistakeには間違えて、手違いでという意味があります。
この郵便は手違いで私たちに送られてきたようだね。
I think this mail was sent to us by mistake.
③my mistake
my mistakeは自分が間違えてしまった時に使います。
謝罪の意味合いとして使うこともあります。日本人はすぐにsorryと言ってしまう文化がありますが、ネイティブは相当重要な状況でない限り、oopsやmy mistakeというカジュアルな表現で済ますことが多いです。
おっと、ごめん!
oops! my mistake!
④mistook A for B
前項のクイズにも出てきた見間違いの表現です。mistook A for BはAとBを見間違えたという意味になります。
私はその人を歌手の方と間違えて、サインをお願いしてしまった。
I mistook him for a singer and asked him for his autograph.
使い方合ってる?do mistakeとtake mistake
時々、do mistakeやtake mistakeという表現を使う人がいますが、結論から言うとこれは不正解です。既に間違いを犯してしまった場合はmade a mistakeを使いましょう。
ただtakeを使ってはいけないというルールはなく、以下の様にtake a misteke seriouslyと言うと、ミスを真剣に受け入れるという意味になります。例えば、お母さんが子供に注意したものの子供がおどけて聞かない時などにtake a mistake seriouslyを使ったフレーズが使われることも。
ミスを真剣に受け止めなさい。
You need to take a mistake seriously.
missとmistakeの違い
missはなくす、逃す、~がいなくて寂しいと言う意味になり、間違いと言う意味合いはありませんのでご注意を。例えば、I missやI missedと言うと何が寂しいの?と突っ込まれる可能性もあります。
愛しの我が家が恋しかった。
I missed home sweet home.
Miss、Ms、miss の違い
missとmistakeの違いは前項で紹介しましたが、missとよく似たスペルであるMissは頭文字が大文字に変わると女性の敬称として使われます。
missとMissの違いは敬称か敬称でないかです。敬称として使うMissは頭文字が大文字にします。例えば誰かに手紙を書くときMiss Mihoと書くとミホさんへになりますが、miss Mihoと書くとミホが寂しいという意味になってしまうので注意しましょう。
英語の女性の敬称は3種類あります。以下は英語での女性敬称のおさらいです。
Miss. (未婚の女性、小さい女の子にも使える)
Ms. (既婚/未婚に関係なく女性に使える ※ビジネスシーンでよく使われます。)
Mrs.(既婚女性)
mistakeとerrorの違い
間違いにも色々種類がありますが、機械的な間違いにはerrorを使いましょう。
errorは正しい数値と、計算・測定された値との間に誤算やズレがある場合に使います。身近なところで言うと、コンピューターの警告ではmistakeとは表示されず、errorと表示されます。
豆知識・ミステイクン・ポイント
mistakeという単語にちなんで、豆知識を1つ紹介します。
カナダ東部にはMistaken pointと呼ばれる世界遺産があります。Mistaken pointは、2016年に正式に世界遺産登録され、なんと5億年以上前の生物の化石を目にすることができます。
Mistaken pointを直訳すると間違った場所という意味になります。名前の由来は悪天候の際、船乗り達が9kmほど離れたレース岬(Race cape)と間違え、この名がついたとされています。
きっと船乗りたちも気がついた時には、oops! I made a mistake!と思ったことでしょうね!
まとめ
今回は、mistakeの意味や使い方を紹介しました。
間違いは誰にでもあるものですが、記事内で紹介したYou are mistakeなど人格を傷つけてしまうような言い回しは避けたいもの。フレーズ例を参考に間違いも楽しみながら英会話を楽しんでくださいね!
チャンスをつかもう、失敗をしよう。そうやって成長するのだから。
Take chances, make mistakes. That’s how you grow.
ーアメリカ女優Mary Tyler Mooreの格言