仮定法「If…」が分かる英文法解説!どんな時にどんな風に使うのか

今回は「仮定法」についてご説明します。
仮定法がわからないとお悩みの方も多いかと思いますので、覚え方をご紹介します。
そもそも仮定法というのは、読んで字のごとく「何かを仮定すること」に使います。
仮定法が必要になるケースというのはそれほど多くありません。
日常会話の中で「仮定法がなければ会話が成立しない」ということはほとんどないと言っていいかもしれません。
ただ、不可能なことをあくまで「仮定」することで、話の幅を広げることができるというメリットがあります。
色々な表現ができる人を目指して勉強してみてください。
“If I were a bird, I would fly”
仮定法を覚えるための、基本文をご紹介します。
“If I were a bird, I would fly.”
この文章で説明していきます。
これをベースに説明をしていきたいのですが、仮定法というのは基本的に何かを仮定するために使います。
この場合ですと「実現不可能なことを想像しながら話すとき」に使う表現となります。
ここでひとつ質問をします。
” If I were a bird,” これを訳すと「もし私が鳥だったら」という表現になりますが、あなたは鳥になる事が出来ますか?
もちろん答えはNo。
人間は鳥になれません。
ということは「鳥になる」という不可能なことを頭の中で想像して仮定しています。
仮定法はこちらの記事も参考になります。
⇒サービス業などで使える英会話!「よろしければ~」を英語で言うと?
不可能なことを仮定
不可能なことをするということは、仮定をしているんです。
「不可能なんだけども」「これが出来ないのはわかってるんだけども」「○○したら」というニュアンスを伝えたい時は、この仮定法が活躍する時です。
仮定法で多用する単語の使い方はこちらをご参考に。
⇒could・would・shouldをの使い方
過去形来る
“If I were a bird, I would fly.”と先ほど、例文でご紹介しました。
ここで注目してもらいたい点が、まずwasかwereかということです。
文法的には”were”が正しいのですが、これを細かく説明していきます。
”If I”のあと”were”という過去形が続きます。
“If I 過去形”です。
過去形だった”was”でも間違いではありませんが、文法上にはときどき例外もあります。
”were”というのが仮定法では正しいといわれていますが、日常会話の中で” If I was”と言う人も結構多くいます。
ですので、どちらを使ってもかまいませんし、もし相手から言われた時のことを想定して両方とも覚えておくのが一番いいでしょう。
仮定法の実際の使い方に関してはこちらもお役立ちです。
⇒英語で「来月いっぱいで辞めたいのですが」の2つの言い方
wouldが来るのが形
そして”If I were a bird”の次は、”I” ”would”が来て、”fly”という形になります。
これが決まった形だと覚えて下さい。
“If I 過去形” ”I would ◯◯”
これがひとつの形です。
これで、
「もし私がなになにだったらば、I would ◯◯」
という意味になります。
それでは例文をいくつか作っていきたいと思います。
不可能な事というのは主に妄想のことになります。
「鳥になる」というのも妄想ですし、他にも例えば「宝くじが当たったら」という仮定も妄想です。
「宝くじが当たったら」と考えるときにうきうきしながら「あんなことしてこんなことして」と思っている時点で、これは妄想なので、仮定法を使うことが出来ます。
ですので ”If I” のあとに過去形が来ると言いましたが「宝くじに当たる」というのは”win”が使われます。
「勝つ」という意味です。
”win” の過去形を使って言うと、
”won the lottery”と言い、
「もし私が宝くじに勝ったら」というのが直訳になります。
”,I would” まで言ったら、自分がやりたい事をこの後につなげればいいのです。
”I would buy a house.”
「家を買うでしょう」
でもいいですし、
”I would quit my job.”
「仕事を辞めるでしょう」
もいいですし、
”I would go around the world.”
「世界中飛びまわるでしょう」
というように、「あんなことしようこんなことしよう」という妄想の世界を話す時に、仮定法を使う事が出来ます。
”If I” で過去形、そして ”,I would” で妄想の中で自分がやりたいことというのをつなげれば、ちゃんとセンテンスを作ることが出来ます。
これだけでなくて、他の文章も考えてみましょう。
例えば
”If I could time travel”
「もし私がタイムトラベル出来たら」というものです。
SF映画を見た後に使えそうな一文です。
“If I could time travel, I would go see my grandma.”
「もし私がタイムトラベル出来たら」”could”は過去形です。
その想像の中で、私が何をするかと言うと、
“I would go see my grandma.”
「死んだおばあちゃんのところに会いに行くでしょう」。
という文章です。
覚えなければいけないのは、
「もしなになにだったら」は「もしこんな状況だったら」と考えること。
これはイコール妄想していることになるので、実現できないことを考えていることがほとんどです。
そういう時というのは
”If I過去形”ときて”I would なになに”
という風に言うと、
「もしなになにだったらなになにするでしょう」
という文章を簡単に作ることが出来ます。
もう方程式と同じなので、これさえ覚えてしまえばいくらでもセンテンスが作れます。
これは是非、覚えてしまって下さい。
まとめ
仮定法を作るときには、今回紹介したように頭のなかで、普段できないことを想像してみるとスムーズに作ることができます。
また、文法は決まっているので、そのままセンテンスごと覚えるようにしましょう。
仮定法で過去形を使うときには、「I」の後には「were」を使うことが一般的ということも、おさえておきましょう。
仮定法を使う場面は、日常生活のなかでそこまで多くはないかもしれませんが、表現の幅を広げることができるものです。
そのため、文法を含めて覚えておくとよいでしょう。
一度文法を覚えてしまうと、センテンスを作ることが簡単にできるでしょう。
動画でおさらい
これでわかる!仮定法の使い方を、もう一度、動画でおさらいしてみましょう。

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