recommendの使い方!人to do・to不定詞・動名詞など用法を例文解説
日常会話だけではなく、ビジネス英会話でも頻出の英単語「recommend」。この単語の意味や使い方をすぐに答えられますか?
意味や使い方だけではなく、recommendに似た意味を持つ言葉とのニュアンスの違いを正確に覚えることも英語力向上への第一歩。適切な単語を選べるようになるとネイティブとの会話もスムーズに進むようになりますよ!
本記事を参考に、recommendを使いこなせるようになりましょう。
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recommendの意味と読み方は?
recommendはリコメンドと発音します。
日本語でも何かをおすすめするときにリコメンドという言葉を使うことがあるので、聞いたことがある方もいるかもしれませんね。音声を聞いて正しい発音を確認しましょう。
リコメンド
recommend
recommendは他動詞として使われる場合がほとんどです。他動詞の場合は、(人や物事を、人に~すべきであると)薦める、推薦する、(~すべきと)勧告するなどといった意味で使われます。
また、recommendは形容詞としては使いませんが、recommendedという形容詞が存在します。この形容詞recommendedは「お勧めの」という意味で使われ、通常商品やサービスなどの紹介や推薦に使われます。
例えば、a recommended bookで、「お勧めの本」という使い方があります。なお、英語の「recommend」には省略形はありません。「recommend」はそのままの形で使われ、省略されることはありません。
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recommendの使い方・用法
recommendの後に何を置くかで用法が変わってきます。ここからは、recommendの主な使い方を見ていきましょう。
recommendの使い方・用法①recommend 名詞/recommend 動名詞
recommendの使い方として最もよく使われる形は、recommendの後ろに名詞または動名詞が続くものです。この場合の名詞や動名詞は目的語の扱いになり、~することを薦めるという意味になります。
私はこのレストランをおすすめする。
I recommend this restaurant.
彼女はそのレストランを友達に推薦しました。
She recommended the restaurant to her friends.
※recommendedはrecommendの過去形です
「recommend to 人」の形で使う場合、「to 人」は「その人に対して」という意味を持ち、上記の例文のように名詞や代名詞を目的語にして「何を推薦するか」を表します。
ただし、動詞を目的語にする場合にはこの形は使えず、次の例文のように「recommend 動名詞(ing形)」の形や、次の章で説明する「recommend that s v」を使う必要があります。
その記事は落ち込んだ時は散歩に行くことを薦めている。
The article recommends going for a walk when you are depressed.
ing形が続いても動詞ではなく目的語の役割を担っているので、現在進行形として訳さないよう注意してください。
recommendの使い方・用法②recommend that s v
recommend that s v(recommend that +主語+動詞)もよく使われる表現です。
TOEICやIELTSなどの英語試験で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
recommend that s vは、(文頭の)主語が~することを薦めるという意味になります。この場合、that以下の動詞の形に注意しなくてはなりません。まずは例文を見てみましょう。
彼女が中国語を毎日勉強することを薦める。
I recommend that she study Chinese everyday.
that以下の主語であるsheは三人称単数なので、動詞にはsをつけるのが鉄則ですよね。この例文では主語がsheであるのにも関わらず、動詞が原形のまま使われていることに気が付いたでしょうか。
なぜsheの後の動詞が原型かというと、recommend that s vの構文では「仮定法現在」が用いられるためです。
仮定法現在は、提案や要求、命令の意味を持つ動詞や形容詞の後に用いられ、その後にくるthat節では、主語が三人称単数であっても動詞の原型が使われます。
このように、提案や勧告などを表す動詞の後のthat節なのかどうかを文脈から読み取り、主語や時制に合わせて三人称単数現在形や過去形などにしないよう気をつけましょう。英語力が高い人ほど間違えやすいポイントなので注意してくださいね。
recommendの使い方・用法③recommend人to do
recommend人to do(recommend+人+to 不定詞)の形でも、~を薦めるという意味になります。
私は彼に運動するように薦めた。
I recommended him to work out.
なお、「recommend人to do」と似た形である「recommend to do」という形は文法的に誤りです。また、ここで紹介した「reccomend 人 to 不定詞」の形は文法上は間違いではないものの、頻繁に使われる表現ではありません。
recommendを使って何かを勧める場合には、先ほど解説した使い方である①「recommend 名詞(to 人)」、「recommend 動名詞(ing形)」か、②「recommend that s v」の形が使われるのが一般的です。「人 to 不定詞」の形で使いたい場合は、次の項目で説明するsuggestやadviseが代わりに使えますよ。
>>suggestion?proposal?提案するとき・提案を受けるときの正しい英語表現
recommendとsuggest、adviseの違いは?
recommendと似た意味を持つ代表的な単語は、suggestとadviseです。ここからは、recommend、suggest、adviseの3つのニュアンスの違いについて詳しく見ていきましょう。
recommendを使う場面
recommendは、相手に自信を持っておすすめするときに使う単語です。
主に、目的達成のためにするべきことを伝えるときや、自信をもって提案し相手におすすめするときに使います。相手にとっていいことを伝えるときはrecommendを使うと覚えると分かりやすいでしょう。
recommendとsuggestの違い
recommendは自信を持って提案するのに対し、suggestは控えめにおすすめするというニュアンスが強い表現です。
また、suggestは、recommendやこのあとに紹介するadviseと比べてカジュアルな表現でもあります。ちょっとした提案をするときには、suggestを使いましょう。
recommendとadviseの違い
adviseは専門家や権威のある人がおすすめする、忠告するような場合に用いる言葉です。
そのため、recommendやsuggestと比較して強い提案をするときに使われ、かつフォーマルな表現です。recommendとどちらを使うべきか迷ったら、主語となる人物がどのような立場にいる人なのかを考えると良いでしょう。
adviseは日本語のアドバイスと同じようなニュアンスで、助言のような意味合いが強くなっています。そのため、~したほうがいい、~しないほうがいいといった使われ方をする場合もあるので併せて覚えましょう。
>>メニューで使う英語をマスターしよう!海外のレストランで本当に食べたいものを注文するには?
recommendを使った英語表現5選
ここまでは、recommendの意味や使い方、類似表現との違いを見てきました。recommendについて理解が深まったのではないでしょうか。
それでは最後に、recommendを使った英語表現を見ていきましょう。
recommendを使った英語表現①I would recommend
I would recommendは、相手に何か提案をするときに使われる表現で、「~をおすすめする」という意味があります。I recommendということもできますが、wouldを使うことで丁寧な表現となるのでwouldを使うようにしましょう。何かを提案したいときに簡単に使える表現といえます。
私はあなたに良い本をお勧めします。
I would recommend a good book to you.
また、I would like to recommend a good book to you.にすると、「私はあなたに良い本をお勧めしたいです。」という「したい」という希望を含む表現ができます。
recommendを使った英語表現②My recommendation is〜
recommendの名詞形であるrecommendationを使ってmy recommendation is〜とすることで、私のおすすめは〜です、という意味になります。
英文を作成するとどうしてもIから始まる文章が多くなってしまうので、このように人ではなく物を主語にして文章を組み立てるテクニックも身に付けていきましょう。
recommendを使った英語表現③strongly recommend that〜
何かを強くすすめたい場合は、強くを意味する副詞stronglyを使ってstrongly recommend that(〜を強くすすめる)と表現できます。
名詞形のrecommendationと合わせて使いたいときは、make a strong recommendationとすることもできますよ。
recommendを使った英語表現④highly recommend
食べ物や飲食店、コスメなど、自分のイチオシのものを伝えるときに使える表現がhighly recommendです。
主語には人と物、どちらも使えますが、物の場合はhighly recommendedと受け身になる点に注意してくださいね。
recommendを使った英語表現⑤Any recommendations?
おすすめを尋ねるときには、Do you have any recommendations?と言うことが一般的。友人や家族など親しい間柄に対しては、Any recommendations?と聞くこともあります。
これはカジュアルな表現なので、相手によっては失礼な言い方になってしまいます。目上の人には使わないようにしてくださいね。
このほかにも、おすすめを聞く丁寧な表現方法としてCould you tell me your recommendations?があります。丁寧なもの、カジュアルなもの、どちらも覚えることでそれぞれのシーンに合わせた使い方ができるようになりますよ。
recommendの使い方!人to do・to不定詞・動名詞など用法を例文解説まとめ
今回の記事ではrecommendに着目し、recommendを使った様々な表現や似た意味の単語であるsuggestやadviseとの違いについて解説しました。
何かをおすすめしたいときの表現の幅が一気に広がったのではないでしょうか。recommendは、日常会話だけでなくビジネスシーンでも出番が多い表現なので、この記事で学んだ表現を会話の中で取り入れてみてくださいね。